更新日:2019年05月24日
車のフロントガラスには、ウォータースポットと呼ばれる汚れが付着することがあります。
見た目が悪くなるだけでなく、視界を遮る原因にもなるため厄介です。
そんなウォータースポットを除去するためには、どんな方法が効果的なのでしょうか?
ここではフロントガラスのウォータースポットを除去する方法について見ていきます。
フロントガラスの汚れウォータースポットとは?
車のフロントガラスに丸くて白い汚れを見かけたことはないでしょうか?
その汚れこそウォータースポットと呼ばれる汚れです。
見た目が魚のウロコのようになっていることから、ウロコと呼ばれることもあります。
主に車のガラス部分に見られる汚れで、フロントガラスにもよく付着します。
また1つではなく複数のウォータースポットが付着することも多く、フロントガラスの見た目を大きく損ないます。
そもそもウォータースポットというのは、フロントガラスに付着した水や、ワックスに含まれる油などが原因です。
水には目に見えないカルキといった成分が含まれていますが、水分が蒸発してもこうした成分やワックスの油はフロントガラスに残ります。
こうした成分が溜まっていき、最終的にウォータースポットとなる仕組みです。
太陽の光によって汚れとして焼き付いてしまうわけです。
膜ができるような状態になるので落としにくく、単純に水で洗車するだけでは綺麗になりません。
むしろ水で洗車することで新たなウォータースポットができてしまう可能性もあり、車に付着する汚れの中でもしつこくお手入れが面倒な存在です。
フロントガラスのウォータースポットを除去するには?
ではウォータースポットができてしまった場合、どうやって除去するのが良いのでしょうか。
ウォータースポットは落としにくい汚れなので、基本的には専用のクリーナーを使うことになります。
ウォータースポット除去のための専用クリーナーは市販されているので、自分で除去する場合はカー用品店などでまずは専用クリーナーを購入しましょう。
実際に除去するための手順ですが、まずはカーシャンプーを使ってフロントガラスを洗います。
フロントガラスの表面に付着しているウォータースポット以外の汚れをまずは落とす形です。
カーシャンプーを水で洗い流し、さらにタオルなどで水分をしっかりと拭き取りましょう。
ここまでは準備段階です。
余計な汚れを落としたら、専用クリーナーを使ってウォータースポットを丁寧に除去していきます。
専用クリーナーは使用方法が決まっていますので、各商品の説明書きを見るなどしながら正しい方法で使いましょう。
これでしつこいウォータースポットも除去できるようになります。
専用クリーナーにはウォータースポットを溶かして除去するタイプや、研磨剤が含まれていてフロントガラスを研磨することで除去するタイプがあります。
購入前にどういったタイプなのかを確認しておくことも大切です。
最後に、まだフロントガラスに水分が残っているようなら改めてしっかり拭き取りましょう。
晴れている日などは、日光で自然に乾いてくれるから良いだろうと考えてしまいますが、蒸発による乾燥を待っていると新しいウォータースポットができてしまう可能性があります。
ウォータースポットの大きな原因の1つが水分なので、徹底的に拭き取ることがポイントです。
車のフロントガラスのウォータースポット対策には撥水加工が効果的
最後に、ウォータースポットを作らないための対策として、撥水加工を施すことも検討してみましょう。
フロントガラスに水が付着すると、日光で水分が蒸発しウォータースポットの元となる成分だけが残ってしまいます。
この成分が乾くことでフロントガラスにこびりついてしまうので、水を寄せ付けないよう撥水加工するのが効果的な予防策になります。
撥水性のあるコーティング剤を使い、フロントガラスをコーティングしてあげれば水分が付着しにくくなり、結果的にウォータースポットも防げます。
専用クリーナーなどと同様、コーティング剤も市販されていますので自分で施工することが可能です。
もちろんウォータースポットの除去も含めて、業者にお願いすることもできます。
費用はかかりますが、より高い効果を期待できるので手間や時間をかけたくない場合、よりしっかりとウォータースポットを除去したい時は、プロに任せるのも良い方法でしょう。
いずれにしてもウォータースポットを防ぐためには、コーティング剤の活用が効果的です。
まとめ
雨や洗車時の水がフロントガラスに残ると、ウロコの状のウォータースポットという汚れができます。
車の見た目が悪くなってしまいますし、前方が見えにくくなることもあるので、安全運転のためにも早めに除去しましょう。
ウォータースポットは専用クリーナーで除去できるほか、業者に依頼して除去作業を代行してもらう方法もあります。
どちらの方法を選ぶにせよ、ウォータースポットをしっかりと除去し綺麗で視界の良いフロントガラスを維持することが重要です。
ウォータースポットが目立つようになってきたら、早めに対策をしておきましょう。