更新日:2020年07月9日
ウォッシャー液は、車のフロントガラスやリアガラスに付いた汚れを落とすためのものです。
普段洗車をよくする人であれば、あまり使うこともないでしょう。
ところがあまり洗車をしない人だと、使う頻度も高くなるに違いありません。
それは通常の汚れ以外に、黄砂や花粉などの汚れも、ウォッシャー液で落とそうとするためです。
ここではそんなウォッシャー液の役目や正しい交換・補充方法についてご紹介します。
ウォッシャー液の役目や使い方・種類について
まずは、ウォッシャー液の役目や使い方・種類などをご紹介します。
ウォッシャー液の役目や使い方
ウォッシャー液は、フロントガラスやリアガラスの汚れを落とすために開発されたカー用品です。
従って、洗車さえしていれば、無くては困るという程のものではありません。
ところがお盆や正月前しか洗車しないという方なら、それこそ無くてはならない存在となっているのではないでしょうか。
洗車を頻繁にしないと、すぐにフロントガラスの視界が悪くなってしまうからです。
排気ガスや雨・空気中に含まれる不純物を簡単に洗い落とすのに、ウォッシャー液は欠かせません。
黄砂・花粉・鳥のフン・虫の死がいなど、季節的な汚れや突発的な汚れの対応にも、ウォッシャー液は不可欠です。
フロントガラス・リアガラスが汚れた状態での運転は、危険度もアップし、運転にもストレスがかかります。
頻繁に洗車している場合でも、いざという時に備えて、ウォッシャー液を切らさないようにしておきたいですね。
汚れを洗い流す以外にも、ワイパーゴムとガラス面との摩擦抵抗を少なくすることでワイパーゴムの劣化を軽減してくれる役目もありますよ。
次に使い方ですが、ハンドルの左側にあるワイパーレバーを手前に引くと、フロントガラスのウォッシャー液が出るようになっています。
そして「のの字」の逆向きにクリッとひねると、リアガラスのワイパーが出るようになっています。
こうした使い方はブレーキランプやウインカーと同様に、どのメーカーの車でも共通の仕様になっています。
ウォッシャー液の種類
ウォッシャー液の種類といっても、車のガラスの洗浄に使うだけなので昔は洗浄成分しか配合されていませんでした。
ところが近頃では、車のガラスの油膜を取り除く撥水タイプや、ガラスに付いた霜を溶かすタイプ、あるいは鳥のフンを取り除く成分が配合されているものなど、実に様々な種類のウォッシャー液が販売されています。
とりわけ雨量の多い日などに、ガラスの油膜を落としてくれる撥水タイプだと、視界がすこぶるよくなり便利です。
またガラスに付いた霜を解かすタイプの場合も、ウォッシャー液をかけるだけでガラスの表面に付いた薄い氷や霜を溶かしてくれるので、寒い冬の季節には重宝します。
このようにウォッシャー液だけを取り上げても、実に多くの種類とメーカーを選べるようになっています。
ウォッシャー液の正しい交換補充方法・注意点について
ウォッシャー液はフロントガラスの視界をよくしてくれる役目があるので、運転時のストレス軽減、交通事故を未然に防いでくれる効果も期待することができます。
こうしたウォッシャー液は、普段それほど使う頻度もないので、車検の際に交換してもらうという方も多いでしょうね。
その代わり、頻繁にウォッシャー液を使う人であれば、車検前には無くなってしまうかもしれません。
そんな方に対して、ウォッシャー液の正しい交換・補充方法についてもご紹介したいと思います。
もちろん夏と冬とで、ウォッシャー液の種類を変えたいという方も必見です。
ウォッシャー液の正しい交換・補充方法
ウォッシャー液の正しい交換方法については、レバーを手前に引きながらウォッシャー液を出し続けることでタンク内のウォッシャー液も抜き取ることができます。
ただしその後、違う種類やメーカーのウォッシャー液を使うという方は、もうひと手間手を加えておくとよいでしょうね。
どういう手間なのかと申しますと、タンク内のウォッシャー液が見えなくなった時点で水を多少補充するのです。その補充した水も全部出し切ったら、タンクの底からホース内のウォッシャー液も完全に抜き取ることができます。
その後エンジンルームを開けて、新しいウォッシャー液をタンクに補充することで交換は完了です。
ウォッシャー液の交換で注意すべき点
まずは、タンクに水を補充して前のウォッシャー液を全部抜き取ることで、新旧のウォッシャー液が混ざらないように注意しましょう。
それ以上に交換の際に注意が必要なのは、ウォッシャー液を抜き取る際に1分以上連続して使用するのは避けるということ。
何故なら、ウォッシャーポンプやワイパーモーターに不必要な負荷がかかるからです。
従って、一度に連続で使用しながら抜き取らずに、数回に分けて抜き取るようにしましょう。
また交換や補充の際には、他のメーカーや違う種類が混ざらないようにすることも大切です。
ウォッシャー液を水で代用したり希釈したりできる?
ウォッシャー液はさほど高価ではありませんが、ウォッシャー液費用を節約するため、水を使用したり水で希釈したりするという方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかしながら、そんなことをすると、寒冷地だと水が凍ってしまう恐れがあります。
それに水道水には、カルキや塩素・カルシウム等が含まれているため、ガラス面にそれらの粉がシミとして付いてしまうことも考えられます。
そうなると、洗車でも落ちにくくなる恐れもあるので、使わないに越したことはありません。
まとめ
ウォッシャー液の役目や正しい交換方法・種類等についてご紹介しました。
あまり洗車をしない人にとっては、ウォッシャー液はありがたい存在です。
ところが乾いたガラス面に、いきなりウォッシャー液を噴射してワイパーをかけると、細かい擦り傷が付きやすくなります。
そうしたことからも、できるだけこまめに洗車をしながらガラス面も雑巾がけをすることをオススメします。
また油膜とりや撥水剤の含まれたウォッシャー液は、シミが付きやすいという意見もありますのでその点も注意が必要です。
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