更新日:2021年04月23日
タバコの煙や食べ物のにおいが気になるときには、換気を行って車内の空気を入れ換えます。
エアコンをつけて窓を開ければ換気できますが、効率良く換気するにはポイントがあります。
空気の流れを知れば、効率良い換気ができるのです。
今回は、そのポイントを解説します。
目次
車の換気の外気導入と内気循環
車はエアコンをつけると換気を行えます。
エアコンを使った空気循環の方法が、外気導入と内気循環の2つです。
車外の空気を取り入れる外気循環
車外の空気を取り入れて換気するのが外気導入です。
エアコンのスイッチには、車の外から車内に向けての矢印が描かれています。
外気導入の風量を最大にすれば、数分で車内の空気を入れ換えられます。
窓を開けずに換気したいときに役立つでしょう。
外気導入を行うと、車外からの新鮮な空気を車内に取り入れられ、窓ガラスの曇りを取る働きもあります。
特に冬は窓ガラスが曇りやすく、外気導入で曇りを取るのと同時に、車内の酸素濃度を上げることもできます。
車内の空気を循環させる内気循環
車外から空気を取り入れず、車内の空気を循環させる方法です。
夏はクーラーになり、冬はヒーターの役目を果たします。
エアコンのスイッチには、車の中で下り曲がるような矢印が描かれています。
内気循環で車外から空気を入れずに、車内の空気のみを循環させることによって、排気ガスや花粉を車内に入れずに温度を変えられます。
特にクーラーは、エアコンで一度冷やした空気を、さらに冷やして送風するので、冷房効果が高まります。
ただし、車内の空気を循環させるので、換気しないと酸素濃度が上がり眠気を誘発するので、時々窓を開けて換気した方が良いです。
効率良く車内の換気を行う方法
車内を換気する方法は窓を開けるか、エアコンをつけるかのどちらかです。
大きく分けると、以下の方法で換気できます。
・車の4箇所の窓を開ける
・車の2箇所の窓を開ける
・エアコンの外気導入を使う
この中の3つの換気方法では、一番早く換気できるのは、4箇所の窓を全開にする方法です。
ただし窓を全開にすると、真夏は車内の気温が大幅に上がり、真冬は車内の気温が大幅に下がります。
暑い思いや寒い思いをしたくないときは、使いたくない方法でしょう。
窓を開けずに、エアコンの外気導入を使うのも、効率良く車内を換気できます。
このために、窓を全開にして換気するのが効率的ですが、外気導入をメインに車内の換気を行い、状況に応じて窓を開けておくと良いでしょう。
ただしエアコンのフィルターや吹き出し口が汚れていると、外気導入しても汚れた空気を車内に送風するので、エアコンは時々チェックしておきましょう。
エアコンが臭いと思ったら、フィルターやエアコン内部が汚れている可能性が高いので、掃除してください。
車に使っているエアコンのフィルターは、1~2年での交換が目安です。
においを消すための換気方法
車内で食べ物やタバコのにおいが気になるときは、窓を全開にすると一気に換気できます。
ただし先に説明の通り、真夏や真冬は窓を開けると、車内の気温が大幅に変わってしまいます。
また、大雨が降っているときやトンネル内などと、外の空気を車内に取り入れたくないときには、あまり使いたい方法ではありません。
トンネル内で窓を開けると、トンネルに充満した排気ガスを車内に取り込んでしまいます。
外気導入を使うと、外の雨や雪を車内に取り入れずに換気できます。
しかし外気導入を行っても、外のホコリは車内に入ってくることがあります。
窓を開けるよりも室内の温度を変化させないので、真夏や真冬でも、外気導入で換気すると良いでしょう。窓を全開にするよりも、換気の効率は下がりますが、においを消す効果はあります。
外気導入を行うときは、風量を最大にすると換気効率がいいです。
最大の風量にすると、3分程度で車内の空気が入れ替わります。
車内のにおいや汚れが気になるならプロに清掃してもらおう
車内のにおいは、換気すれば消せますが、頑固なにおいはなかなか取れません。
汚れがあるために、車内で嫌なにおいがするという場合もあります。
一度こびりついたにおいや汚れは、素人が車内を掃除しても取れないです。
そのために、自分で掃除しても車内のにおいや汚れが気になる方は、プロの業者に掃除を依頼してください。
プロの業者ならば、シートやフロアカバーなども綺麗にしてくれて、車内の隅々まで綺麗にしてくれます。
また、エアコンが臭うときも、プロに掃除を依頼することをおすすめします。
まとめ
車内を換気する方法は、窓を開けるかエアコンの外気導入を使うかのどちらかの方法があります。
エアコンに内気循環もありますが、これは車内の空気を循環させて冷暖房を行う方法です
窓を開けると換気の効率がいいですが、車内の温度が変化しやすいです。
外気導入はエアコンを通じて、車内を換気していきます。
気温や状況に応じて、窓を開ける方法と外気導入を使い分けてください。