更新日:2021年12月26日
ゴムでできているタイヤは、何かの拍子にパンクすることがあります。
パンクに気づかずに自然とタイヤから空気が抜けるときもありますが、走行中だと車の挙動が変わるのでパンクに気づきやすいです。
パンクしたままのタイヤで走行するのは危険であり、早めに対処した方が良いです。
この記事で、車のパンクについてお伝えします。
目次
タイヤのパンクの原因
パンクはタイヤに穴が空くと発生しますが、その原因はいくつかあります。
・釘やネジを踏む
・ガラス片を踏む
・タイヤ側面への衝撃
・異常な空気圧
タイヤは、鋭角的な釘やネジ、ガラス片などを踏むと穴が空いてパンクします。
空き缶、枝、尖った石などとパンクさせる鋭角物は道路に色々とあります。
タイヤはサイドウォールである側面は衝撃に弱いです。
縁石にぶつけたときや、何かが側面にぶつかると、衝撃でタイヤに穴が空きパンクします。
空気圧が正常値でないタイヤは、ダメージを受けやすくパンクしやすいです。
空気圧が低いとたわみやすく、空気圧が高いと衝撃吸収しにくくなり、どちらのケースでもパンクが発生します。
高い空気圧だと、バーストが発生する可能性もあり危険です。
タイヤのパンクの見分け方
車のタイヤがパンクすると、タイヤに異常が発生します。
走行中でも停車中でも、何かしらによってパンクが起きたかどうかわかります。
走行中のパンクの見分け方
走行中にパンクが発生すれば、以下のような異変が発生します。
・異音が発生
・ハンドル取られる
・振動が発生
パンクしたときは、タイヤから空気が抜けるので異音が発生します。
勢いよくパンクしたら、風船が割れるような音がします。
タイヤは車に4つついており、その1つでパンクが発生すると、車の重心が崩れてバランスを崩すので、走行中ならばハンドル操作が利きにくくなります。
ハンドル操作が重かったり、曲がりにくかったり、左右にハンドルが取られるならば、パンクしている可能性が高いです。
車がまっすぐ走らないケースもあります。
パンクしたタイヤは変形するので、普段の走行では感じない振動も発生するのです。
停車中のパンクの見分け方
停車中ならば、タイヤを目視してパンクしているかどうか確かめてください。
・タイヤが歪んでいる
・異物が刺さっている
・タイヤにコブができている
タイヤが歪んでいたり、釘やガラス片が刺さっていると、パンクしている可能性があります。
歪むとタイヤが大きく変形するので、目で見ても変形がわかるぐらいならパンクです。
タイヤ側面にコブができていると、内部のワイヤーが切れており、その部分がコブになって膨らんでいます。
この状態ではパンクしていませんが、パンクしやすい危険な状態なので、すぐタイヤを交換してください。
パンクしたら走行できるのか?
パンクしても、すぐ走行できなくなるわけではありません。
状態によりますが、パンクしても走行可能です。
中にはパンクに気がつかず、そのまま走行して、停車中にパンクに気がつく方もいます。
パンクしたまま走り続けると、タイヤはぺしゃんこになり、やがて引きちぎれます。
走行中にタイヤが引きちぎれれば、ハンドルを取られて事故を起こすかもしれず危険です。
パンクしたタイヤは、早めに新しいタイヤと交換した方が良いです。
完全に空気の抜けたタイヤで走行すると、ホイールにダメージを与えて、タイヤのみならずホイールも交換しないとなりません。
パンクしたときの応急処置方法
タイヤのパンクに気がついたときは、早めに新品のタイヤと交換します。
スペアタイヤを積んでいたならば、パンクしたタイヤと交換しましょう。
スペアタイヤがないなら、応急処置を行います。
修理キットを使う
カー用品店などに、タイヤのパンクを修理する修理キットが売っています。
修理キットを使えば、小さい穴が空いてパンクしたときは修理できます。
修理キットで穴を塞いだ後は、指定されている空気圧まで空気を入れてください。
これでパンクは修理できたので、走行できます。
修理キットで修理しても、再度空気が抜けるかもしれず、定期的な空気圧チェックは必要です。
時間があれば、新品タイヤと交換しておくと良いでしょう。
ロードサービスを呼ぶ
パンクした場所の近くにガソリンスタンドやカーショップがあれば、そこでタイヤ交換できるかもしれません。
スペアタイヤや修理キットはなく、近くにタイヤ交換できる場所がないときは、ロードサービスを呼んでください。
呼べば現場まで来てくれて、その場でタイヤ交換してくれます。
会員になっていれば無料で交換してくれて、非会員は有料での交換です。
日頃からメンテナンスしてパンクを予防する
日頃からメンテナンスしておけば、タイヤの不調を早めに発見でき、パンクを予防できるかもしれません。
定期的にタイヤをチェックして、タイヤや空気バルブに異常がないか確かめておきましょう。
空気圧のチェックやスリップサインの確認、大幅にすり減った部分がないかも見ておきます。
さらに日頃からプロの業者に依頼して、メンテナンスもしてもらうと良いでしょう。
業者に依頼すれば、タイヤのみならずホイールもチェックしてくれます。
タイヤやホイールの洗浄もしてくれるので、新品のようなタイヤで車を走らせられます。
まとめ
タイヤは何か刺さったり、強い衝撃を受けたりするとパンクします。
パンクしても走行できますが、無理に走らせると危険でホイールも傷めるおそれがあり、早めに新品タイヤに交換してください。
応急処置で、修理キットを使って修理もできます。
日頃メンテナンスしておけば、タイヤの異変に早く気がつき、パンクを防げるかもしれません。
メンテナンスするならば、プロの業者に依頼するのがおすすめです。