更新日:2021年05月11日
バッテリーはエンジンをスタートさせる役割を持っており、バッテリーが上がると、車が動かなくなります。
ある日突然バッテリーが上がってしまったならば、対処方法を知らないと、車を動かすことができません。
この記事で、バッテリーが上がる原因と、予防法や対策法をご紹介するので参考にしてください。
目次
バッテリーが上がる原因と予防法
バッテリーは、エンジンをスタートさせるのに使われます。
さらには、ヘッドライトやエアコンなどにも電力を供給します。
蓄えられた電力が減って、エンジンがかからない状態を、バッテリーが上がったと言います。
バッテリーが上がる原因は、主に以下の4つです。
・ライトをつけっぱなしにする
・車を使う頻度が少ない
・バッテリーの寿命
・気温が低い時
エンジンを停止させて、ヘッドライトや室内灯をつけたままにすると、バッテリーの電力がなくなり上がります。
車を使う頻度が少ない時も、バッテリーは上がりやすいです。
これは、バッテリーが自然放電を起こし、電力がなくなるためです。
寿命が近づいたバッテリーは、発電能力が落ちて発電量も下がり、そのために上がりやすくなります。
また、バッテリーにはバッテリー液の希硫酸が入っています。
この液体は温度が下がれば性能が低下し、発電能力が落ちるので、冬の寒い日はバッテリーが上がりやすいです。
バッテリーが上がった時の症状
バッテリーが上がると、エンジンが始動しません。
エンジンのスターターモーターをバッテリーで動かすために、バッテリーが上がるとエンジンが動かないのです。
さらに、バッテリーが上がると、スターターボタンを押しても、車内の警告灯やメーター類が暗いままです。
バッテリーの電力がないために、電気機器に電力が供給されず、ランプがつきません。
これら2つの症状は、バッテリーが弱っているサインなので、早めに充電や交換をした方が良いでしょう。
バッテリー上がりの予防法
バッテリー上がりを予防するには、定期的に運転してエンジンを回して、バッテリーを充電します。
エンジンの回転によってバッテリーを充電するので、運転しない期間が長いほどバッテリーは上がりやすいです。
長く運転しない時は、充電器でバッテリーを充電しておけば、バッテリーが上がるのを防げます。
バッテリーの寿命は2~4年です。
寿命がくれば、バッテリーが上がるので、その前に交換しましょう。
バッテリー上がりと似た症状
以下のような症状はバッテリーが原因ではありませんが、バッテリーが上がった時と似ています。
・スターターモーターの故障
・ガス欠
・燃料ポンプの故障
スターターモーターが故障しても、エンジンをかけようとしてもかかりません。
バッテリー上がりでエンジンがかからない時は、室内のメーターや室内灯も暗いままです。
スターターモーターの故障の時は、メーターや室内灯は点灯します。
ガス欠でもエンジンはかからなくなりますが、警告灯などは点灯します。
燃料ポンプの故障でもエンジンはかからないです。
この場合は、メーター類は点灯し、スターターモーターは始動します。
ガソリンがあるのに、エンジンが動かない時は、燃料ポンプの故障かもしれません。
バッテリーが上がった時の対処方法
他の車を使ってバッテリーを充電すれば、バッテリー上がりに対処できます。
バッテリーが上がると、放置しても自然回復しないので、充電して対処します。
新しいバッテリーに交換する方法もありますが、バッテリーが上がった時に、新品のバッテリーを持っていることは少ないでしょう。
ロードサービスを呼ぶ
ロードサービスに連絡して、車が動かなくなった場所まで来てもらい、充電してもらいます。
最初にロードサービスに電話して、車が止まった場所の住所や地名、または目印となる構造物を伝えます。
さらに、止まった車の車名やナンバー、そしてなぜ止まったかも伝えてください。
最後に、ロードサービスの会員か非会員か伝えます。
1時間程度で、指定の場所にロードサービスの車が到着します。
その後に、ケーブルを使用して、ロードサービスの車のバッテリーから上がったバッテリーに接続して、充電します。
充電完了して、車のエンジンがかかれば、ロードサービスの作業は終了です。
もちろんロードサービスを利用すれば、お金がかかりますが、バッテリー上がりなら会員になっていると無料で充電してくれます。
一般車に充電してもらう
バッテリー上がりで車のエンジンがかからない時に、近くに車があるならば、その車のバッテリーを使って充電できます。
ブースターケーブルと呼ばれる、バッテリー同士を繋げるケーブルを使います。
近くの車のバッテリーから、エンジンのかからない車のバッテリーにケーブルを繋ぎます。
その次に近くの車のエンジンをかけてもらい、上がったバッテリーを充電して、エンジンがかかるようになれば、作業終了です。
ただしこの状態だと、充電したバッテリーの電気の残量は少ないです。
そのために、バッテリー上がりが解消した後は、そのまましばらくエンジンをかけておくか、30分ほど走行するかのどちらかで、バッテリーを充電した方が良いです。
万が一に備えて、バッテリー充電用のケーブルを購入しておくと良いかもしれません。
まとめ
バッテリーは突然上がることがあり、エンジンがかからなくなります。
長い間運転しないときや、バッテリーの寿命が近いときは、上がりやすいです。
もしもバッテリーが上がったならば、他の車のバッテリーで充電すると、エンジンがかかります。
寿命が近くなったバッテリーは、早めに交換した方が良いでしょう。
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