更新日:2022年06月30日
カーコーティングの費用は決して安くはなく、施行したならできるだけ長く効果を持続させたいものです。
コーティングもお手入れが必要ですが、間違った手入れをするとコーティングの効果が早く薄れます。
この記事で行ってはいけない行為をご紹介します。
目次
コーティング後の洗車の仕方
コーティングしても汚れはある程度つくので、汚れが目立てば洗車した方が良いです。
洗車する方法は、洗車機と手洗い洗車がありますが、手洗い洗車した方が無難です。
洗車機で洗うと車に以下のようなダメージを与えます。
・細かい傷がつく
・撥水性能が弱くなる
・光沢がなくなる
・汚れがつきやすくなる
洗車機はブラシが高速回転して車を洗っていきます。
強力にブラシを回転させるために、ブラシがコーティング面に擦りつけられ線傷のような傷がつきます。
昔よりも柔らかいブラシを使っていますが、それでも傷はつきます。
1回洗車機を使ったぐらいでは目立たない傷ですが、何度も洗車機を使えばボディ全体に傷がつき目立ちます。
また洗車機のブラシでコーティングを削り取るために、せっかくのコーティング効果が薄れます。
撥水性能が低下し、汚れがつきやすくなり、光沢がなくなるので、酷い場合は再度コーティングが必要です。
ブラシの摩擦でコーティングのツルツルした感じがなくなるので、白ぼけしたように光沢がなくなります。
洗車は手洗い洗車が理想
コーティング効果を長持ちさせるためには、手洗い洗車を行います。
水だけで洗うと汚れが落ちないために、洗車するときはカーシャンプーを使用します。
カーシャンプーの成分によって、汚れを浮き上がらせ落ちやすくします。
泡立てて洗えば、砂などでコーティングに擦り傷をつけるリスクを減らせます。
洗った後は念入りにすすぐようにしましょう。
コーティング部分に洗剤の成分が残るとシミになるために、洗剤を残さないために水でよくすすぎます。
すすいだ後は水垢がつかないように、マイクロファイバークロスなどを用いて拭き上げます。
目の細かい布を使用して拭くと、コーティング面にダメージを与えません。
水が乾いて跡として固まらないようにするために、拭き上げは素早く行いましょう。
コーティングにダメージを与えないシャンプーを使う
水垢落とし用シャンプーなどは、コンパウンドが含まれているかもしれず、使用して洗車するとコーティングを傷つけます。
撥水シャンプーなどは、撥水成分としてシリコンが含まれますが、コーティング性能を落とす可能性が高いです。
そのために、コーティング後の洗車ではこのようなシャンプーは使わないようにしましょう。
酸性やアルカリ性のシャンプーは汚れを落としやすいですが、コーティングを溶かす可能性があります。
コーティング用のシャンプーを使うと、ダメージを与えず洗車できます。
コーティング後に洗車するならば、中性または弱酸性シャンプーを使うとコーティングを傷めにくいです。
カーシャンプーで洗った後に落ちない汚れがあれば、こすらずに専用クリーナーを使います。
クリーナーは洗浄力が強いですがコーティングにも使える成分調整クリーナーもあります。
ボディ全体ではなく汚れ部分のみで使用するので、コーティング面へのダメージを抑えられます。
ワックスは必要ない
コーティングした後は、ワックスを塗らなくても良いです。
ワックスには有機溶剤やコンパウンドなどが含まれているために、コーティングとの相性が悪いです。
ワックスを使用したいならば、コーティングせずに行います。
一般的なワックスは石油系で有機溶剤が含まれます。
このようなワックスはコーティング面に塗ると良くないです。
ただし有機溶剤を使わない天然成分100%のワックスならば、塗ってもコーティングにダメージを与えません。
天然ワックスをDIYで塗ると失敗しやすいために、業者に施工してもらうことをおすすめします。
汚れを放置するとコーティングにダメージを与える
コーティングを施しても、鳥のフンや虫の死骸、花粉などが付着します。
生物の死骸や汚れが付着したまま放置すると、コーティング被膜を浸食していき、やがて塗装面にもダメージを与えます。
洗車するなら、手洗い洗車した方がいいですが、洗う時間がないと汚れを放置するのは良くありません。
汚れがつき手洗い洗車する時間がないならば、機械洗車機を使っても構いません。
コーティングに傷をつけるよりも、汚れを放置する方が良くないのです。
もしも鳥のフンが付着したと気がついて洗車時間がないならば、最低限ティッシュペーパーなどで拭き取っておきましょう。
固まって取れないときは、ティッシュペーパーに水でフンを覆うようにして、フンを柔らかくすれば拭き取れます。
まとめ
カーコーティングは車に傷や汚れをつきにくくして艶を出します。
それでも自然と汚れがついてくるので洗車は必要ですが、可能ならば手洗い洗車をします。
洗車ではコンパウドやシリコンなどが含まれないシャンプーを使います。
ワックスは必要ないですが、天然成分ワックスならば塗っても構いません。
自分で行うメンテナンスに不安があるならば、業者に依頼して行ってもらいましょう。