更新日:2023年04月26日
自動車のシートにはシートカバーを取り付けられます。
カバーを付けてシートが汚れるのを防止する他に、シートデザイン変更にも使えます。
ただシートカバーは素材や種類が多いので、どれが良いかわからないかもしれません。
この記事で、シートカバーの種類や選び方をご紹介します。
目次
シートカバーの選び方
シートカバーを選ぶならば、もちろん自分の車にフィットするちょうど良いサイズのものを選びましょう。
素材によっても質感や触り心地が違うので、どの素材のシートにするかも決めます。
汎用タイプと車種専用タイプ
多くの車に使える汎用タイプと、その車専用の車種専用タイプがあります。
汎用タイプはフリーサイズになっており、取り付けやすく着脱もしやすく、そして丸洗い可能です。
どの車でも使えるために製品価格が安いです。
ただしデザインは種類があまりないので、自分の車の色と合わないかもしれません。
乗り降りしている間にずれていき、また生地が伸びてフィットしなくなります。
車種専用タイプはその車のシートの形状に合うように作られており、取り付ければフィットするので座り心地が良いです。
無難な無地のデザインが多く、車の色と合うので統一感がでます。
車種によってはアームレストやヘッドレストのカバーも付属します。
生地の違い
シートカバーの素材は大きく分けると、革、ビニール、布の3つです。
革は合皮とレザーの2つがあります。
耐久性や通気性はレザーの方が良いですが、合皮の方が値段は安いです。
ただし合皮は伸びやすいので、長持ちしません。
頻繁に乗り降りするならば、耐久性に優れたビニールを選ぶのも良いでしょう。
汚れにくく破けにくいですが、デザイン性はあまりありません。
布は値段が安いですが、汚れが付くと落ちにくいです。
水が染み込みにくく埃が立たないなどの特徴を持ちます。
シートカバーの中でもデザインの種類が多いのが布製シートです。
取り付け方の違い
シートカバーの取り付け方も製品ごとに違うので、使用する場合はどのように取り付けるか確認しましょう。
純正カバーのようにシート全体を覆うようにして取り付けるタイプと、シートの上に置いて紐でむず部だけで良いエプロンタイプがあります。
シート全体を覆うタイプのカバーは取り付けるのが大変です。
最初にヘッドレストを外して、背もたれとシートの両方にカバーを覆うようにして付けていきます。
シワがないように取り付けたら、ヘッドレストを元に戻します。
一度取り付ければずれることはなく、シートにフィットしますが取り付けは苦労するでしょう。
エプロンタイプは、シート全面にカバーを乗せて、後ろで紐で結ぶだけで取り付け完了です。
ヘッドレストを外さずとも取り付けられて手軽ですが、座った後激しく動くとシートがずれます。
フィットするようにして使用したいなら、適さないカバーでしょう。
生地の性能で選ぶ
シートカバーは生地によって性能が違います。
デザインや取り付け方以外にも、どんな性能が備わってるかも確認しましょう。
防水性や撥水性
防水タイプや撥水タイプのシートカバーもあります。
防水シートは水がかかっても濡れないので、キャンプや海水浴に行く人が使うと便利です。
撥水シートは水を弾きますが、徐々にシートが濡れるので完全防水ではありません。
日常生活で飲みものをこぼしたときに、すぐ拭くとシートが濡れずに済むなど、ときどきシートが濡れるかもしれないときに使うと役立ちます。
防水性や撥水性のあるシートカバーは、汚れにくいために汚れを付けたくない人にもおすすめです。
シート全体を取り替える他に、今車に設置しているシートの上に被せる簡易タイプもあります。
小さな穴が無数に空いているパンチング加工されているカバーもあり、これは通気性が良いです。
その代わりに汚れやすく防水性はないので、通気性を求めるときにおすすめです。
耐熱性や難燃性
燃えにくい素材でできているシートカバーであれば、うっかりタバコの火を落としてもシートに穴が開かず燃え広がりません。
シートは最小限の被害で済むでしょう。
夏場は車内が高温になるので、耐熱性シートであれば劣化も抑えられます。
ただし耐熱性や難燃性があっても、完全に燃えないというわけではありません。
長く火に晒されると変化してやがて燃えるので、タバコの火程度を防げると考えてください。
シートを汚れから守る
防水性のシートや、汚れにくいとなっているシートでも、使い続ければ汚れはつきます。
シートカバーを使うならばできれば、長く綺麗な状態で使いたいものでしょう。
特にシート全体を覆うようなタイプならば、一度取り付ければ外すことは殆どないので、汚したくないものです。
そんな方にはシートカバーのコーティングがおすすめです。
カーコーティングと同じように、シートカバーをコーティングするのでシートが汚れにくくなります。
さらに汚れが付いても落ちやすく、汚れを落とすのが楽です。
シートカバーを汚れにくくするならば、コーティングを検討してください。
まとめ
シートカバーは様々な種類が発売されており、シート全体を覆うタイプから簡易タイプまであります。
デザインもいくつもあり、防水性や耐火性を備えたシートも発売されています。
シートカバーを使うならば、フィットするか、性能はどうか、デザインは何がいいかなどで選ぶのが良いでしょう。