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車のマフラーの錆落としの方法とは?錆対策も知っておこう

更新日:2019年11月8日

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車のマフラーのメンテナンスを怠ってしまい、気が付かないうちに錆付いていたという経験はありませんか?

 

排気音を抑える役割を担っているマフラー、その錆を放置おくとさまざまなデメリットが生じます。
そこで今回は、車のマフラーの錆落としの方法と対策法について説明します。

 

車のマフラーの錆はすぐ対策することが重要!錆落としの方法を伝授します!

車のマフラーが錆付いていることに気が付いたら、すぐに錆を落とすことが大切です。
錆付きが酷くなってしまうと、容易に錆落としができなくなってしまいます。

マフラーの錆は金属の酸化が原因で起こる

そもそも、マフラーの錆付きはなぜ起こるのでしょうか。マフラーにはスチールが用いられていることが多く、水分や酸素と反応することで酸化鉄となり錆が発生するのです。しかも、マフラーは塗装されていない場合が多いため、常に雨水や空気に触れており錆びやすい環境にあります。

 

マフラーを塗装加工してある車もありますが、高温の排気ガスが通ることで塗装が劣化していくため錆は避けられないでしょう。

 

さらに、酸性雨や潮風、凍結防止剤、融雪剤などが錆の進行を早めるため、雨や雪が多い地域や海岸沿いなど環境も錆の要因となります。

マフラーの錆落としに必要な道具と手順

すでにできてしまったマフラーの錆を落とすには、以下の道具が必要です。

 

・錆取り剤
・ワイヤーブラシ
・サンドペーパー
・ゴーグル、防塵マスク(あれば尚可)

 

これらが用意できたら、早速マフラーの錆落としを実践しましょう。
スチールマフラーの場合は以下の手順になります。

 

1. 車からマフラーを取りはずす

    ↓

2. 錆取り剤で全体の錆をきれいに落とす

    ↓
3. 落ちない錆をワイヤーブラシやサンドペーパーで擦って落とす

    ↓
4. 水洗いをして洗い流す

    ↓
5. 乾拭きをして水分を取り除く

 

マフラーの錆取りは素材によっても適切な方法が異なります。

 

車のマフラーの素材が分からないときは、磁石を近づけてみましょう。磁石がくっ付けばスチールマフラー、くっ付かない場合はステンレスもしくはチタンマフラーと判断できます。

マフラーの錆取り、ステンレスやチタンの場合は?

スポーツカーや高級車で使用されているステンレスのマフラーは、鉄にクロムやニッケルなどを加えた合金で作られているため、スチールよりも錆びにくいといえます。光沢があり美しいのが特徴的ですが、研磨剤やたわし等を使用すると表面にキズができて見た目に影響を与えてしまうでしょう。

 

ステンレスマフラーの錆落としには、家庭用の中性洗剤を希釈したものを用いると良いです。それでも落とせない錆は、ステンレスマフラー専用の研磨剤を使い、柔らかい布やスポンジなどで擦って落とします。
錆が落ちたら、洗剤や研磨剤が残らないようしっかりと水で洗い流してください。

 

チタンマフラーは軽量で強度が高く、耐錆性能にも優れているため、ほかの素材よりも高価です。
ステンレスと同様、中性洗剤を薄めて使用します。研磨剤入りの錆取り剤を使用すると、チタン特有の焼き色が損なわれてしまうため注意が必要です。

 

車のマフラーの錆止めには錆転換剤や塗装が必要です!

マフラーの錆落としが終わったら、新たな錆を発生させないための対策を施しましょう。

マフラーの赤錆は錆転換剤で対処しよう

錆には主に赤錆と黒錆の2種類があるとされています。

 

赤錆は鉄が水や酸素と反応して自然に起こるもので、金属を腐食していきます。

一方、黒錆は自然に起こるものではなく、錆付きの抑止ができる錆と考えられているものです。

 

赤錆を黒錆に変えることで錆止めの効果を得ることができるのですが、それには「錆転換剤」というものを使用します。錆転換剤は赤錆に化学変化を起こさせ、黒錆に変えることのできる塗料です。すでにできてしまった錆の進行を防ぐのに効果的でしょう。

マフラーの錆止めには耐熱塗料が有効です

錆落としのあとに耐熱塗料を塗布することも、マフラーの錆止めになります。マフラー全体に塗料を塗るのですが、厚塗りしすぎるとひび割れを起こしてしまう恐れがあるため、薄く2~3回重ね塗りするのがポイントです。

 

耐熱塗料を硬化させるため、80℃程度の高温で焼き付けを行うと尚良いでしょう。
ヒートガンを用いる、あるいはマフラーを車に戻してからエンジンの熱を利用する方法があります。

 

車のマフラーの錆を放置すると穴が開く!?車検が通らなくなるって本当?

車のマフラーの錆付きをそのままにしておくと、さまざまなデメリットが生じます。例えば、マフラーの機能が失われて排気音が大きくなり、騒音トラブルに発展することがあるでしょう。最悪の場合、マフラーに穴が開いて排気漏れが生じ、健康被害を受ける可能性もあります。

 

穴の開いたマフラーでは車検にも通らず、違法改造として罰則が与えられることさえあるのです。そのため、車のマフラーの錆はできるだけ早く対処する必要があります。

 

まとめ

定期的に洗車を行っていても、マフラーまでは手が回らないという方は多いのではないでしょうか。
マフラーの修理や交換には費用がかさみますので、錆落としや錆対策を普段から行うことをおすすめします。

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