更新日:2021年05月25日
車のボディに付着する汚れというと、泥や埃、鉄粉などの他にも鳥のフンも付着します。
鳥のフンは、春から初夏にかけて車のボディに付着することが多いです。
見た目が悪いので、早めに洗車して除去した方がいいですが、下手に行うとボディを傷つけます。
どのようにして鳥のフンを取ればいいのか、その取り方をご紹介します。
目次
鳥のフンは塗装に影響を与える
鳥のフンは、尿酸やアンモニア、ナトリウムなどを含んでおり、生息地によっても違いますが酸性やアルカリ性の性質を持ちます。
油分を含んでいるので塗装に染みこみやすく、放置すると蒸発して固まっていきます。
ちょうど焼き付いたような状態になるので、放置するほど頑固な汚れとなります。
鳥のフンは腐食性が強く、放置すれば車のボディをサビさせます。
頑固な汚れとなって、やがて塗装を傷めてサビさせるので、付着しているのを見つけたら、早めに洗車した方が良いでしょう。
ボディに付着したらすぐに取り除いた方が良いですが、ゴシゴシと擦って取り除くのはおすすめできません。
フンには木の実や石が含まれる場合もあるので、擦って取り除こうとすると、塗装を傷めます。
乾いていないならば、水ですすいで拭き取ればいいですが、固まったフンは洗車の仕方があります。
鳥のフンの取り方
鳥のフンは柔らかい状態か、または固まった状態かによって、取り方が違います。
付着してから時間が経っておらず、柔らかい状態の時は、ウェットティッシュや濡らしたティッシュを用意してください。
フンを拭き取れば、簡単に取り除けます。
ウェットタイプの洗車用のシートを使っても良いでしょう。
時間が経ってフンが固まった時は、フンに水分を染みこませて柔らかくしてから拭き取ります。
ウェットティッシュや濡らしたティッシュで、フンをパックするようにして、水分を染みこませてください。
蒸しタオルやお湯で濡らしたタオルを使っても良いでしょう。
水分を含んで十分にフンが柔らかくなったなら、ウェットティッシュやタオルで拭き取ります。
水だけでは落ちないようなフンの汚れには、洗剤を使って洗っていきます。
中性洗剤や死骸専用の洗剤などを使って洗い流せます。
車の塗装面にフンがついた場合も、ガラスにフンがついた場合も、これらの方法で取り除けます。
フンを取り除く時の注意点
鳥のフンは一気に落とそうとすると、塗装やコーティング、ガラス表面を傷つけるおそれがあります。
場合によっては、塗装やコーティングが剥がれるでしょう。
一気に落とそうとせずに、少しずつ落として綺麗にしていきます。
ボディの状態を見ながら、ゆっくりと取っていくようにしてください。
ガラスに鳥のフンがついた時は、ワイパーで落とそうとしてはいけません。
ワイパーを使うと、フンがガラス全体に広がっていき、ガラスやワイパーを傷つけます。
車を運転している時に、ガラスに鳥のフンがついた時は、駐車場などに車を駐めて、ティッシュやタオルでフンを取り除きます。
鳥のフンがつかないようにする方法
車を走らせている時でも、駐車している時でも、いつでもボディやガラスに鳥のフンが付着する可能性はあります。
フンがつかないようにするならば、ボディカバーをかける方法が使えます。
屋外に車を駐める時は、ボディカバーは有効な方法でしょう。
ただし、カバーを掛けるとボディカバーに鳥のフンが付着する可能性があります。
カーポートのように、屋根のある場所に車を駐めて保管する方法も、ボディに鳥のフンが付着するのを防げます。
さらにボディカバーをかけておけば、フンの被害はないでしょう。
その他にも、屋根やシャッターのあるガレージに車を駐めれば、フンがつく心配がありません。
ただ、カーポートやガレージを設置するのは多額の費用がかかるで、費用面で難しいという方もいるでしょう。
手軽にフンがつかないようにするならば、ボディカバーを使います。
屋外に車を駐めるならば、木や電線のない場所に駐めれば、鳥のフンの被害を減らせます。
木や電線は鳥がとまりやすいので、その下にはフンが落ちてきます。
カーコーティングしてフンを洗い流しやすくする
どうしても鳥のフンが、車のボディにつくならば、カーコーティングすると汚れを落としやすくしてくれます。
コーティングすれば、皮膜がボディを覆うために、鳥のフンがついても塗装を傷める心配がありません。
また、鳥のフンが付着したとしても、落としやすくなるので洗車が楽です。
自分でもコーティングできますが、洗車や下処理などと手間がかかり、失敗するとコーティング効果が低下するので、プロの業者に行ってもらうのがおすすめです。
近くの業者を探して、カーコーティングを依頼してください。
まとめ
鳥のフンがボディに付着すると、時間と共に固まっていき、塗装を傷つけ最悪の場合はボディをサビさせます。
フンが付着しても時間が経ってなければ柔らかいので取りやすいですが、固まったならば水で柔らかくしてから洗い流します。
鳥のフンは見た目以上にやっかいな汚れです。
カーコーティングしておけば、鳥のフンがついてもボディを傷つけずに済むので、プロの業者にコーティングを依頼してください。
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