更新日:2021年12月3日
車の窓ガラスに貼って、紫外線を防止したりプライバシーを確保したりできるのがカーフィルムです。
カーフィルムは様々な種類があり、透過率や色が違い、目的に応じて必要なフィルムを選びます。
どんな種類のカーフィルムがあり、目的に応じてどう選べばいいのか、この記事でお伝えします。
目次
カーフィルムの種類
カーフィルムは、窓ガラスに貼って紫外線防止やプライバシー確保、ドレスアップなどを行えるフィルムです。
その他にも、カーフィルムを貼れば、窓ガラスが割れたときに飛散するのを防止する効果もあります。
カーフィルムの種類は主に以下の4つです。
・スモークフィルム
・クリアフィルム
・ミラーフィルム
・カラーフィルム
スモークフィルム
黒い色のフィルムで、可視光線を遮断し車内のプライバシーを確保する目隠しに使えるフィルムです。
車内が見えにくくなると、車上荒らしを防ぎやすくする効果もあります。
スモークフィルムの光の透過率はフィルムごとに違い、透過率20%程度だと外からの視線が気になりません。
フロントガラスには貼れないので、他の部分の窓ガラスに使ってください。
クリアフィルム
透明な色のカーフィルムです。
日光や紫外線をカットする効果があり、透明なので運転席や助手席からの視界を遮りません。
さらには、車内の内装が劣化しにくくもしてくれます。
クリアフィルムはフロントガラスにも貼れますが、貼った後は透過率が70%以上になるようにしないとなりません。
透過率が70%以下になると、車検に通らないです。
ミラーフィルム
鏡面のような表面になっているフィルムであり、鏡面で熱線を跳ね返すために断熱効果が高いです。
同時に可視光線も防ぐので、車内を見えにくくする効果もあります。
フィルムは鏡面になっていますが、マジックミラーのように車内からはある程度車外への視界を確保できます。
カラーフィルム
様々な色のフィルムであり、黄色や赤色、青色などの色のフィルムがあります。
色鮮やかなフィルムで、車をドレスアップするために使います。
ポップな色だと明るく華やかになり、シックな色だと落ち着いたオシャレな印象になります。
見る角度によって色が変化する、オーロラのような色合いのフィルムもあります。
カーフィルムを選ぶポイント
カーフィルムにはいくつか種類がありますが、ドレスアップ目的ならばカラーフィルムを選んでください。
どんな印象の車にしたいかを考えて、適した色のカラーフィルムを選びましょう。
スモークフィルム、クリアフィルム、ミラーフィルムを選ぶときは、以下の3つのポイントを考えて選びます。
・可視光線透過率
・紫外線カット率
・赤外線カット率
可視光線透過率
人間が目視できる光を、どれだけ通すかが可視光線透過率です。
可視光線透過率0%になればまったく光を通さず、逆に可視光線透過率100%になれば光をすべて通します。
透過率が高すぎると暗すぎてしまい車内がほとんど見えず、透過率が低すぎるとフィルムを貼っても車内が丸見えです。
可視光線透過率によって、以下のように見え方が違います。
・5% : 車内から見えにくく、車外からも至近距離でもほとんど見えない
・15% : 車内から見えやすく車外から見えにくい
・20% : 車内から見えやすく車外から人影は見えるけど表情は分からない
・30% : 車内から外は見えるけど車外からは表情が分かるぐらい
・45% : 車外から車内が見えてプライバシー確保効果はほとんどない
国産車のプライバシーガラスは、可視光線透過率30%ぐらいです。
それより明るくしたいか暗くしたいかで選ぶと良いです。
紫外線カット率と赤外線カット率
日焼けや樹脂パーツ、レザーを色褪せさせる光線が紫外線です。
カーフィルムは紫外線カット率99%の製品が多いですが、高性能フィルムになるとカット率100%です。
逆にカット率の低いフィルムもあるので、何%のカット率になっているか確認してください。
紫外線カット率99%だと1%の紫外線を通すので、完全に日焼け防止や車内パーツの劣化は防げません。
熱いと感じるのが赤外線です。
魚焼きグリルやヒーターなどに遠赤外線が使われており、対象物を温める効果があります。
赤外線が車内に入ってくると、車内の温度を高めます。
カット率が高いほど断熱効果があり、赤外線カット率92%以上のカーフィルムがおすすめです。
カーフィルムは水をつけて貼るタイプが一般的であり、糊や接着剤は使用しません。
窓ガラスは曲面になっている部分もあり、自分でもカーフィルムを貼れますが、下手に貼ると貼り付けた部分に気泡が入り、見た目が格好悪くなります。
綺麗にカーフィルムを貼るならば、専門業者に施行してもらいましょう。
プロの施工業者に依頼すれば、シワや気泡なくカーフィルムを貼ってくれます。
まとめ
カーフィルムは、プライバシー確保や車のドレスアップ、紫外線防止、断熱などの目的で使えます。
スモークフィルム、クリアフィルム、ミラーフィルム、カラーフィルムとあるので、目的に応じて使うフィルムを選んでください。
素人が下手にフィルムを貼ると、気泡やシワができて見た目が悪くなります。
カーフィルムを綺麗に貼るならば、専門業者に依頼してください。