更新日:2021年02月10日
多くの方は、自分の車の艶は長く保ち、新車のようにいつまでもピカピカにしていたいと思うものです。
車を運転して年月が経ってくると艶がなくなってきて、色褪せる場合もあります。
色褪せた車でも、艶を復活させることはできます。
この記事では、車が色褪せる原因と、艶を復活させる方法を説明します。
目次
車が色褪せる原因
車の塗装は、下塗り、中塗り、上塗りという3層になっており、最後にクリアコートが施され4層になっています。
クリアコートが、車のボディに艶を与え、車体や塗装面を外部のダメージから防ぎます。
車が色褪せる原因は、太陽光の紫外線です。
紫外線がクリアコートを劣化させていき、チョーキングが起こり、最終的に塗装面の深層部まで達して車が色褪せてきます。
紫外線は赤色が一番吸収しやすいために、赤色のボディカラーの車は紫外線の影響を多く受けます。
逆に白やグレーは紫外線を吸収しにくいために、紫外線の影響を受けにくいです。
しかしどのような色のボディカラーでも、太陽の光を浴びれば徐々に紫外線を吸収するので、色あせが起こり艶がなくなっていきます。
車はワックスで艶を復活させる
車の艶を保つには、車庫で保管する、ボディカバーをかけるなど、紫外線に当てないようにするのは有効な方法です。
しかし、車を走らせれば車体は紫外線を浴びるので、どうしても塗装の劣化は起こります。
一度艶がなくなった車は、ワックスによって艶を復活させられます。
車にワックスをかけると、艶を復活させられるばかりではなく、車体を保護する効果も得られます。
・固形ワックス
・半塗りワックス
・液体ワックス
ワックスには、上記の3つの種類があります。
固形ワックスは、塗装面の保護や艶だしのために使用するワックスであり、洗車してから車にワックスを塗ります。
半塗りワックスは、固形ワックスの艶だし効果があり、コンパウンドが入っているために汚れを落としながら塗れます。
液体ワックスは、塗装面にスプレーして使うタイプであり、艶だしも汚れ落としも同時にできて手軽です。
車の艶を復活させるために、どのワックスを選ぶかは、使う人の考え方次第です。
ウェットティッシュのような、使い捨ての拭くだけのタイプのワックスもあります。
ワックスの塗り方
車にワックスを塗るならば、先に洗車して車を綺麗にしておきます。
汚れを落とした後にワックスを塗ります。
艶をだすためのワックスの塗り方は以下の通りです。
洗車する
最初に車の洗車を行いますが、普段行っている洗車と同じ方法で構いません。
洗車によって、塗装面についている砂やホコリなどの汚れを洗い流します。
汚れを綺麗に落とし塗装面を傷つけないために、カーシャンプーを泡立ててスポンジを使い洗っていきます。
泡で洗うようなイメージです。
カーシャンプーは弱アルカリ性のものを使うことをおすすめします。
車の艶が低下させている原因の油膜を取りやすいです。
洗った後は、よくすすぎを行い拭き上げして水滴を取り除きます。
シャンプーの成分が塗装面に残らないように、すすぎはよく行ってください。
ワックスを塗る
スポンジにワックスをつけて馴染ませてから、車にワックスを塗っていきます。
十分にスポンジに馴染ませてから塗ると、ワックスを塗りやすいです。
スポンジに均一にワックスを馴染ませるのが、ムラなくワックスを塗るポイントです。
スポンジを水で濡らしてからワックスをつけると、馴染ませやすいです。
ムラなく塗るために、一度に広範囲に塗るのではなく、50cm四方ぐらいの小さい範囲でワックスを塗ります。
ワックスを塗るときは、一方向にスポンジを動かして塗るのが鉄則です。
50cm四方ぐらいの範囲で、最初に縦方向にスポンジを動かして塗り、次に横方向に動かして塗ります。
スポンジを円を描いて動かすのではなく、縦横と上下に動かします。
ドアならば、垂直方向にスポンジを動かして塗ってから、横方向に塗っていきます。
拭き取りと仕上げ
ワックスが乾いてきたら拭き取ります。
拭き取るときにはクロスやウエスを使用して、均一に塗って伸ばすように拭くと、綺麗に仕上がります。
鏡面仕上げや極細繊維のクロスを使って仕上げの拭き取りを行えば、さらに艶や光沢がでます。
時間のある方は、仕上げの拭き取りも行ってください。
ワックスを使うときの注意点
ワックスを塗るときは、縦横に塗るのが基本です。
円を描くようにしてスポンジを動かすと、力が均一に入らず、塗り残す場所を作りムラができます。
ワックスをスポンジにつけすぎるとムラになるので、適量をつけて塗っていきます。
ガラス、樹脂、ゴムなど塗装面以外にはワックスを塗らないでください。
油膜ができて、場所によっては白くなります。
塗装部分以外にワックスがついたときは、すばやく拭き取り、中性洗剤などで洗い流します。
コーティングもおすすめ
ワックスで艶を出せますが、コーティングしても車の艶が復活します。
コーティングすれば艶が復活するばかりではなく、車体を覆う皮膜により、汚れがつきにくくなり洗車が楽になります。
自分でコーティングもできますが、プロの業者にコーティングを依頼するのがおすすめです。
プロの業者ならば、ムラなくコーティングして失敗することがありません。
一度コーティングすると、コーティング効果は半年や1年続きます。
まとめ
艶がなくなった車は、ワックスを使うと艶を復活させられます。
ワックスには、固形タイプ、半塗りタイプ、スプレータイプがあるので、使いやすそうなワックスを使ってください。
洗車して汚れを落としてから、ワックスは塗っていきます。
コーティングしても艶を復活させられるので、ムラなく失敗なくコーティングするならば、プロの業者に依頼してください。
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