更新日:2019年05月29日
車を保護でき便利なガラスコーティングですが、コーティング剤を使う前には下地処理が必要です。
ではこの下地処理はDIYでもできるものなのでしょうか?
下地処理の流れをはじめ、DIYでも可能かどうかを見ていきましょう。
ガラスコーティングの下地処理とは?
なぜガラスコーティングの際に下地処理を行うのか、それは車の汚れや傷を取り除くためです。
車のボディは綺麗に見えていても細かな汚れが付着していたり、小さな傷がついていたりします。
このままの状態でガラスコーティングをしても効果が半減してしまうため、あらかじめ下地処理でボディをより綺麗にしておく必要があるのです。
下地処理を行うことでボディが綺麗になり、コーティング剤もなじみやすくなることで、ガラスコーティングの効果が最大限に発揮されます。
効果の持続時間も伸びるため、下地処理は必須と言って良いでしょう。
また、ガラスコーティングを行うことでツヤが出ますが、よりツヤが出やすくなるメリットがあります。
・車のガラスコーティングで行う下地処理に必要な道具
車のガラスコーティングで必要になる下地処理では、以下のような道具が必要です。
・カーシャンプー
・鉄粉除去剤
・コンパウンド
・水垢を落とすクリーナー
・脱脂剤
これらの道具があれば、下地処理がやりやすくなり、汚れや傷もしっかり除去できます。
カーシャンプーは車を洗車し汚れを落とすのに必要ですし、鉄粉除去剤や水垢用のクリーナーもやはり汚れを落とすのに必要です。
コンパウンドは細かな傷を除去するのに使い、脱脂剤は余計な脂分、たとえばカーワックスや古いコーティング剤を除去するのに使います。
なくても良いだろうと考えてしまうかもしれませんが、これらは最低限必要な道具と考えましょう。
DIYでガラスコーティングを行う場合、まずはカー用品店などで必要な道具を揃えておきます。
必要な道具が揃ったら、あとは正しい手順で下地処理を行っていくことになります。
ガラスコーティングの下地処理をDIYで行う場合の手順
ここからは具体的な下地処理の流れを見ていきます。
まずはカーシャンプーを使い、車を洗車していきましょう。
カーシャンプーで汚れを綺麗に落としていきます。
この作業で車はかなり綺麗になるはずですが、しつこい水垢などは落としきれないこともあります。
その場合は水垢用のクリーナーを使い、汚れだけでなく水垢も落とします。
さらに鉄粉除去剤も使い、ボディに付着している鉄粉も落としましょう。
また、脱脂剤も使うことで脂分も除去できるため、このあとのガラスコーティングの作業をしやすくなります。
汚れを落としきったら、コンパウンドを使って今度は小さな傷などを除去します。
コンパウンドというのは研磨剤のことで、文字通りボディを研磨、削ることで傷を除去します。
非常にデリケートな作業で、やりすぎると車の塗装にダメージを与えてしまうこともあるので注意しましょう。
ポリッシャーを使っても研磨はできますが、ポリッシャーは扱いがより難しいのでリスクもあります。
細心の注意を払いながら研磨していくことが大切です。
下地処理はとても大変な作業
下地処理に必要な道具、手順を見てもわかるように下地処理は決して簡単な作業ではありません。
時間と手間がかかるうえ、車に余計なダメージを与えないようにするための技術も求められます。
DIYでも下地処理は可能ですが、可能だからといって簡単にできるというわけではありません。
十分な時間を確保し、手間をかけてじっくりと作業していく必要があります。
さらにある程度の技術がなければ失敗してしまうことも多く、ガラスコーティングにムラが出たり、見た目が悪くなってしまうことも出てくるでしょう。
下地処理の必要性と手順を把握し、自分では難しいと感じたら無理をせずに業者にお願いすることをおすすめします。
プロに任せれば下地処理もしっかりと行われるので、仕上がりに差が出ます。
特に研磨の作業は高い技術が必要なので、私達アマチュアとプロの差が大きく出る部分です。
ガラスコーティングの仕上がりの良し悪しは下地処理で決まりますが、その下地処理を最高の状態で施工してくれるのがプロです。
DIYと比較すると費用は高くなってしまことがほとんどですが、作業の質は高くなるので、手間と時間と仕上がりを考えて検討してください。
まとめ
ガラスコーティングを施工するにはまず下地処理を行わないといけません。
事前準備となる下地処理ですが、必要な道具も多く、作業も大変なので特に初めての方は苦戦することが多いでしょう。
時間と手間がかかり、さらに技術も必要になってくるので、自信のない方は業者に依頼して施工してもらうのも良い方法です。
プロであればたしかな技術で下地処理も行ってくれ、ガラスコーティングもムラなく綺麗に塗布してくれます。
愛車をベストな状態にするためにも、ガラスコーティングの必要性を感じたらDIYだけでなくプロに依頼するという選択肢も検討するようにしましょう。
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