更新日:2021年11月1日
運転席や助手席、または車の下と水漏れが起こるときもあります。
突然の水漏れに気がつけば、車が壊れたのではないかと心配になるでしょう。
水漏れが発生したら、どこからどんな液体が漏れているか調べてから、水漏れを直しておきます。
この記事で、水漏れが発生する原因と対処法をご紹介します。
目次
車から水漏れしたときの液体の正体
車の下または、運転席や助手席で水漏れを発見したときは、その液体の色やにおい、粘り気を確認すると、何が漏れたかわかります。
無色透明でにおいも粘り気もないならば、エアコンのドレンホースからの排水です。
家庭用のエアコンのドレンホースから出る排水と同じです。
車のマフラーから出ているときも、エアコンの排水なので心配ありません。
運転席や助手席に漏れる液体は、エアコンの排水であるケースが多いです。
さらっとしている赤や緑の液体は、エンジンの冷却水の可能性が高いです。
冷却水が漏れているので、エンジンがオーバーヒートするかもしれません。
黒や茶色の液体で、粘り気とにおいがあるならば、オイルの可能性があり、放置すると引火して火災になるリスクがあります。
ガソリンが漏れているならば、鼻をつく特有のにおいがあるので、すぐにわかるでしょう。
車内にガソリンが充満すると、発火して爆発するので大変危険です。
車で水漏れが起こる原因
車内や車外で水漏れが発生したときは、その液体を貯めておくタンクやパイプが破損して漏れます。
エアコンの排水が漏れているときは、ドレンホースの破損またはつまりが考えられます。
ドレンホースが外れていても、排水が漏れてきます。
エンジンの冷却水が漏れているならば、飛び石などでラジエターが破損し、そこから漏れている可能性があります。
または、ヒーターホースなどのホースからの漏れも考えられます。
オイルの漏れは、ガスケットやドレンボルトの劣化が原因です。
ゴム部分のキャップやパッキンの劣化も漏れの原因になります。
ガソリンが漏れているならば、排気ガス制御装置やキャニスター、燃焼ホースやインジェクターホースからの漏れがあります。
冷却水を循環させるウォーターポンプや、オイルを循環させるオイルポンプの劣化でも漏れが発生します。
ホースやパッキン、ポンプは消耗品なのでやがて劣化していき、漏れを招きます。
車の水漏れの対処方法
エアコンの排水を放置しても、すぐに大事故にはつながりませんが、オイルや冷却水、ガソリンの漏れを放置するのは危険です。
エンジンが焼き付くかもしれず、場合によっては火災が発生し危険です。
水漏れに気がついたならば、整備工場に連絡して修理してもらいましょう。
連絡したときに、どこからどんな液体が漏れているか聞かれるので、液体が何か確認しておきます。
整備工場に持っていけば、どこが原因で漏れているか調べて、漏れた箇所を直してくれます。
運転席や助手席で水漏れが発生しているときは、整備工場に車を持っていくまでに、漏れた水分を処理しておきます。
ペット用シートや給水シートを漏れた箇所に設置して、溜まった水分を取り除いておきましょう。
シートに水分を吸収させれば、目で確かめられるので、どんな液体かわかります。
冷却水やオイル漏れは、そのまま放置しておくと、オーバーヒートや火災を起こします。
そのために、整備工場で修理してもらう前には、十分に足しておいてください。
修理しないと漏れるので、徐々に減っていきますが、空っぽのまま整備工場まで車を走らせるよりは良いです。
漏れの応急処置
整備工場に持っていくまでの間は、水漏れが起きないように応急処置もできます。
液体パッキンや、ガスケットリムーバー、液漏れ防止剤などを使用し、漏れた箇所を防いでおきます。
ただし、この方法はどこから水漏れが発生しているか自分で確認し、漏れた箇所に適切に処置をしないとなりません。
素人には難しい方法であり、おすすめできません。
定期的に点検しておこう!
水漏れはドレンホースやパッキンなどの破損や劣化が原因です。
普段から点検を行っておけば、いち早く破損や劣化を見つけて、水漏れして大事になる前に対処できます。
車体に穴が開いて、穴から雨水が浸入し、エアコンやオイルのパーツに錆が発生し、水漏れが起こるケースもあります。
そのために、錆を防ぐことも大切です。
普段から定期点検を行い、車のパーツに変化がないか見ておきましょう。
中には、自分でパーツ点検を行っても、不具合があるのかどうかわからない人もいるでしょう。
そんな方は、専門業者に定期点検してもらうのがおすすめです。
専門業者ならば、各パーツを点検して確実に不具合を見つけてくれます。
場合によっては、その場での修理や交換も可能です。
まとめ
車から水漏れが発生したときは、最初にどんな液体が漏れたか液体の正体を探ります。
どんな液体が水漏れしたかわかれば、どこから漏れているのかおおよそ検討がつきます。
その後は、整備工場に持っていって修理してもらってください。
定期点検を行っておけば、いち早く車のパーツの不具合に気がついて、水漏れを防止できます。
自分での点検が行えない方は、専門業者に点検を依頼してください。