更新日:2020年10月22日
車を輝かせて、車体が汚れにくくするのがカーコーティングです。
新車であれば、ピカピカの状態なのでコーティングは必要ないと考える人もいるでしょう。
カーコーティングは新車には必要なのでしょうか?
コーティングしないとどのようなデメリットがあり、コーティングにはどのような効果があるのかをお伝えします。
目次
コーティングしないと塗装の劣化が始まる
新車は車体表面にクリア塗装がされています。
このクリア塗装によって、新車はピカピカの状態を保っているのです。
クリア塗装は、紫外線を受けると劣化していき、剥がれていきます。
クリア塗装が剥がれると、その下にあるボディカラーを決める塗装にも影響を与えて、色あせさせます。
塗装を劣化させないためには、新車時にカーコーティングを行うようにするのがベスト。
カーコーティングを行うならば、新車時が一番費用が安いです。
もしもクリア塗装が剥げてしまっていても、手遅れということはないので、できるだけ早くコーティングしましょう。
クリア塗装が剥げている車にコーティングするときは、下地処理をしないとなりません。
劣化したクリア塗装の車体は、表面に凹凸があるので、そのままコーティングすると皮膜にムラができます。
このために下地処理を行い、クリア塗装を剥離してからコーティングします。
新車時にコーティングすれば、車体表面の洗浄だけで済み、クリア塗装を剥離させる必要がありません。
カーコーティングはメーカーでは行わない
新車の塗装を守る効果が高いカーコーティングならば、自動車メーカーが行えば良いと考えるかもしれません。
いくつかの理由により、メーカーではコーティングはしていません。
第一に、コーティングの施工は磨き工程を含めて半日程度かかります。
自動車製造ラインでコーティング工程を入れると、時間がかかり、コスト面に響きます。
車のつや出しというと、コーティングの他にワックスを車に塗ることもできます。
コーティングした車体とワックスを塗った車体では、輝きや効果が違い、車のオーナーによって好みが分かれます。
好みの問題なので、メーカーは購入後にオーナーにカーコーティングするかどうか任せるという考えです。
このために、カーコーティングするならば、車のオーナーがディーラーや専門業者に依頼して行ってもらうことになります。
カーコーティングのメリット
新車にカーコーティングを行うとクリア塗装を劣化しにくくし、ボディカラーの塗装を守ってくれますが、その他にもメリットがあります。
洗車が楽になる
コーティングすると、車体に汚れがつきにくくなるために洗車が楽です。
付着した汚れは落ちやすく、ごしごしと力を入れて洗う必要がありません。
頑固にこびりつく汚れができにくいので、洗車が楽であり洗車時間に長い時間を必要としません。
軽い汚れならば、水洗いだけでも十分に落ちます。
傷・汚れから車体を守る
コーティングによって車体に皮膜を作れば、車に傷がつきにくいです。
走行時の飛び石や砂利などによる傷がつきにくくなり、洗車時につく傷もつきにくくします。
コーティングすると、小さい飛び石や砂利ぐらいなら、車にぶつかっても傷がつきません。
車に付着する汚れというと、花粉や鉄粉があります。
これらの汚れは、放っておくと錆を発生させて、塗装を劣化させます。
錆が酷くなれば、塗装面のみならずボディにまでダメージを与えます。
コーティングすれば、このような花粉や鉄粉からのダメージも防げるのです。
雨によるシミから守る
雨が降ると、車体にイオンデポジットやウォータースポットと呼ばれるシミを作ります。
雨水に含まれるミネラルや油、細かい汚れが混ざったシミであり、シンクや浴槽にできる水垢と同じです。
車体にできた雨水によるシミは、放っておくとなかなか取れない頑固な汚れになるので、やっかいです。
白い車なら薄汚れたシミになり、黒い車だとシミが浮き出てきます。
しかし、コーティングをしておけば、雨水でのシミをつきにくくします。
車の査定額を上げる
色あせがなく、傷が少ない車であれば、売却時の査定額は上がります。
コーティングしている車ならば、買取業者が買い取った後に、磨き作業や清掃作業が省けるので、査定アップに繋がります。
コーティングするならばプロに依頼しよう!
カーコーティングはDIYで行うこともできます。
カーショップに行けばDIY用のコーティング製品が数多くあり、好きな製品を選べます。
新車ならば、クリア塗装の剥離作業は必要ないので、洗車してコーティング剤を塗るだけです。
しかし、実際に行うと重労働であり、下手にコーティングするとムラができます。
風が強い日は風で飛んできた埃やゴミが車のボディにつくので、コーティング作業はできません。
プロの業者に依頼すれば、自分で大変な思いをしてコーティングする必要はなく、ムラなくカーコーティングしてくれます。
プロに行ってもらう場合、プロ専用の溶剤でコーティングされるので、効果が高く、数年間効果が持続します。
まとめ
新車を長く綺麗に保ち、塗装の劣化を防ぐならばコーティングします。
コーティングすれば、車体に汚れがつきにくくなるので、洗車が楽になると言うメリットもあります。
コーティングするならば、プロの業者に依頼してください。
プロの業者ならば、ムラなくコーティングして、コーティングで失敗することがありません。
また、効果や持続性の面でもDIYよりも優れています。
コーティングは、新車購入時にできるだけ早くプロに依頼するようにしましょう。