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ナンバープレートの「封印」とは?役割や外し方を解説

更新日:2022年04月5日

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ナンバープレートは、車両を識別するためにつけられており、公道を走る時は必ずつけておかないといけません。

実はナンバープレートには封印というパーツがついており、軽自動車以外の自動車にはついています。
公道を走る時には、ナンバープレート以外に封印も取り付ける必要があります。

この記事で、ナンバープレートの封印とは何か、その役割や外し方をご紹介します。

目次

ナンバープレートの封印の役割

ナンバープレートの封印は、キャップのような外観をしておりアルミ製です。
コイン電池よりも2倍か3倍厚みのあるような形をしています。
地域ごとに決められた1文字が刻印されています。
取り付ける場所は、後部ナンバープレートの左側と決まりがあります。

 

封印は台と蓋の2つの部品での構成です。
ナンバープレートのボルト部分に台を取り付け、その後台に蓋を取り付けます。

陸運局でナンバープレートが交付された時に、係員が封印をつけます。
つまりは、封印がついていれば正式に登録された車両である証明です。

 

ナンバープレートや車両の盗難防止のために封印はあります。
一度取り付ければ壊さないと取りは外せず、ボルトやネジとは違い簡単には取り外せません。
簡単に外せないようになっているので、盗難防止の役割を果たすのですh2。

 

封印の取り付けは義務

道路運送車両法第11条によって、登録した自動車にはナンバープレートに封印をつけないといけないと決められています。
さらに道路運送車両法施行規則第8条によって、封印の取り付けは運輸支局または封印受託者が行います。
そして封印は整備などの理由がなければ、取り外してはいけないとも決められています。

 

ナンバープレートの封印を自分で外した場合は、以下の罰則が与えられます。

・違反点数 : 2点
・罰則 : 6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金

 

封印を外して公道を走るのは違反です。
また封印の上にキャップなどのアクセサリーを取り付けるのも禁止されています。

 

盗難車はナンバープレートを偽装する場合もあるために、封印の上にキャップなどを取り付ければ盗難車と間違われるおそれがあります。
事故などでナンバープレートが大破しない限りは、封印は勝手に外れることはありません。

封印の蓋の文字

封印の蓋に刻印があり記されている文字は、地域ごとに決まっています。
都道府県の頭文字が封印されており、例えば青森なら「青」、東京都ならば「東」です。
頭文字が重複している都道府県は、そのまま2文字が刻印されています。
山口県ならば「山口」、山梨県ならば「山梨」という文字です。

 

北海道は特殊であり、市町村で刻印の文字が違います。
例えば札幌市や千歳市は「札」、函館市や北斗市は「函」です。
いくつかの地域で同じ文字を使用しているのです。

軽自動車に封印はついていない

軽自動車のナンバープレートには封印はついていません。
普通自動車や大型自動車のナンバープレートは自動車登録番号標という名称であり、軽自動車のナンバープレートは車両番号標という名称です。
封印の取り付け義務は自動車登録番号標のみにあるために、軽自動車のナンバープレートに封印はないのです。

 

封印には、車の所有権を確定し財産とする役割もあります。
普通自動車などは資産として扱われますが、軽自動車は届け出制であり資産として扱わないために、このような理由からも封印は必要ないです。

 

封印を外す場合とは?

ナンバープレートの封印は以下の場合に外します。

 

・ナンバープレートを変更する時
・車両抹消を行う時

 

車の名義変更を行う時やナンバープレートだけ変更する時は、ナンバープレートを取り外して新しいプレートに取り替えるので封印を外します。
また、車両抹消を行うとなればナンバープレートの返却が必要であるために封印を外さないといけません。

封印の外し方

封印を外す時は、ドライバーがあれば外せます。
マイナスドライバーを用意して、以下の手順で外してください。

 

1、マイナスドライバーを封印の蓋に刺す

 

2、テコのようにしてドライバーを動かして封印を外す

 

3、取り付けネジをプラスドライバーで外す

 

封印の蓋は薄いアルミ製であるために力を入れれば外せます。
マイナスドライバーを差し込めば破けるので、そのままテコのように動かして蓋を外します。

 

蓋が取れれば封印の台が見えるようになり、封印の台はネジで留められています。
プラスドライバーでネジを外せば一緒に台も外れて、封印が取れます。

 

封印が外れていたり破損したりしたまま公道を走ると、法律違反となり罰則が与えられます。

車のメンテナンスは定期的に行わないとならないので、メンテナンス時に封印が破損していないかチェックしておくと良いでしょう。
メンテナンスであれば、プロの業者に任せると専門の知識やノウハウを持って行ってくれるので安心です。

 

まとめ

車にナンバープレートをつける時には、軽自動車以外の車には封印をつけておかなければいけません。
封印は簡単に外れないようになっており、車両を認識する目的と盗難防止の目的で取り付けます。
車の名義変更時や廃車時には、ナンバープレートから封印を外します。

 

普段走る時には封印を外していると法律違反となり罰則が与えられるので、メンテナンス時などに封印がついているかチェックしておきましょう。
洗車やオイル交換などの車のメンテナンスを行うならば、プロの業者に依頼するとしっかりと行ってくれます。

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