更新日:2020年08月31日
メッキモールは、ステンレスメッキされた帯状の装飾品のこと。
車のドレスアップ用のアイテムなので、絶対に無くてはならないものというわけではありません。
よく見かける場所としては、サイドガラスの周辺部分。
使われる材質については、ステンレス製やアルミ製のもの、さらには中味だけゴム製や樹脂製のものもあります。
最初から新車に標準装備されているものの場合は、ステンレス製やアルミ製といった金属製が使われています。
いずれにしても雨風にさらされると、本来の輝きが無くなってくすみやすくなります。
今回はメッキモールのメンテナンス方法についてご紹介します。
メッキモールを取り付ける際の約束ごと
メッキモールは、車のドレスアップ商品の一種なので、ドライバーの好みでつけることができます。
しかし、法令や安全面でつけられない部分もあるので、その点は注意が必要です。
メッキモールを貼ってはいけない場所
メッキモールは、エンジンルームやマフラーのドレスアップに利用するのはNGです。
なぜなら、エンジンルームやマフラーは高温になりやすい場所なので、ゴム製や樹脂製のメッキモールは引火する恐れがあるから。
フロントガラスやサイドガラスも、つけると視界がさえぎられるため、車検に通らなくなりますよ。
メッキモールを貼る際の注意点
メッキモールは、貼る側がシールになっているものが多く、誰でも簡単につけられるアイテムです。
特別なスキルは要りません。
しかしながら、メッキモールを貼る前には、必ず貼る場所の砂ぼこりや油分を取り除いておく必要があります。
最低でもそのくらいはしておかないと、すぐにはがれ落ちてしまいます。
また金属製のメッキモールの場合には、貼ってから完全に固定するまでの間の「型押しの期間」というのが必要です。
例えばモールに型が付いて固着するまでの間、養生テープなどで1~2週間程仮止めをしておくことも大切です。
メッキモールのメンテナンス方法
メッキモールは、表側にステンレスメッキが施されています。
したがって年中雨風にさらされると、次第に輝きが失われてくすんだ色になってしまいます。
そうしたことからも定期的なメンテナンスが必要です。
メッキモール用のクリーナーやコーティング剤を使う
カー用品店に行くと、メッキモール専用のクリーナーや金属磨き剤が売られています。
また、メッキモールを磨いた後も、輝きが長続きするように専用のコーティング剤もあります。
こうした市販の便利なアイテムを使うと、メンテナンスの面ではさほど苦労することはありません。
プロの業者にボディやメッキモールのコーティングをお願いする
自分で車をドレスアップするのに、後付けでメッキモールを装着した場合にはDIYによるメンテナンスで十分です。
万が一、くすみが酷くなって見栄えが悪くなったら、新しいメッキモールに取り換えればよいだけです。
ところが近年の輸入車には、工場から出荷された時点ですでにメッキモールが標準装備されていることがあります。
そんな場合には「メッキモールがくすんできた」「白サビが発生した」などといって、そう簡単に取り換えるわけにはいきません。
ちなみにメッキモールに発生しやすい白サビは、酸性雨が原因といわれています。
したがって、高級外車にメッキモールが標準装備されているような場合には、納車される前にディーラーでボディのコーティングと一緒にメッキモールのコーティングもお願いしておきましょう。
もちろん、高級国産車も標準装備されていれば取り換えるのは、簡単ではありません。
国産車でもメッキモールがあれば、納車前にボディコーティングとメッキモールのコーティングをしておくことをおすすめします。
そうすれば後々、メッキモールのメンテナンスで苦労することもないでしょうね。
まとめ
近年、車のドレスアップによく利用されているメッキモール、そのメンテナンス方法についてご紹介しました。
今回ご紹介したように、後付けのメッキモールの場合には取り換えたらよいだけです。
ところが輸入車や高級国産車に標準装備されていれば、そうはいきません。
メッキモールをきれいな状態で維持するためには、ボディコーティングと一緒にメッキモールのコーティングをするのがベストです。
劣化する前に、プロによるコーティングを行うようにしましょう。