更新日:2022年08月3日
愛車を傷や汚れから守るために行えるのがカーコーティングです。
コーティングには特性があり、滑水・疎水・親水の3つです。
特性による違いは水の弾き方であり、どれが一番いいのかは一概に言えません。
この記事で滑水コーティングをメインに疎水や親水との違い、そしてメリットとデメリットを解説します。
目次
滑水コーティングとは?
水を弾く性能に滑る性能を加えたのが滑水です。
コーティング面と水滴の接触面は小さく、雨が降っても雨水が車のボディに残りにくい性質があります。
水滴が弾いて滑るために、低速で車を走らせても雨水がボディから飛んでいきます。
水はけがいいのが滑水です。
雨が降ってもシミやイオンデポジットが残りにくく、汚れが付着しにくいです。
水が残りにくいために洗車後の拭き上げが楽であり、イオンデポジット発生を防ぎます。
滑水の効果は沢山水をかけないと実感できず、屋外で車を保管するときにおすすめのコーティング性能です。
汚れやシミはつきにくいですが、完全につかないわけではありません。
メリット
滑水コーティングでも、コーティングの傷やシミができにくくなる効果は得られ、コーティングによって艶が出ます。
水が流れると汚れが落ちやすいので、洗車の回数を減らしてくれます。
洗車したらすすぎ後の水は流れ落ちやすく、拭きあげの時間短縮が可能です。
雨が降っても水が流れ落ちやすいためにシミができにくいです。
滑水コーティングの効果を実感しやすいのは雨が降ったときや洗車時です。
水が車体についても流れ落ちやすいために、滑水効果や水切れの良さを実感できます。
シミができにくいために、こまめに洗車しなくとも車が汚れにくいのは気が楽でしょう。
デメリット
他の特性のコーティングよりも艶が出にくいです。
コーティングするなら艶でピカピカにしたいというならば、滑水以外のコーティングをおすすめします。
また他の特性のコーティングよりも、効果が長続きしにくいです。
滑水コーティングでも、長い間洗車しないとボディにシミができます。
疎水や親水との違い
滑水は新しく登場したコーティング特性です。
すでに疎水や親水の特性もあり、コーティングとして使用されてきました。
疎水や親水は、滑水は特性が違います。
親水の性能
水に馴染みやすいのが親水です。
雨が降ればボディに水が膜のようにした溜まり、薄い膜になって一体化した後に流れ落ちます。
親水のコーティングを行うと、シミ跡ができにくいです。
ボディに水滴がつくと、水が蒸発し汚れなどが残るためにシミはできます。
親水だとボディ表面で水がまとまるために蒸発しにくく、そのためにシミが発生しにくいです。
膜状に水ができてゆっくりと流れ落ちるために、疎水性と比べると水は流れ落ちにくいです。
洗車後は車体面に水が残るので、拭き上げは少し手間がかかります。
水玉ができないので、人によってはコーティングした感覚が薄いでしょう。
疎水の性能
車体面に水がまとわりつき、膜状になって自重で水が流れ落ちます。
親水性と似ていますが、親水よりも水切れが良いです。
水切れが良いためにイオンデポジットやシミはできにくいです。
水が残りにくいので、洗車後の拭き上げは簡単です。
ただし車体面に残る水が少ないと水を弾きます。
大雨が降ったときや洗車時は沢山水をかけないと疎水コーティングの効果を実感しにくいです。
コーティング後のメンテナンスは必須
どの性能のコーティングを行っても、定期的な洗車は必要です。
コーティングは汚れをつきにくくするのであり、汚れが完全につかないようにするものではありません。
洗車を怠ればコーティング被膜に汚れがついていき、洗車しても取れなくなります。
汚れがつけば次第にコーティングの性能を落とすでしょう。
定期的に洗車すれば、汚れが付着せずコーティング性能を最適な状態に保てます。
ただしコーティングが時間と共に性能が低下するので、コーティングのメンテナンスも行いましょう。
時間と共にコーティング被膜に汚れが蓄積するので、コーティング後は1年に1回コーティングメンテナンスを行いましょう。
メンテナンスでコーティング表面の汚れを取り除き、コーティング寿命を延ばします。
コーティングはプロの業者に任せる
コーティングは自分でも行えますが、最初に車を洗車し、その後鉄粉など洗車で取れない汚れを落とします。
車体の下地を整えてからコーティングです。
ただし下手に行うと、コーティングが失敗し効果が長続きしません。
滑水コーティングを行うにしても、プロの業者に依頼しましょう。
業者ならば失敗することなく、車体を綺麗に洗ってからコーティングしてくれます。
コーティングメンテナンスもできるなら依頼すると良いでしょう。
まとめ
コーティングにはいくつか性能があり、その1つが滑水です。
水を弾き流れ落ちやすいので、雨が降っても低速で走ればボディから水が流れ落ちます。
シミができにくく、洗車の回数を減らせます。
滑水コーティングは自分でも行えますが、失敗しないようにプロの業者にコーティングを依頼すると良いでしょう。