更新日:2020年09月1日
車は汚れや埃がどうしてもついてしまうもの。
洗車も大切ですが、汚れや埃などから車を守る方法としてカーコーティングも挙げられます。
車のオーナーであれば、コーティングの効果が長持ちして、汚れや傷防止効果が高いようなコーティング剤を使いたいと思うものでしょう。
コーティング剤の中でも、エシュロンコーティングが注目を浴びています。
この記事では、エシュロンコーティングについてご紹介します。
エシュロンとは?
ガラスコーティングの1つが「エフィートレード」という会社が開発したコーティング剤「エシュロン」です。
エシュロンコーティングのメインの成分はシリコンです。
親水性と撥水性のどちらの特性でもコーティングできます
(水を弾かず車のボディ表面をゆっくり流れるのが親水性であり、ボディ表面で水を弾くのが撥水性)。
また、無機SiO2皮膜という皮膜を車のボディに形成することにより、高い耐熱性と耐久性、そして高い硬度を保つことにより、長い間車を保護します。
防腐食性や防錆性もあるので、車を腐食や錆からも守ります。
SiO2は紫外線を吸収しないために、コーティング皮膜が紫外線で劣化しません。
エシュロンコーティングの効果とメンテナンス方法
エシュロンコーティングの効果ですが、施工後数年間は効果を持続します。
3年や5年持つとはっきりと期間は言えませんが、数ヶ月で効果がなくなるようなものではありません。
公式サイトによると、2年~3年の効果の持続期間と書かれています。
もちろん車を使う頻度が高いほど、効果の持続期間は短くなります。
日頃のメンテナンスは、定期的に洗車するだけです。
施工業者によっては、専用のメンテナンス品を用意しているので、それを使ってください。
施工後は皮膜の完全硬化までに1ヶ月程度かかるので、その間はボディに水滴が残らないようにします。
コーティングが定着してからは、雨に濡れても問題ありません。
エシュロンコーティングできない車はないですが、塗装面が劣化しているとコーティングできない場合があります。
他のコーティングをしているならば、そのコーティングを除去してからエシュロンコーティングをします。
コーティング後はメンテナンスフリーではないので、定期的な洗車は行ってください。
洗車はコーティング皮膜を守るために、洗車機よりも手洗い洗車をおすすめします。
エシュロンコーティングの種類
エシュロンコーティングにはいくつか種類があります。
その中から「エシュロン 1043 ナノフィル」と「エシュロン ニューバージョン」をご紹介します。
エシュロン 1043 ナノフィル
新開発の三次元網目の3Dネットワーク皮膜構造により、ガラス皮膜ながらも柔軟性を持つという特徴があります。
黄砂や花粉などからのダメージを防ぐほか、スクラッチからのダメージを軽減します。
コーティング皮膜によって、ボディについた水滴は流れ落ち、塗装面に汚れがつきにくいです。
汚れがつきにくくなるために、普段の洗車でのメンテナンスを楽にします。
エシュロン ニューバージョン
石英ガラスに近い高い硬度があるために、コーティングすると車に傷を付きにくくします。
ガラス皮膜により、防錆性や防腐食性、耐熱性、耐薬品性などの効果を発揮します。
滑水効果によって、ボディについた水滴は流れ落ち、汚れにくいです。
ボディの汚れも落としやすく、普段のメンテナンスは手洗いだけでも構いません。
コーティング皮膜はガラスであるために長寿命であり、クリアなガラス皮膜により車に輝きを与えます。
エシュロンコーティングの仕方
コーティングを行う前には、洗車して車の汚れを取り除きます。
シャンプーによってボディの汚れを洗い流し、さらには鉄粉除去も行います。
モールや窓ガラスを保護するためにマスキングを行い、その後下地作りの磨きです。
下地作りが終わると、車体全体をコーティングします。
均一にコーティングした後は、細かい部分の残しがないように細かい部分の拭き取りを行います。
エシュロンコーティングを行う前には、車の洗車、鉄粉除去、下地処理、マスキングと行うことは多いです。
エシュロンコーティング剤を入手できれば、DIYも可能ですが、コツのいる作業です。
コーティングを下手に行うとコーティングの性能が低下するばかりか、場合によっては車体に汚れを塗り込みます。
繊細な作業を求められるために、エシュロンコーティングはプロの業者に行ってもらうと間違いありません。
まとめ
エシュロンコーティングは無機SiO2皮膜であり、シリコンを主成分としたガラスコーティングです。
ガラスの皮膜を車のボディに作ることにより、汚れや傷から車を守ります。
紫外線を吸収しない皮膜であるために、コーティングは劣化しにくく、車の保護効果が長く続きます。
DIYでもコーティング可能ですが、失敗するとコーティングの性能が下がるために、プロに任せることをおすすめします。
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