更新日：2022年01月21日

カーコーティングすると車が汚れにくくなり、紫外線でボディが色褪せるのも防げます。

いくつかコーティングの種類はありますが、その1つがポリマーコーティングであり、ポリマー加工とも言われています。

ワックスよりも耐久性や耐熱性に優れていますが、洗車方法は注意しないとなりません。

この記事で、ポリマー加工した車の洗車方法をご紹介します。

ポリマー加工とは？

ポリマーとは英語でPolymerと書き、重合体という意味です。

車のポリマー加工は、シリコンやフッ素を含んだポリマーをコーティングします。

ポリマーを原料とした樹脂系コーティングであり、テフロンやガラス繊維も使われます。

ただし、少しでもガラス繊維を含めばガラスコーティングと呼ぶ業者もあるので注意しましょう。

他のコーティングと同じように以下の手順で施工します。

1、洗車

2、鉄粉除去

3、マスキング（養生）

4、下地加工

5、コーティング

6、拭き取り

ワックスに比べると光沢があり、耐久性や耐熱性で優れており、よりコーティング効果の持続時間が長いです。

有機系コーティングなので、塗れたようなツヤが出ます。

ちなみに、ガラスコーティングした上からポリマー加工もできます。

ポリマー加工した上からのガラスコーティングはできません。

メリットとデメリット

ポリマー加工のメリットは以下の通りです。

・コーティングを安い料金で行える

・市販のコーティング剤を使えば自分でも行える

・コーティング面にツヤが出る

・簡単に剥離できる

・小さい傷は再コーティングで見えなくなる

安価に施工できながらもワックスよりコーティング効果は長続きし、ツヤを出せます。

以下のようなデメリットもあります。

・コーティング皮膜は柔らかいので傷を防ぐ効果は薄い

・コーティング成分に油分が多いので劣化しやすい

・効果は長くて3ヶ月

・コーティング後はこまめにメンテナンスが必要

・コンパウンドを使うと剥がれる

ポリマー加工の効果は3ヶ月程度であり、短いと1ヶ月しか持ちません。

施工後はこまめに洗車して汚れを落とさないとツヤがすぐ消えます。

雨風に晒されやすい屋外に駐車すると、コーティングが劣化しやすいです。

屋外駐車するならば、ボディカバーを掛けておいた方が良いです。

ポリマー加工後の洗車方法

ポリマー加工はコーティング皮膜が薄く柔らかいために、洗車するならば手洗い洗車をおすすめします。

基本的に手洗い洗車で車を洗い、ガソリンスタンドの洗車機は使わないでください。

ブラシやスポンジが柔らかいと謳っている洗車機でも、ポリマー加工した車を洗うとコーティング皮膜が傷つきます。

いつも車を洗うように、手洗い洗車しておけば良いです。

・洗車バケツ

・スポンジ

・カーシャンプー

・マイクロファイバータオル

これらを使って手洗いします。

最初に水洗いして細かい砂や汚れを取り除いたら、バケツにカーシャンプーを入れて水を入れて泡立てます。

スポンジで泡をすくうようにして、泡で洗車していきます。

最後によくすすいだら、水が乾いて跡にならないように素早く拭きあげてください。

これで手洗い洗車完了です。

汚れが酷くないならば、水洗いだけでも十分に汚れが落ちます。

洗車で使うカーシャンプーは、研磨材の入っていないシャンプーにしてください。

研磨材入りカーシャンプーを使うと、研磨材がコーティング面を擦り傷つけます。

また、コンパウンドで磨くのも止めておいた方が良いです。

ポリマーコーティング洗車

どうしても洗車機を使いたい方は、ポリマーコーティング洗車だと洗車機で洗っても構いません。

ガソリンスタンドなどにある洗車機での洗車と同時に、ポリマーコーティングもしてくれます。

これならば洗車での傷をコーティングがカバーしてくれます。

ただし柔らかいブラシやスポンジを使っている洗車機でも、激しく回転して車体を洗うので、傷がつくおそれがあります。

ポリマー加工は自分で行えるのか？

ポリマー加工はコーティングの一種であり、自分でも行えます。

ただしコーティング剤を塗るだけでは上手くいかず、施工前には下地処理が必要です。

車体を洗車して綺麗にして、車に付着した汚れや鉄粉を取り除く作業が下地処理です。

サビがあれば事前にサビを取らないとなりません。

ワックスよりコーティング効果は長く続きますが、短いと1ヶ月程度しか持ちません。

自分で下手に行うとさらに効果は短く、施工後にすぐ再コーティングする結果になります。

下手に行うと効果が短くなるばかりではなく、仕上がりが汚くなりムラができ水垢のような跡が施工面全体にできます。

専門業者に加工を依頼する

自分でポリマーコーティングを行い失敗すると、コーティング効果が短く車の見た目が汚くなります。

そうなればすぐ再コーティングしないとならず、余計にお金がかかります。

安物買いの銭失いという結果になります。

失敗せず施行しコーティング効果を長持ちさせるならば、プロの業者に依頼してください。

ポリマー加工は安く行えるので、業者に依頼しても施工費用はそれほど高くはありません。

まとめ

ポリマー加工はコーティングの一種であり、ワックスよりも耐久性や耐熱性に優れます。

コーティング皮膜は薄く柔らかいので、洗車するならば手洗い洗車が基本です。

ガソリンスタンドなどにある洗車機を使うとコーティングが傷つきます。

車にポリマー加工を行うとなれば自分でも施工できますが、失敗なく行うならば業者に依頼するのがおすすめです。