更新日:2020年10月15日
自動車にはいくつか規格があり、普通車や軽自動車などがその規格です。
駐車場を利用するときには、自動車のサイズは気になるかもしれません。
しかし多くの場合には、どのような基準で自動車の規格が分類されているのか、普段は規格について意識することは少ないでしょう。
この記事では、自動車の規格について解説します。
目次
自動車は4つの種類に分類される
日本での自動車の分類は、軽自動車、小型自動車、普通自動車、特殊自動車の4つに分かれます。
1979年7月に車両規則が改定されたときに、自動車を分けて軽自動車、小型自動車、普通自動車及び特殊自動車の四種とし、その分類は別表で定めると定めたことにより、自動車が4つの種類に分類されました。
この分類により、軽自動車は小型自動車ではなく、1つの自動車の種類として分類されています。
軽自動車、小型自動車、普通自動車の違い
軽自動車、小型自動車、普通乗用車の違いは以下の通りとなります。
ちなみに、特殊自動車は、特殊用途のために使う車です。
フォークリフトや除雪自動車などと、主に作業を行うために使う車が特殊自動車です。
・小型自動車
ナンバープレートが、5または7で始まる車であり、乗用に使う小型自動車のことです。
大きさは全長4.7m、全幅1.7m、全高2.0m以下であり、ガソリン車ならば総排気量は2,000cc以内の車のことを言います。
・普通自動車
ナンバープレートが3で始まる車であり、乗用に使う定員10名以下の車です。
全長4.7m、全幅1.7m、全高2.0m、総排気量は2,000ccのどれかを1つでも上回る車のことを言います。
・軽自動車
黄色いナンバープレートの車であり、乗用に使う車です。
大きさは全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0メートル以下であり、総排気量は660cc以内の車のことを言います。
自動車は大きさと排気量によって、どの種類になるのか分類されています。
コンパクトなサイズの車でも、総排気量が2,000ccを超えると普通自動車に分類されるので、見た目で自動車の種類を判断できない場合もあります。
もっともわかりやすいのは、ナンバープレートの色や最初の数字を見れば、どの種類の自動車かわかります。
ディーゼル車は排気量の制限を受けないので、車の大きさで分類します。
このために、同じサイズと同じ総排気量でも、ガソリン車とディーゼル車では自動車の分類が違う場合があります。
自動車と乗用車の意味の違いとは?
車は自動車と乗用車があります。
自動車は、乗用車やトラック、ダンプ、バスなど車すべてを含めた総称です。
乗用車は、自動車の中で乗用に使う車、つまり人が乗って使うための車を指します。
軽自動車は、通常は乗用目的の自動車を意味することが多いです。
同じように、普通自動車や小型自動車も、乗用に使う車を指す場合が多いです。
軽自動車と普通自動車のサイズや走行性能は縮まっている
普通自動車よりも軽自動車は排気量が少ないです。
最近の車は「排気量が少ない車は性能が低い」という概念が覆ってきています。
ターボ技術が向上
排気量の少ない軽自動車は、パワー不足であることは否めません。
近年の軽自動車はターボを搭載する車が多く、ターボエンジンによって爆発的なパワーを得ます。
これにより、軽自動車のパワー不足を補います。
ターボエンジン搭載の軽自動車ならば、加速が良く坂道もスムーズに進めます。
普通自動車にもターボ搭載の車があるので、ターボエンジンを積んでいるとエンジン性能を引き上げます。
ターボエンジンは、車のパワーを増す一方、燃費が悪くなります。
普通自動車のダウンサイジング
環境に配慮し、普通自動車はダウンサイジングする傾向にあります。
エンジンを小さくするのがダウンサイジングです。
エンジンを小さくすると車体重量が軽くなり、エンジンが占める面積が減るので、車のサイズを小さくできます。
車が小さくなれば、車体重要が軽くなり、軽量化により燃費が上がりCO2排出量を減らせます。
ダウンサイジングは、国内メーカーのみならず、ポルシェやフェラーリも取り組み始めました。
ただし海外戦略を軸においている国内メーカーの普通自動車は、海外向けにモデルチェンジするたびに車体サイズが大きくなる傾向にあります。
海外は日本よりも体の大きな人が多く、大きなものを好む傾向にあるからです。
ターボとダウンサイジングの2つの状況と、軽自動車のノンターボ車のエンジン性能向上により、軽自動車と普通自動車の性能は縮まると考えられます。
まとめ
車には軽自動車、小型自動車、普通自動車、特殊自動車の4つの種類があり、普段目にすることが多いのは、軽自動車、小型自動車、普通自動車の3つです。
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