更新日:2021年06月9日
車の停止を知らせるのに欠かせないのがブレーキランプです。
ヘッドライトと同じように、ブレーキランプもいつかは切れてしまい、点灯しなくなります。
ブレーキランプが切れた状態での走行は危険であり、ランプ切れに気がついたら、早めに交換しておきます。
この記事で、ブレーキランプの交換方法をご紹介します。
目次
ブレーキランプが切れているか確認する方法
ブレーキランプは、車の後にあるランプなので、切れていてもなかなか気がつきません。
片方だけ切れていることも多いです。
多くの車のブレーキランプは白熱球かLED電球を使っており、寿命がくると点灯しなくなります。
ブレーキランプは、ペダルを踏んだときに点灯するので、切れているか確認するならば誰かに協力してもらいます。
エンジンをかけてペダルを踏んでもらい、その状態でブレーキランプがついているか確かめれば確認できます。
ひとりで確認するときは、コンビニなどの駐車場で、店舗の壁や駐車場の壁にブレーキランプの明かりを反射させて、点灯しているかどうか確かめられます。
一部の車種では、球切れ警告灯があるので、説明書を見てみると良いでしょう。
ブレーキランプの寿命
ブレーキランプは、フィラメントの白熱球とLED電球の2つがあります。
それぞれの寿命は以下の通りです。
・白熱球 : 1,000~2,000時間
・LED電球 : 50,000時間程度
白熱球は、使用環境や使用頻度によっても寿命は変わります。
寿命を迎えると、突然切れて点灯しなくなります。
LED電球は、寿命が近づくにつれて光量が少なくなり、徐々に暗くなっていきます。
ブレーキランプ切れは違反になる
道路運送車両の保安基準では、ブレーキランプについては、以下のように決められています。
・後側の2箇所に赤色灯をつける
・2箇所に設置するときは、車体中心より左右対称の場所にする
・電球の明るさは、5W以上30W以下であり、夜間に300m離れた場所から確認できる明るさ
2箇所となっているので、ブレーキランプの片方が切れていても、道路交通法では整備不良であり違反です。
ブレーキランプが切れた状態で走行すると、以下の反則金が発生します。
・大型車 : 9,000円
・普通車 : 7,000円
・二輪車 : 6,000円
・原付車 : 5,000円
反則金が発生するのと同時に減点となり、普通車ならば減点1です。
期限内に反則金を支払わないとならず、払い忘れた場合は、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金です。
ブレーキランプの交換方法
ブレーキランプは、自分でも交換できます。
その場合には、自分の車にあったブレーキランプを用意します。
バルブの差し込み口は、出っ張りのある口金タイプと、根元が板状のウェッジタイプがあります。
ブレーキランプとテールランプが兼用のタイプもあり、こちらは光の強さを2段階調節でき、フィラメントが2本のものを選んでください。
兼用のタイプは、20W/5Wのように電力表示されています。
自分の車にどのブレーキランプが合うのかわからない方は、適合表のサイトがあるので、サイトで確認すると良いでしょう。
交換の手順
専門知識のない方でも、自宅にある工具を使ってブレーキランプ交換を行えます。
以下の手順で交換してください。
1、カバーを開ける
ブレーキランプとテールランプのあるカバーを開けていきます。
ネジで固定されているタイプと、はめ込みタイプがあり、自分の車のカバーを見て取り外してください。
2、バルブの取り外しとブレーキランプの交換
カバーを外した後は、ブレーキランプのバルブを取り外します。
コネクターを外すと、バルブ取り外せるようになっています。
バルブを外すときは、念のためにエンジンは切った方が良いでしょう。
バルブについているブレーキランプを取り外し、新しいランプをつけます。
最後に、バルブを元に位置に戻します。
取り付けた後は、一度ブレーキペダルを踏んで、ブレーキランプが点灯するか確認しておきましょう。
3、カバーを取り付ける
取り外したカバーを、元の位置に取り付ければ、ブレーキランプの交換は終了です。
一度カバーの外し方がわかれば、取り付け方もわかるでしょう。
ブレーキランプの交換は、ドライバーがあれば行うことができ、特別な工具を用意する必要はありません。
交換にはそれほど時間は要せずに、数十分もあれば交換完了します。
業者に依頼して交換してもらう
ブレーキランプは、自分で交換するほかに、業者に依頼しても交換してもらえます。
自分の車に適合するランプの種類がわからない、交換できるかどうか自信がない方は、業者に依頼すると良いでしょう。
白熱球やLED電球の寿命ではなく、接触不良でランプが点灯しなくなることもあり、そのような場合は業者に任せると安心です。
業者にブレーキランプの交換を依頼したときの費用は、それほど高くないので、気軽に依頼しても良いでしょう。
まとめ
ブレーキランプには、白熱球やLED電球が使われており、寿命が来るとつかなくなります。
片方のブレーキランプが切れたままで走行しても、整備不良とみなされて違反です。
ブレーキランプが切れているならば、適合するランプを探して、早めに交換しておくと良いでしょう。
自分で交換できないという方は、業者にブレーキランプの交換を依頼してください。