更新日:2022年02月24日
車はホコリや花粉、雨水などによって自然と汚れていくので洗車が必要です。
どのような所で保管するかによっても、いつ洗車すべきか違いがあり、車を屋外に保管する人も屋根付き駐車場に保管する人もいます。
特に青空駐車と呼ばれる屋根のない場所に車を置いておくと汚れやすいです。
この記事で、青空駐車での車の汚れの程度と適した洗車頻度をご紹介します。
目次
青空駐車した車は汚れやすい
青空駐車とは、屋根のない場所にそのまま駐車する状態です。
太陽光がそのまま車のボディに降り注ぐ状態での駐車であり、直射日光の他に雨も直接車に当たります。
どんな車でも使用していけば、チリやホコリなどの汚れは付着しますが、さらに青空駐車は以下のようなダメージでボディが劣化しやすい環境にあります。
・紫外線のダメージ
・酸性雨のダメージ
・熱のダメージ
紫外線が車のボディに直接降り注ぐので、ボディの塗装を劣化させ色褪せさせます。
塗装が劣化するとクリア塗装が剥げるので、汚れがつきやすくなります。
色褪せた車は見栄えが悪いです。
雨が降れば直接車のボディに降り注ぎ水滴が付着するために、酸性雨のダメージも受けやすいです。
水滴には大気中の汚れが含まれており、ボディに付着すれば水垢ができます。
また酸性雨であるために、塗装にダメージを与えます。
ダメージが酷くなれば、塗装に穴を開けます。
夏場の青空駐車は、熱によるダメージも受けていき、炎天下では塗装面は80度ほどになります。
熱せられた塗装に花粉や黄砂、ホコリなどがつけば焼きつき固着し、なかなか取れない頑固な汚れになります。
色褪せしやすいボディカラーとは?
青空駐車すると紫外線のダメージを受けるために、ボディカラーにより色褪せやすいかどうかの違いがあります。
色褪せしやすいかは、紫外線を吸収しやすい色かどうかで決まります。
色褪せしやすいボディカラーは、黒と赤です。
逆に色褪せしにくいボディからは白系であり、白、ベージュ、シルバーなどの色です。
ボディカラーにはソリッドカラーと、メタリック系やパール系のカラーもあります。
この中で、メタリック系やパール系は塗装面にプラスアルファの層があるので、色褪せしにくいです。
ただしどのようなボディカラーでも、お手入れを怠ればどんどん色褪せていきます。
ボディカラーによる理想の洗車頻度
青空駐車した車でも白系や銀系の淡色車や、黒系や赤系の濃色車があります。
それぞれの色での理想の洗車頻度は以下の通りです。
・淡色車 : 月1~2回
・濃色車 : 週1回
淡色車は紫外線を吸収しにくく、直射日光を浴びても塗装面の温度が高温になりにくく、ボディへのダメージが少ないです。
そのために最低でも月に1回洗車すれば十分です。
濃色車は紫外線や日光のダメージを受けやすく、青空駐車だと花粉や黄砂のダメージも受けるので、1週間に1回は洗車した方が良いです。
汚れたときはすぐ洗車する
どんな車でも、運転していけば車が汚れるときがあり、汚れたならばすぐ洗車した方が良いです。
汚れを放置していれば、塗装にこびりつきダメージを与えます。
車が汚れる原因は、主に以下のような場合です。
・虫の死骸や鳥のフン
・雪道や泥道
・花粉
虫の死骸や鳥のフンは酸性です。
車のボディに付着すれば、酸性によって塗装を酸化させていき、やがてボディが錆びていきます。
しかも付着して時間が経つほど固着し頑固な汚れになるので、取れなくなります。
死骸やフンが付着したのに気がついたら、すぐ洗車して取り除いてください。
雪道や泥道を走行した後も、すぐに洗車した方が良いです。
雪道を走って車に雪が付着すれば、下回りのパーツを錆びさせます。
洗車するときは、下回りも入念に洗いましょう。
泥道を走ったとも、下回りを洗車するのと同時に足回りも汚れるので洗います。
また、砂利道を走った後も車を見て汚れていれば洗車してください。
花粉の飛ぶ時期は雨が降って塗装が塗れたら、すぐに洗車してください。
花粉はアルカリ性であり、塗装に付着して雨で濡れるとペクチンという物質を出します。
ペクチンは塗装面に浸食し、シミを作っていきます。
そのまま放置するとシミが取れなくなり、やがて塗装が取れるので早めに洗車しましょう。
花粉は水洗いだけでは落ちないので、カーシャンプーを使って洗ってください。
青空駐車の車をダメージや汚れから守るならカーコーティング
青空駐車した車は直接紫外線や日光を浴びて、ホコや花粉も付着しやすくダメージを受けやすいです。
カーコーティングすると、コーティング皮膜で塗装面を覆いダメージや汚れから車を守ります。
カーコーティングするならば、コーティング効果が長く続くガラスコーティングがおすすめです。
自分でもコーティングはできますが、失敗なくムラなく行うならプロの業者への依頼がおすすめです。
コーティングすると、塗装面がダメージを受けにくくなり、汚れても汚れを落としやすいので洗車が楽になります。
まとめ
青空駐車は、屋根のない部分に駐車する方法です。
紫外線や日光の熱のダメージを受けやすく、花粉や黄砂で汚れやすいので、車にダメージを与えないようにするならば定期的に洗車してください。
淡色車よりも濃色車の方がダメージを受けやすいです。
カーコーティングすると車がダメージを受けにくくなるので、プロの業者によるガラスコーティングがおすすめです。