更新日:2019年10月3日
駐車場に屋根がないなど、いわゆる青空駐車をしている方も多いと思います。立地上、どうしても青空駐車をしなければならないというケースもあるでしょう。
しかし、青空駐車をしていると、雨の日に雨が直接車に当たってしまいます。車に水滴が残ると、車の劣化の原因になってしまうため注意が必要です。
今回は「青空駐車をしている場合、保護のためのコーティングが必須なのか」また「青空駐車でも車をきれいに保つ方法」を見ていきましょう。
青空駐車をしていると車は劣化する?
最近の車は塗料も進化していて、昔に比べると劣化しにくくなっています。とはいえ、劣化を完全に抑えることはまだできません。長時間青空駐車を続けていれば、やがて劣化が始まります。
たとえば雨の水滴が車体に付着することで、ウォータースポットが生まれ、水によるシミができてしまいます。洗車をすれば落とすこともできますが、見た目を大きく損なってしまいますし、メンテナンスも面倒になります。
また、青空駐車だと紫外線をダイレクトに浴びてしまうため、塗装部分をはじめ車の各所に劣化が起きます。そのまま対策をせずに放置しておけば、車の腐食などのリスクも生まれ、非常に危険です。
青空駐車は車の劣化を早めると考え、有効な対策を施すことが大切です。
青空駐車によるダメージについて
青空駐車によるダメージの多くは、水と紫外線が原因です。雨による水、直射日光による紫外線が車にダメージを与え、さまざまな問題を引き起こします。先程紹介した水によるシミや、紫外線による車の劣化です。また、季節によっては花粉も劣化につながります。
こうしたダメージはとても深刻で、青空駐車を続けていればいつか必ず劣化が見られるようになります。
いかにダメージを防ぐかが重要です。理想を言えば、青空駐車を止め、屋根のある車庫などに停めるのが良いのですが、それは難しいという場合が多いでしょう。そのため、青空駐車をしつつも、車に対するダメージを最小限に抑える対策が求められます。
そこで、コーティングやこまめな洗車が必要になってきます。コーティングは車体を保護してくれますし、洗車することで汚れをはじめ、劣化の原因をきれいに洗い流せます。
青空駐車をしているなら洗車をこまめに
特に花粉対策として有効なのが洗車です。春先など、花粉が多く舞う季節は車にも大量の花粉が付着します。青空駐車の場合、花粉を防ぐ物がないためどうしても花粉が付着してしまいます。花粉と同様に、黄砂も近年では車へダメージを与える原因として気を付けなければいけません。
花粉も黄砂も洗車をすれば洗い流すことができ、劣化を抑える対策として有効です。青空駐車でなくても、車をきれいにするためには定期的に洗車をする必要がありますが、よりこまめに洗車することを意識しましょう。
さすがに毎日洗車するというのは難しいので、1週間に1度を目安にするのがおすすめです。週に1度くらい洗車をしておけば、花粉や黄砂をはじめ、砂などを落とすことができ、シミや塗装の剥がれなどを防げます。
青空駐車の場合、屋内での駐車と比べて花粉や黄砂の付着する量が多いので、とにかくこまめに洗車することを意識しましょう。
青空駐車にはコーティング剤が欠かせない
コーティング剤を使うことで、車に特殊な皮膜を形成し、水や紫外線、花粉などから守ることが可能です。愛車をきれいな状態に保つためには、必須のアイテムと言えるでしょう。カーショップなどに行けば、さまざまなコーティング剤が販売されていますし、業者にコーティング作業を依頼することも可能です。
いずれにしてもしっかりとコーティングし、愛車に直接ダメージが出ないよう対策することが重要です。コーティングをし、さらにこまめな洗車を心がければ、コーティングが傷むのも防げますし、車を長持ちさせることができます。
青空駐車をしているなら、コーティング作業は必須だと考えておきましょう。
青空駐車に使うコーティング剤は親水か撥水か?
コーティング剤は大きく分けて2つ、親水性のものと撥水性のものに分かれます。
まず親水性というのは、水が車の塗装面に馴染むように作られています。そのため水を弾くといった感じではなく、広く馴染んでいくようなイメージです。水を弾いた方が良いと思われるかもしれませんが、シミ対策としては親水性の方が優れています。というのも、馴染むことで水滴ができにくくなり、水滴に直射日光が当たってシミとなることを防げるからです。
一方で撥水性のコーティング剤の場合、水を弾く性質を持っています。弾くことで車体に水滴ができ、この水滴を落とさずにいると直射日光が当たり、水滴がレンズの働きをすることでシミができたりします。
そのためシミ対策を考えるなら、撥水性よりも親水性のコーティング剤の方が良いと言えます。
まとめ
青空駐車はダメージを受けやすく、きれいに保つためにもコーティングが必要です。親水性と撥水性のコーティング剤がありますが、シミ対策としては親水性がおすすめです。
また、コーティングだけでなく、洗車も重要です。こまめに洗車して、汚れなど劣化の原因を洗い流せばそれだけでも違います。
コーティングをしつつ、こまめな洗車も意識して愛車をきれいに保ちましょう。
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