更新日:2019年09月27日
いつもピカピカの愛車に乗るためには、洗車が欠かせませんよね。
皆さんは車を洗う時にどんなスポンジを使っていますか?
「なんでもいいや」と適当に選んではいないでしょうか。
スポンジと言っても、素材や形状などさまざまな種類があります。
ここでは、洗車に使うスポンジのおすすめを紹介していきます。
洗車スポンジで傷を付けないための基本
「洗車の効率がどうも悪い…」「車を洗ったらキズが付いてしまった」という経験はありませんか?
洗車に使うスポンジを適切なものに変えれば、作業効率が上がったり仕上がりを良くしたりすることが可能になります。
例えば、面積の狭いスポンジでボディを何度も擦ると傷が付きやすくなります。仕上がりにムラができることもあるでしょう。
したがって洗車の時は、なるべく柔らかくて大きいスポンジを選ぶことが望ましいです。
また、ボディを洗うスポンジとタイヤやホイールなどの足回りを洗うスポンジは、分けるようにしましょう。足回りはどうしても汚れやすく、小石などが付着する可能性があり、そのままボディを洗うと傷の原因になるのです。
これを踏まえ、洗車スポンジの種類と特徴をみていきましょう。
洗車に使うスポンジの素材とムートンとの違いについて
洗車スポンジを選ぶ際に確認しておきたいのがスポンジの素材です。
素材は大きく分けて3種類ありますが、それぞれ違う特徴を持っています。
ウレタンフォーム
洗車スポンジにもっともよく使われている素材です。身近なところではクッションや台所用スポンジに用いられています。
ウレタン素材のスポンジは、発泡密度によって硬さに違いが出る場合があります。
硬さのある順から高密度ウレタン、中密度ウレタン、ソフトウレタン(軟質ウレタン)が挙げられますが、洗車の際はソフトウレタンが向いているでしょう。
セルロース
天然のパルプを原料に作られたスポンジで、環境にやさしい素材として知られています。
水に濡れた状態では弾力が生まれますし、繊維が細かいため砂埃などが表面に残らず、車体を傷つけにくいのがメリットです。また、吸水性、吸水力ともに優れており水切りの手間が省けます。
PVA
正式名称「ポリビニルアルコール」と呼ばれる合成樹脂の一種がPVAです。
高い吸水性と透湿性をもち、耐薬品性や柔軟性にも優れています。
洗浄用としてだけでなく、拭き取り用としても用いられている素材です。
洗車スポンジとムートンの違い
洗車に使うアイテムとして、スポンジのほかにムートンを選ぶ方が増えてきています。
ムートンがスポンジと異なる点はたくさんありますが、分かりやすいのは見た目の形状でしょう。
グローブタイプになっている物、羊毛やマイクロファイバーなどボディにやさしい素材が用いられることが多いのも特徴的です。
スポンジに比べ価格は高めですが、少量の洗剤でも泡立ちが良く、洗車の効率を上げることができます。
洗車に使うスポンジのおすすめはどのタイプ?
愛車に傷を付けずに効率よく洗車をするためには、車の部位によってスポンジを使い分ける必要があります。洗車スポンジを選ぶ際におすすめのタイプをご紹介します。
ボディ:柔らかいスポンジやムートン
ボディを洗う時は、素材の柔らかさを重視したほうが良いため、ソフトウレタンやセルロース製のスポンジが適しています。洗車の効率を上げたい場合や、塗装の劣化が進んでいる場合は、ムートンを使用するのがおすすめです。
車の天井部分や車体の下など、手の届かない部位を洗いたい時は、柄付きのスポンジを活用しましょう。
ルーフが高い車種の場合、伸縮タイプを選ぶようにします。間違っても市販のタオルや雑巾などで洗車しないようにしてください。繊維が硬くボディを傷つけてしまう恐れがあります。
ホイール:スポンジブラシ
ホイールの表面は意外に傷が付きやすいため、硬いブラシでゴシゴシ擦るのは厳禁です。
柄のついたスポンジブラシを使えば、傷を付けることなく奥の方まで洗浄することが可能です。
また、ムートンを使用すれば、スポンジでは届かないタイヤとホイールの間やホイールの裏側なども洗うことができます。
タイヤ:タイヤ専用ブラシ
タイヤはゴムでできており強度が高いため、ブラシの素材よりも洗いやすさを重視すべきでしょう。
ナイロンブラシで問題はありませんが、馬毛ブラシならよりやさしく洗うことができます。
適度に密度がある柔らかめのタイヤ専用ブラシがベターです。
洗車にマイクロファイバークロスや100均スポンジを使っても良い?
洗車後の拭き上げに多く用いられるマイクロファイバー素材ですが、最近ではスポンジにも使われているのをご存知でしょうか?軽量かつ小型化されており、扱いやすくボディにもやさしいというメリットを持ちます。洗車用のマイクロファイバークロスも売られているため、車を傷つけずに洗いたいという方におすすめです。
洗車用スポンジは100均でも購入できますが、耐久性は低いと考えておきましょう。
ホイール専用ブラシやタイヤブラシなども揃っておりとても便利ですね。ただし、洗車ブラシは毛が硬く、ボディに使うと傷が付く可能性があるため避けた方が無難です。
コップ洗い用の柔らかいスポンジはホイールやタイヤを洗うのに活用できます。
まとめ
素材や形状など、洗車用のスポンジにはさまざまな種類があることがお分かりいただけたと思います。
スポンジの選び方ひとつで愛車の寿命が左右されることもあるため、この記事を参考に用途や部位に適した洗車アイテムを選ぶようにしましょう。