更新日:2021年05月18日
ホイールの主な材質は、スチールとアルミの2つですが、どちらのホイールもサビが発生します。
サビが発生したホイールは見た目が悪いばかりではなく、車で走行するにも危険です。
放置しておくと、サビは広がるばかりであり、自然になくなることはありません。
この記事では、ホイールのサビの原因と予防方法、そして取り方を説明します。
目次
ホイールが錆びる原因
自家用車に使用されるホイールの素材は、大きく分けると、スチールとアルミの2つです。
スチールホイールは、表面がコーティングされているので、そのままだと錆びません。
しかし、コーティングした表面に傷がつくと、傷部分から錆びていきます。
アルミホイールよりも、スチールホイールの方がサビの進行が早いです。
アルミホイールは、素材がアルミなので、錆びないと考えるかもしれません。
しかし、アルミ特有の白錆というサビが発生し、その名の通り白い色のサビです。
アルミホイールも、表面が傷つくと白錆が発生します。
ホイールを傷つける原因としては、路面の砂利やゴミの衝突、ホイールキャップが当たる、塩分を含んだ海風などがあります。
雪国では、路面凍結を防ぐ凍結防止剤も、ホイールを傷める原因です。
ホイールのサビは危険を招く
最初は小さい錆でも、放置すればホイール全体に広がります。
サビが広がれば、やがてボルトも錆びていき、ホイールが外れることもあります。
もしも、走行中にホイールが外れれば、大事故を引き起こすかもしれません。
サビの状態が酷いと、タイヤにも影響を与えます。
タイヤの空気が漏れる、またはタイヤが外れるケースもあります。
場合によっては、タイヤのバーストが起こり危険です。
ホイールのサビを防ぐ方法はありません。
サビは進行すると車の走行に影響を与えるので、日々こまめに洗車して、取り除くことが大切です。
ホイールのサビを防ぐためには、洗車後にホイールも拭き上げておきます。
もしもサビが発生しているならば、早めに取っておきましょう。
サビが酷くなれば、ハブ部分までサビが発生するかもしれません。
ハブにもサビがあれば、ホイールのセンターが取れず、運転時にハンドルがぶれます。
ホイールのサビの予防方法と取り方
ホイールのサビの原因は、融雪剤と地面の鉄粉やゴミです。
付着するとサビを発生させるので、走行した後は必ず洗車するようにすれば、ホイールのサビは防げます。
ただし、毎回洗車するのは時間的に難しく現実的ではありません。
ホイールは時々洗車するようにして、サビが目立ってきたら取るようにするのが良いでしょう。
ホイールの錆の取り方
サビの程度がどれぐらいかによって、ホイールの錆取りの方法は変わります。
軽度のサビであれば、スポンジやウエスに洗剤をつけて擦れば落とせます。
程度が酷くなると、洗剤で擦った程度は落ちません。
酷いサビにはコンパウンドを使って、擦って錆取りをします。
ただし、ホイールに砂や砂利などの汚れがついたままコンパウンドを使うと、ホイール表面を傷つけるおそれがあるので、洗車してからコンパウンドを使ってください。
クレンザーのような粒子の粗いコンパウンドを使うと、ホイールを傷つけます。
塗装にも使えるようなコンパウンドを使って、サビを落とすのが良いでしょう。
点サビのような部分的なサビは、サンドペーパーやスチールウールを使って落とせます。
スチールウールを使うならば、最も目の細かいウールを使ってください。
番号で言うならば、#0000です。
スチールウールを使いやすい大きさにカットして、防錆潤滑剤をホイールにスプレーして擦るとサビが取れます。
潤滑剤を使わずに、乾いたままで擦ると、傷がつくので注意してください。
また、磨きすぎても傷をつけます。
錆取りグッズでサビを取る
サビ取りグッズを使えば、手軽にサビを落とせます。
コンパウンドやスチールウールを使わずに、サビを取るときにおすすめです。
サビ取りグッズは、サビ発生部分にスプレーして、数分放置した後に、ブラシなどで擦って水で洗い流します。
サビを溶かして落とすので、頑固な部分にも使えます。
スプレーしてサビを溶かすので、ホイールの隙間などの細かい部分も落とせます。
それほど力を入れずに、ブラシで擦れば取れるので、ホイールを傷つける心配もありません。
錆を取った後はコーティングしておく
ホイールの表面はメッキ加工されています。
発生したサビを擦って落とした後は、メッキが取れている場合もあります。
または、経年劣化によってメッキが剥がれているケースもあります。
そのままにしておくと、すぐにホイールは錆びてしまうので、錆取り後はホイールのコーティングをしておきましょう。
ホイールコーティングはDIYでも行えますが、細かい部分や複雑な形状の部分もあるので、素人が失敗なく行うのは難しいです。
コーティングするときは、プロの業者に依頼してください。
錆取りと同時にコーティングを依頼しても良いでしょう。
まとめ
ホイールは、車を走らせれば路面のゴミや砂利を拾い、自然に傷がついていきます。
傷部分から水分が入り、やがてサビを発生させます。
酷くなると、ホイールやタイヤが外れる可能性もあり危険です。
目立つサビがあるならば、コンパウンドやスチールウールを使って錆取りしてください。
サビ取りした後はホイールをコーティングして、サビや汚れから守ります。
コーティングするならば、失敗なく行うためにプロの業者に依頼してください。