更新日:2023年07月7日
車が汚れていけば洗車して綺麗にします。
カーシャンプーにはいくつも種類があり、手洗い洗車から機械洗車まで洗い方があります。
洗うときやすすぐときに水を使いますが、使うのは純水と水道水、どちらがいいのでしょうか?
純水と水道水それぞれの、メリットとデメリットをご紹介します。
目次
純水で洗車するメリット
不純物が少ない水が純水です。
洗車にも使用できますが、使うときは純水発生機を用意するか、純水を購入しておきます。
純水洗車にはいくつかメリットがあります。
洗車後に跡がつきにくい
水道水はミネラルや塩素などと不純物が含まれます。
洗車後にすすぎをすると、水道水に含まれる不純物が残り車のボディに跡が残りやすいです。
純水には不純物が含まれないので、すすいでもボディに跡が残りません。
すすぎ後に拭き上げしても、車の細か部分には水が入り込んでおり、走行中に垂れてきます。
水道水を使用していると、垂れた部分に跡がつきます。
純水であればすすいだ後でも、走行中に垂れた場所でも跡はつかないです。
跡が残らないため、洗車後は透明感のある仕上がりです。
すすぎ後は軽く拭き上げるだけで良いので、ごしごし拭かずに済みコーティングを傷めません。
拭き上げ時に傷をつけにくいのです。
汚れを取り込みやすい
純水は不純物が含まれないので、汚れを取り込みやすいです。
水道水で洗うよりも、汚れを落とす力が強いので綺麗に仕上がります。
車のボディにシミがついていても、純水をかけて拭き取れば落ちます。
また汚れを落としやすいので、コーティング前に使うすすぎ用の水としても使いやすいです。
綺麗にコーティングをするには下地処理が大切で、ボディ表面の傷や汚れをできるだけ落とします。
純水を使うと汚れを取り込みやすいので、コーティングに適した下地を作れます。
純水で洗車するデメリット
純水は汚れを落とすのに適した水ですが、使うときにはデメリットも発生します。
屋外で洗車するとなれば、風の強い日だと埃が舞い散っており純水に混ざります。
せっかく純水を使っても、汚れが混ざった状態で洗車に使用すると若干シミを作ります。
純水を使うならば、使用する場所を選んだほうが良いです。
ただ、どのような場所で洗車しても、純水に汚れは少し混ざります。
これは空気中の埃以外に、ボディ表面やホースに汚れがあるからです。
そのために、すすぎ後はまったくシミができないというわけではありません。
純水発生装置が必要
洗車で純水を使うならば、純水器と呼ばれている純水発生装置が必要です。
購入するとなれば数万円の費用がかかり、手軽に使うというわけにはいかないでしょう。
さらに純水器ではフィルターを使用し、フィルターによって水道水の不純物を取り除きます。
フィルターは何回か使うと交換するので、長く純水器を使えばフィルター代もかかってきます。
純水導入には数万円費用がかかるので、この費用をどう捉えるかは人それぞれでしょう。
水道水で洗車するメリットとデメリット
水道水を使用するメリットいえば、なんといっても蛇口から出る水道水をそのまま使用できることでしょう。
多少水道費用は発生しますが、いくらでも手軽に使用できます。
純水器のようにわざわざ装置を用意する必要はありません。
バケツやブラシ、カーシャンプーと洗車道具さえあれば車を洗えます。
水道水はシミができやすい
水道水にはミネラルや塩素の不純物が含まれます。
そのために、洗車すると純水を使うよりもシミができやすいです。
拭き上げをしないと、雨が降った後のようにシミができます。
シミができると塗装やコーティングを傷めやすく、汚れがつきやすいです。
塗装面がシミによって凹凸ができるので、汚れが付着すると流れ落ちにくいのです。
さらにシミを放置したままにすると塗装を傷めます。
定期的にシミ対策をする
水道水や雨水によって発生するシミは、イオンデポジットやウォーターデポジットと言われています。
先に説明の通り、純水を使っても多少はシミはできます。
ただ、少しでもシミ発生を抑えたいならば純水は使えます。
洗車で水道水を使いシミ発生を抑えるならば、使用する水の量を減らしましょう。
そしてすすぎ後はクロスを使用し拭き上げますが、力を入れずクロスの吸水力だけで車体に残った水滴を取り除きます。
ゆっくりとクロスを動かし、クロスを車体面で滑らせるようなイメージです。
このときに押し付けるようにして拭き上げしないのがポイントです。
窓ガラスもクロスで拭き上げ、同じように力を入れず滑らすようにしていきます。
まとめ
水道水はミネラルや塩素などの不純物が含まれるので、洗車でのすすぎ後に拭き上げを適当にするとシミが発生します。
同じように地下水を使ってもシミはできやすいです。
洗車でシミを作らないようにするならば、不純物が含まれない純水が使用できます。
ただし純水を使うならば、純水器という純水を作る装置が必要です。