車のコーティング種類ってたくさんありすぎてわからない!
Q:コーティングの種類について教えてほしい
マツダのMAZDA6に乗っています。この車は新車から乗っているんですが、この度初めての車検を迎えることになりました。
コーティングの事は何もわからなかったので、新車を買った時はディーラーの営業マンのいうなりにコーティングをしました。でも施工から3年。そろそろ、コーティングも劣化してきたかな?と感じます。
自分が求めるコーティングとは
僕は車の手入れがキライなほうではありません。だから2週間に一度は洗車、それも手洗い洗車を行います。できればあと車検が2回終わるまでは、今のピカピカ状態をキープしたい。
環境としては、マンションの立体駐車場に停めているので、屋根付き車庫での使用ということになります。あと、車は週末だけにしか乗りません。この条件で、ベストなコーティングはどんなのものがありますか?
A:ガラスコーティングを選んでください
コーティングの種類についてのご質問、ありがとうございます。
確かにわれわれ専門家から見ても、コーティングの種類はたくさんあるように思えます。しかしこれは、車が置かれている環境や、ユーザーが多様な使い方をするために生まれた必然の結果なのです。
しかし施工自体に大きな違いはありません。
まず塗るだけでOKのコーティングは避けましょう
ご質問の中であった、「塗るだけでOK」のコーティングは避けてください。
お話を伺っていると、新車時からコーティングをされているわけですから、まずこのコーティング被膜を取り去らねばなりません。その上、ボディを丁寧に研磨して下地をつくる必要があります。コーティングの出来や耐久性を決める大きな要素は、この下地づくり。コーティングを依頼される際は、この下地づくりに力を入れている業者さんを選ぶようにしてください。
長持ちさせたいのであればガラス系コーティングではなく硬質系ガラスを
コーティングには、「ポリマー」「ガラス系」「硬質系ガラス(=ガラスコーティング)」など、いくつかの系統があります。
ポリマー系は樹脂系のコート剤でわかりやすいのですが、ガラス系とガラスコーティングは分かりにくいですよね。
ガラス系はシリコーンを含むもので、文字通り「ガラス系(=系統)」のコーティング。水を弾く“撥水性”に優れます。一方ガラスコーティングは無機質な溶剤を指し、ベースコートとトップコートを塗り重ね使用するなど、取り扱いもシビアです。
しかしその分、高い硬度を発揮することができ、耐久性・ツヤも申し分ありません。ガラスコーティングは、一般的ではありますが、かかった水がまとまり流れ落ちる“親水性”に優れます。
施工する我々にはシビアなコーティングですが、その分ユーザーの方々には性能面で優しいといえるでしょう。ご質問者さまが本当にボディを美しく保ちたいのであれば、溶剤の銘柄はともかく、ガラスコーティングをお選びになることをおススメします。