更新日:2023年07月14日
車は車内に水が浸透しないように作られていますが、ときに雨漏りが発生します。
雨が降ると車内に雨水が入るようになるので、湿気でカビが発生しやすく電気系統で故障が起きやすくなります。
もしも雨漏りが発生したらどのように対処すればいいのでしょうか?
この記事で雨漏りが発生する原因と対処方法をご紹介します。
目次
車で雨漏りが発生する原因
雨漏りは車体に隙間ができると発生します。
隙間を作る原因としては、車体の劣化、衝撃で発生する、パーツが劣化するなどが考えられます。
車体の劣化
雨漏りする原因として考えられるのが車体の劣化です。
車は使用するならオイルやタイヤは劣化するので交換が必要ですが、車体の素材も次第に劣化します。
車体は簡単に交換はできないために、劣化して隙間ができるのです。
天井から雨漏りすることもあり、それはドアの隙間から雨水が入ってくる場合や、または天井がひび割れて雨水が侵入するときもあります。
長年使っている車で雨漏りするならば、まずは車体の劣化を考えてみましょう。
車体の劣化は強度を弱めるので、事故で衝撃を受けやすくなります。
パーツの劣化
ボディが劣化していなくとも、パーツの劣化でそこから雨水が入ることがあります。
特に劣化しやすいのはドア、後部座席、トランクと使用頻度の多いパーツです。
ドアはゴムパッキンが使われており、ゴムが劣化するとひび割れて雨水が入り込みます。
昔よりもパーツは劣化しにくいですが、それでも雨漏りの可能性はあります。
ゴムパッキンは太陽光にさらされるので、どうしても劣化していきます。
事故でぶつけて隙間ができる
事故で車をぶつけたとき、または壁や電柱に車体をこすったときに、大きな衝撃でなくとも隙間ができている場合もあります。
車体が変形するぐらいの衝突ならば、大きく隙間ができたとわかりますが、小さな衝撃ではわかりません。
衝突後最初は隙間がなくとも、次第に発生していくかもしれません。
ちなみに番外編として、車の不良によって新車でも最初から雨漏りが発生する場合があります。
不良であれば無償修理や交換をしてくれるでしょう。
雨漏りを放置したときの影響
雨漏りは車内に水が入ってくるので、車内が濡れて見た目がよくありません。
シートやドアが濡れて、フロアに雨水が垂れてくれば不快に感じるでしょう。
車内が湿気で湿度が高くなるので、カビを発生させます。
カビが発生すれば悪臭を放ち、人体に影響を与えアレルギーの原因となります。
雨水が電気系統に侵入すればショートさせて電気部品を壊します。
また雨水はボディやフレームをサビさせるので、車の強度を下げます。
雨漏りが発生したときの対処方法
雨漏りがひどいとなれば修理しないとならず、その場合は業者に依頼します。
ただすぐに修理できないときは、応急処置を施し対処しましょう。
応急処置の方法は雨漏り発生箇所を塞ぐことです。
簡単に塞ぐならば新聞紙を活用でき、雨漏り該当箇所に新聞紙を貼ります。
新聞紙が水分を吸収してくれて、どこで雨漏りが発生しているかひと目でわかります。
防水テープで塞ぐ
防水性のある防水テープは、雨漏りの被害を防げます。
使用する場合は以下のようにして使ってください。
1、雨漏り箇所を掃除する
2、シワがないようにテープを伸ばす
3、空気が入らないようにして貼り付ける
シワが発生するか空気が入るかすると、そこから水が漏れるので雨漏り箇所に隙間なく貼り付けましょう。
特にカーブしている部分は貼りにくいので、慎重に貼るようにします。
場所によっては粘着しにくく、貼り付けてもすぐ剥がれる場合もあります。
コーキング剤を使う
ゴムパッキンの劣化で雨漏りしているならば、コーキング剤がおすすめです。
パッキンが劣化しひび割れている部分に充填すると固まって塞いでくれます。
コーキング剤は以下のようにして使います。
1、雨漏り箇所を掃除する
2、コーキングする部分周辺をマスキングテープで養生する
3、ヘラでコーキング材を均等に塗っていく
4、固まるまで乾燥させる
コーキング剤が固まらないうちに、ドアを開閉しパッキンに力を加えると、コーキング剤が動き雨漏り箇所を塞ぎません。
コーキング剤を塗ったあとは、固まるまで車を使わないほうが無難です。
これらの方法はあくまでも応急処置であり、そのままにしておくとやがて雨漏りが再発します。
根本を修理しないと雨漏りは解消されないので、応急処置後は業者に依頼し雨漏り発生原因場所を修理してもらいましょう。
修理費用がいくらかかるかは、何が原因で雨漏りが起きているかによって違います。
パーツの劣化であれば交換するだけで済むので比較的安く修理できます。
まとめ
車のボディもパーツも、経年劣化は起きるので雨漏りが発生するときもあります。
雨漏りは車内に水が入りカビが発生し、電気系統に影響を与えるかもしれないので修理しましょう。
すぐ修理できないならば、防水テープやコーキング剤を使って応急処置します。
応急処置後は時間を見つけて早めに修理してください。