更新日:2020年04月16日
巻き上げた小石は飛び石となって、車に傷をつけることがあります。
特に、フロントガラスやボンネットに傷がつきやすいですし、小石であってもスピードがあるので、車に当たれば亀裂や凹みなどの傷をつけます。
もしも飛び石によって車に傷がついた時は、どのように修理すればいいのでしょうか?
この記事では、飛び石による傷の修理方法について説明します。
飛び石での傷の被害とは?
飛び石は前方を走っている車が巻き上げた石が、後方を走っている車に当たります。
そのために、車のボンネットやフロントガラスなど、前から飛んできた石が当たりやすい部分に傷ができます。車高の低い車は、下回りなどにも飛び石が当たりやすく、石が当たっても気がつかないこともあります。
ボンネットに当たれば車体の一部に凹みや傷ができ、フロントガラスに当たるとガラスにヒビが入ります。
フロントガラスのヒビは視界が悪くなることもあるので、飛び石でヒビが入った時は一端安全な場所に停車した方が良いでしょう。
飛び石で被害が起こりやすい状況は?
飛び石はタイヤに挟まった小石が、何かの拍子にタイヤから弾んで飛び出して発生します。
特に大型車のタイヤに小石が挟まりやすいので、大型車の後を走っていると、飛び石が飛んできやすいです。
速く走っている車ほど、石が当たると傷や凹みの被害は大きいです。一般道だと飛び石が当たっても車体やフロントガラスの表面が欠ける程度ですが、高速道路であればガラスにヒビが入ります。
飛び石の被害を防ぐ方法はあるの?
飛び石は前方から飛んでくるので、前を走る車があれば飛び石が発生する可能性があり、完全に防ぐ方法はありません。石が飛んできても自分の車に当たらないように、当たる確率を減らすしか方法はないです。
このために、車間距離を保って道を走ると言うのが、被害を減らす対策です。
大型車から飛び石は発生しやすいので、トラックやダンプカーの後は走らないようにすると、被害を減らせます。もしもこれらの車の後を走るならば、十分に車間距離を取ることです。
石が当たった時の被害を軽減するには、スピードを落として走るしかありません。
飛び石での被害と修理費用
飛び石が車に当たった時は、フロントガラスなら欠けたりヒビが入り、車体なら細かい傷がつきます。
前方の車から飛んできた石による傷なので自分には非はないですが、修理は自費となる場合がほとんどです。
飛び石による傷は、運転の振動や衝撃で傷が拡大することや、時間とともに腐食することもあり、傷を見つけたら早めに修理した方が無難です。
車体に錆が発生し腐食すれば、安全性が下がるので、すぐに修理してください。
ボディやボンネットの修理費用の相場
擦り傷程度の小さい傷だと、部品交換せず修理で済むので1万円程度で直せます。軽いひっかき傷ぐらいなら、数千円の費用で済むこともあります。
ただし、傷部分が多いとそれだけ費用は高くなります。
大きく凹んでしまった時には、パテを埋め込み板金するようなこともあり、修理費用は3万円程度です。
凹みの修理であれば、数日かかることもあるので、その間は代車を使います。
フロントガラスの修理費用の相場
フロントガラスは、修理するか取り替えるかで費用は違います。リペアのような修理で済むならば1万円~1万5千円程度であり、ガラス交換ならば国産車で5万円~15万円程度、外車だと10万円~数十万円です。
軽自動車やコンパクトカーはガラス面積が少ないので、交換費用は若干安いです。
逆に、SUVなどのガラス面積が広い車種は交換費用が高くなります。
飛び石の傷の修理方法
飛び石の傷は、どの程度かによって修理方法が違ってきます。
場合によっては修理を行わず、パーツ交換をします。
フロントガラスの修理
ガラスが欠けている時は、透明な樹脂を盛りつけて平らに慣らします。ひび割れしている時は、ヒビ部分に透明な樹脂を注入します。補修した部分は運転席から見てもほとんどわからず、目をこらさないとわからないレベルです。
ガラスのひび割れ補修セットが売っているので、自分でもフロントガラスの修理が可能です。補修用の樹脂と、注入用の注射器などがセットになっています。
ただし素人が樹脂注入して修理すると、かえってヒビを広がらせることがあるので気をつけてください。
500円玉ぐらいの大きさのヒビになると樹脂注入での補修は難しく、ガラス交換をします。
ガラス交換の場合は、整備工場などで交換してもらいます。
車体の修理
ボディの小さな凹みであれば、パテを盛りつけ平らに慣らして、最後に塗装して修理完了です。傷の修理は、その部分を磨いて平らにしてから、塗装します。磨くならばコンパウンドのような目の細かい道具を使用します。荒磨きと、細かい目のコンパウンドでの仕上げ磨きの2段階で磨いた方が、傷部分はきれいに仕上がります。
塗装はタッチアップペンのようなペンタイプの塗料が売っているので、それを使うと小さい部分を塗装するのに便利です。広範囲を塗装するとなると、スプレータイプを使います。市販の車塗装用のスプレーも売っているの、自分で車の凹み部分に塗装することは可能です。
ガラスなどを誤って塗装しないようにするために、傷の周辺を養生してから塗装してください。
整備工場でも、傷や凹みを直して塗装してくれます。
ちょっとした傷ならコーティングで防ぐことも可能
前を走る車があれば、どこでも飛び石の被害を受ける可能性はあります。特にスピードを出す高速道路での飛び石は、被害が大きくなりやすいです。傷や凹みが大きい時や、ガラスのヒビが広範囲になっている時は自分での修理は難しいので、近くの整備工場で修理してもらうことになります。
防止策としては、前方の車との車間距離に気をつけるということになりますが、カーコーティングをしておくことも有効です。
カーコーティングは車のボディをきれいに保つだけでなく、ちょっとした傷の防止にも効果的です。
コーティングにはさまざまな種類があるので、施工する前にスタッフに相談することで、ニーズに合ったコーティングを施工できます。
飛び石によるボディへの傷を少しでも防ぎたい場合は、コーティングを検討されてはいかがでしょうか。
ガラスコーティング専門店「ユナイト」
お客様の車の状態に応じて、12種類の豊富なメニューより最適なコーティングをアドバイスします。ただいま50%OFFキャンペーン実施中。
Tweet