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車の下回りの洗浄は必要?自分でもできる?

更新日:2020年06月2日

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洗車をこまめにして車を綺麗に保っている方は多いですが、下回りの洗浄まで意識している方は少ないです。車検の際に下回りの洗浄を進められることはありますが、下回りの洗浄をしないと車はどうなるのでしょうか。

 

今回は、車の下回りを洗浄することのメリットや、自分で洗浄する方法を解説していきます。

 

なぜ車の下回りの洗浄は必要?理由を解説

洗車時はどうしても車のボディに目が行きがちで、下回りは全く洗わない方や、洗っても水をタイヤ周りにザっと当てるだけという方が多いです。
しかし、車の下回りの洗浄をするにはもちろん理由があります。

錆の発生リスクを抑える

車はいろいろな場所を走行します。晴れの日もあれば、雨の日、雪の日もあります。下回りに水や泥が付いた状態で長い時間が経過すると、錆の原因になってしまうのです。

 

雪が降る地域では、道路に撒かれている融雪剤も錆の原因となります。錆は一度発生すると、ほぼ完全に落とすことは不可能で、徐々に金属を腐食させ、鉄板に穴を開けてしまいます。

最悪の場合、車内の床板に穴が開いてしまい、事故の原因になってしまうことも。

 

車の下回りの洗浄をこまめに行うことで、錆の発生を抑えることになります。

 

車の下回りの洗浄方法を紹介

車の下回りは手の届きにくい部分。洗浄をしたくても洗浄の仕方が分からない方もいます。
洗浄方法には次のようにいくつかの方法があります。

自動洗車機を使う

自動洗車機のメニューには下周り洗浄の項目がある機械があります。
融雪剤をよく使用する雪国では設置してある場合が多いです。

 

【自動洗車機の下回り洗浄のメリット】
・低価格
料金はボディだけの洗浄よりは高くなりますが、それでも数百円程度です。

 

・労力が必要ない
リーズナブルで体力も消耗しないため、手軽に利用することができます。

 

【自動洗車機の下回り洗浄のデメリット】
・下回り洗浄の項目がある機械が少ない
そもそも下回りの洗浄ができる機械はとても少ないです。

 

・頑固な汚れは取ることができない
自動洗車機の下回り洗車は手軽に行えますが、あくまで簡易洗車です。
頑固な錆の原因は取ることができません。

自分で洗浄する

自分の愛車はもちろん自分で洗浄することもできます。
高圧洗浄機でこびり付いた泥汚れや融雪剤の塩カルを洗い落としましょう。

 

【自分で車の下回りを洗浄するメリット】
・汚れが落ちるまで洗浄することができる
自動洗浄機では汚れが落ち切らないことが多くありますが、自分で洗浄する場合は納得するまで洗いきることができます。

 

【自分で車の下回りを洗浄するデメリット】
・高圧洗浄機が自宅に無い場合は洗浄が難しい
高圧洗浄機はしつこい泥汚れを落とすのに適しています。
高圧洗浄機が無い場合は、ホースの先を絞って水圧を高めて洗浄することができますが、頑固な汚れは落とせません。
自宅に高圧洗浄機が無い方は、セルフ洗車場の高圧洗浄機を使用します。
ただし、セルフ洗車場は時間制限があるので注意が必要です。

 

・作業性が悪い
車の下裏に水を当てなくてはならないので、作業性が格段に悪いです。
ジャッキアップすることで、水を当てやすくなりますが、不安定になるので、車から離れて水を当てる必要があります。

専門店に依頼する

カーディーラーや洗車・コーティングの専門店などに依頼をする方法もあります。

 

【専門店に車の下回りの洗浄を依頼するメリット】
・仕上がりが最高
専門店は、車をリフトアップして高圧洗浄を行うので、完璧に汚れを取ってくれます。

 

【専門店に車の下回りの洗浄を依頼するデメリット】
・自動洗車機に比べ価格が高い
価格面では自動洗車機に比べると、数千円掛かってしまうため、決して安いとは言えません。

 

車の下回りを自分で洗浄する際の注意点

下回りの洗浄をするときは気を付けるべき点があります。
知らずに洗浄を行うと、車の故障の原因になってしまうことも。

 

・電気系統には水を当てない
車の下回りには様々な電気系統が存在しています。
電気系統の部分に高圧洗浄機を当ててしまうと、故障の原因になってしまいます。

 

・電気自動車やPHEV自動車の充電中は下回りの洗浄はしない
電気自動車やPHEV自動車の充電中に下回りの洗浄を行うと、車両火災が発生する可能性が。
電気自動車やPHEV自動車は電気系統の部位が多いため、下回りの洗浄には注意を払う必要があります。

 

車の下回りの洗浄頻度はどれくらいがベスト?

車の下回りの洗浄の回数は、多ければ多いほど良いというものではありません。洗浄するということは、水を当てるということ。水が浸入すると故障の原因になります。
下回りの洗浄にはそれだけリスクも含んでいます。

 

また、塩分は錆の原因になるので、車に塩分が付着している場合は、早めの洗浄が必要です。

そのような考えから、車の下回りの洗浄に理想的な頻度はありません。

 

ただ、作業の負担と車の状況を考慮して、季節の変わり目に一回は洗うことをお勧めします。

季節の変わり目となると、おおよそ3か月ごとになります。
春は黄砂で汚れていますし、夏は海の潮風に含まれる塩分が付着しているかもしれません。
秋は行楽シーズンの山道など泥が付着し、冬は融雪剤の塩分が付着している可能性が。
季節の汚れを節目ごとに洗い流すイメージが良いです。

 

まとめ

車の下回りの洗浄を行う理由は、錆を防止するためです。錆が発生すると、車に穴が開く原因になってしまうため、こまめに汚れを落としておく必要があります。


車の下回りの洗浄には自動洗浄機を使う方法や自分で洗う方法がありますが、汚れを落としきれなかったり、作業性が悪かったりします。

 

専門店では車をリフトアップし、目視をしながら隅々まで汚れを落としてくれます。
電気系統の故障を心配する必要もありません。
専門店ではアンダーコートやシャーシブラックと呼ばれる下回り塗装を行うサービスがあります。車検ごとに行うことで、十分に防錆の効果を保つことができます。
車を錆から守り、安全な走行を保つためにも、プロによる下回り洗浄を愛車に施しましょう。

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