更新日：2021年03月23日

車内でタバコを吸うと、においがついていくばかりではなく、ヤニでも汚れていきます。
黄ばんだ部分があれば、それはヤニで汚れているかもしれません。
ヤニは嫌なにおいを発生する元ともなるので、車内のヤニは落として綺麗にしたいものです。
どのようにすれば、ヤニを落とせるかご紹介します。

天井やドアのヤニ落としの方法

車内でヤニが付着する部分は、ドア、天井、ガラスなどがあります。
ドアや天井とガラスの材質は違うので、それぞれを分けて考えて、ヤニ落としを行います。

天井やドアのヤニ落としで用意する道具は、以下のものを用意します。

・雑巾
・バケツ2つ
・ゴム手袋
・ビニール袋
・洗剤や専用のクリーナー
・霧吹き
・ブラシ

ヤニ落としの専用のクリーナーを使うと綺麗になりますが、台所洗剤や中性洗剤でも構いません。
ボトルに入っている洗剤ならば、薄めて霧吹きに入れて使います。
ヤニ落とし専用のクリーナーもあるので、そのようなクリーナーはヤニを落としやすいです。

雑巾と洗剤を使うので、ゴム手袋を装着して掃除していきます。

天井とドアの掃除の仕方

天井のヤニ落としをするならば、シートや床に洗剤が垂れて染みこまないように、ブルーシートなどで養生した方が良いです。

最初に、洗剤やクリーナーを天井に吹き付けます。
均一に吹き付けるようにしてください。
吹き付けるときは、目に入らないように注意しましょう。

次にブラシでブラッシングしていき、繊維の隙間のヤニを浮き上がらせます。
最後に浮き上がったヤニ汚れを雑巾で拭いて取り除きます。
ゴシゴシと力強く拭くと毛羽立ってしまうので、素早く優しく拭き取ります。
時間が立つと洗剤が乾いて取れなくなるので、素早く拭き取ってください。

汚れが酷い場所は叩くようにして拭き取ります。

天井のヤニ落としは上を向いた体勢で行うので、無理な体勢となり体力を使います。
広範囲を一気に掃除しようとせずに、狭い範囲をこまめに掃除し、体力と相談しながら行うと良いでしょう。

天井のヤニ落としの方法をご紹介しましたが、ドアのヤニ落としも同じ手順です。
ドアはドアハンドルなど複雑な部分があるので、歯ブラシのような小さいブラシを用意した方が掃除しやすいです。

ガラスのヤニ落としの方法

ガラスは一見すると汚れていないように見えても、車内でタバコを吸うならばヤニは付着します。
ガラスのヤニ落としで使う道具は、雑巾やタオルのみです。

ヤニ落としの手順は以下の通りです。

1、雑巾またはタオルを水で濡らす
2、固く絞ってガラスを拭く
3、水拭きした後に乾拭きする

強くゴシゴシ拭くとガラスに傷がつくので、丁寧に拭いて掃除します。
雑巾やタオルよりも、マイクロファイバータオルを使った方が傷はつきにくいです。
水垢ができるのを防ぐために、最後に乾拭きを行います。

水拭きだけで落ちないなら洗剤を使う

水拭きだけでガラスのヤニが落ちないときは、洗剤や専用のクリーナーを使います。
洗剤ならば食器用洗剤が使用でき、中性洗剤ならばガラスへの負担が少ないです。
ガラス食器を洗うのに使えれば、窓ガラスを洗うのにも使えます。

または車掃除専用のクリーナーを使っても構いません。

洗剤やクリーナーを使うときは、ガラスのみに使うようにして、ゴム部分には使わないようにします。

洗剤は水で薄めて霧吹きに入れてスプレーして使い、クリーナーは説明書通りに使用します。
水拭きと同じように、洗剤をガラスにつけた後は、雑巾やタオルで拭き取れば綺麗になります。

車内のヤニ落としするときの注意点

洗剤やクリーナーを吹き付けた後は、長時間放置しないようにします。
車内の天井やドア部分が変色するおそれがあり、水滴が垂れたような跡がつきます。
とくにプラスチックや樹脂部分は変色しやすいです。

吹き付けた後は、乾く前に拭き取っておきましょう。

広範囲に吹き付けて掃除するよりも、狭い範囲をこまめに掃除した方が、乾いて変色するリスクが減ります。

ヤニ落としをした部分は、時間が立っていないと湿っぽく完全に乾いていません。
触ったりすると衣類が濡れて汚れるので、乾くまで待ってください。

エアコンパネルやパワーウィンドウのスイッチなどの、電気部品部分には吹き付けないようにします。
電気部品は水に弱いので、下手に吹き付けると壊れるおそれがあります。
もしも電気部品周辺を掃除するならば、タオルに洗剤やクリーナーを染みこませて、拭き取って掃除します。

ヤニとにおいをなくすならプロの業者に依頼しよう

自分で車内を掃除しても、ヤニ落としは行えます。
掃除しても十分にヤニが落とせず、においも残る場合もあるでしょう。

車内のヤニを綺麗に落とし、においも消すならば、プロの業者に車内清掃を依頼するのがおすすめです。
専用の道具と専用のクリーナーを使い、車内を掃除してくれるので、ヤニもにおいもなくなります。
車内の隅々まで掃除してくれて、天井や床の他にフロアマットなども綺麗にします。
お金はかかりますが、隅々まで綺麗になり、ヤニのにおいもなくなります。

まとめ

車内でタバコを吸うと、ヤニが天井やドアについていき、嫌なにおいも発生します。
ヤニは洗剤やクリーナーを使って落とすことができます。
ガラス部分のヤニも水拭きで落とせますが、洗剤やクリーナーを使えばより落ちるでしょう。

長年車内に染みついたヤニやにおいは、洗ってもなかなか落ちないものです。
隅々まで綺麗にヤニを落として嫌なにおいをなくすならば、プロの業者に車内清掃を依頼してください。