更新日:2023年03月29日
日本は地震大国であり、しばしば大きな地震が発生します。
日頃車を使う方は運転中に大きな地震に遭遇するかもしれません。
車を運転している最中に大きな地震がくれば、どのように対処するのがいいのでしょうか?
この記事で、運転中に発生した地震の対処方法を見てみましょう。
目次
車で運転中に地震が発生したときの対象方法
車を運転していて車内にいるときに地震が発生したら、安全を確保するようにしましょう。
小さい地震だと揺れが収まるまで待てばいいですが、大地震のときは危険性が高いので冷静に行動しないといけません。
安全な場所に車を止める
運転中に地震を感じたら、慌てずに安全な場所に車を止めましょう。
建物の近くは倒壊して車が押しつぶされる危険があるので、ビルやマンションの近くには止めないようにします。
家にいるときとは違い、車はダンパーがあるので地震が発生しても揺れを感じにくいです。
いつもと違う揺れを感じたときや、看板や電線が揺れていたら地震ではないかと疑ってみましょう。
揺れに気づいたら車が他車や他人とぶつからないように、ハザードを付けながら路肩や駐車場に止めます。
道路の脇に止めるならば、緊急車両が通れるように左側に止めます。
揺れが収まるまで待つ
揺れている間は外に出ずに車の中で揺れが収まるまで待ちましょう。
大きな地震の揺れは車内よりも外に飛び出すほうが危険です。
揺れが収まったらすぐ外に出ずに、ラジオやスマホで情報収集し安全の確認をします。
大地震後は停電することもあり、信号が消えて交通が混乱するかもしれません。
車を動かすときも周囲の安全や交差点の状況をよく確認しましょう。
高速道路は大地震が起きると通行止めになることが多いので、高速道路内を走行中に地震が発生したら、ラジオやスマホで情報収集します。
停車するなら路肩は後続車から追突されるおそれがあるので、ガードレールの外側などに止めます。
長いトンネル内ならば非常口から脱出するときもあります。
パトカーがきたときは指示に従いましょう。
地震後に停車した後はどこに車を置いても去る場合は車内に鍵をつけたままにしておきます。
これは消防車やパトカーが通るときに、置いてある車を移動できるようにするためです。
津波が発生するなら海沿いから離れる
地震後は停車し一旦情報を集めるのが良いですが、海沿いで地震に遭遇したら津波の危険があります。
そのために車を止めずに高台や、海から離れた場所まで移動しましょう。
津波が迫ってくるのが見えてから避難しては遅いので、いち早く安全な場所に向かいます。
海沿いを走って非難するのは危険なために、できるだけ短距離で安全な場所までいきましょう。
もしも近くに高台がないならば、鉄筋コンクリートのマンションやビルの上階まで避難します。
津波から避難した後でも、または車を停車後発進した後でも、目的地についたらしばらく車は使わないようにします。
大地震後は建物倒壊や余震で危険は残っており、渋滞が酷くなるので数日は様子を見たほうが賢明です。
車を走らせ動けなくなると警察や消防の迷惑になるので、不要なら車は使わないようにしましょう。
日頃から地震に備えて備品を車に積んでおく
地震発生時は渋滞や地面の陥没、建物や木の倒壊などにより身動きが取れなくなることがあります。
どれぐらいの強さの揺れかにもよりますが、長いと1日以上身動きが取れません。
車の中にいる間でも空腹は襲ってきて、トイレにも行きたくなります。
バッテリーあがりを防ぐためにエンジンを止めればエアコンは使えません。
万が一に備えて、車内に防災セットを確保しておけば地震が発生しても安心です。
以下のものを用意しておきましょう。
・水
・食料
・簡易トイレ
・アルミシート
・脱出用ハンマー
・ホイッスル
アルミシートは保温性が高いので、冬であれば体を覆うようにするとエアコンを止めても寒さを防げます。
脱出用ハンマーは車の窓ガラスを割るための、先が鋭利になったハンマーです。
地震で車が動かなくなりドアが開かなくなったときに役立ちます。
ホイッスルは自分の居場所を知らせるのに役立ち、瓦礫の下や地下駐車場で車が動かなくなったときに使えます。
薬を常用している方は、車内に常備薬も置いておくと良いでしょう。
水と食料は保存用のものを用意し、車内が高温になっても腐らず変化しないものを選びます。
モバイルバッテリーや携帯缶のガソリンは、車内が高温になると爆発するおそれがあるので積み込むのは避けたほうが良いです。
怪我したときのための救急キット、スマホや車のラジオが使えないときの携帯ラジオもあると便利です。
まとめ
日本は地震大国でいつ発生するかわかりません。
定期的に大地震も発生しており、車で運転中に遭遇するかもしれません。
地震に遭遇したら車を安全な場所に止めて情報収集してから、どうするか決めましょう。
津波が迫ってくるようであれば急いで安全な場所に避難します。
また車が動かなくなくなることもあるので、日頃防災セットを常備しておけば役立ちます。