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車をスモークガラスにするメリットとは?違反になるのはどんな場合?

更新日:2020年12月10日

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車用のガラスの中でも、黒っぽく着色されたガラスがスモークガラスです。
スモークガラスは光や紫外線を遮る効果があり、光の透過率も様々なタイプがあります。
最初からスモークガラスが装備された車もありますが、DIYで自分の車のガラスをスモークガラスにすることもできます。
今回は、車のガラスをスモークガラスにするメリットやデメリットについて紹介します。

目次

スモークガラスの効果

スモークガラスは、黒く着色されたガラスであり、鉄やコバルトなどの金属を混ぜて着色し、ガラスを作ります。
または、透明なガラスにプライバシーフィルムを貼っても、黒っぽいガラスにできます。

赤外線・紫外線・可視光線をカット

赤外線カット効果のあるスモークガラスは、車内に降り注ぐ赤外線をカットするので、車内の温度上昇を緩やかにできます。

 

スモークガラスの種類により、赤外線のカット率が違います。
赤外線のカット率が高いほど、車内の温度上昇が緩やかです。

 

紫外線カット効果もスモークガラスにあります。
車内に入る紫外線をカットすることにより、日焼け対策になります。
紫外線をカットすれば、車内で日焼けしにくくなるばかりではなく、ダッシュボードやシートの日焼けによる経年劣化も軽減できます。

 

最近のスモークガラスは、紫外線のカット率は99%とカット率が高いです。
スモークガラスは可視光線もカットするので、車内のプライバシーを保つのに役立ちます。
可視光線透過率0%だと、ガラスは光を通さないために、車内の様子は完全に見えません。
国産車のスモークガラスの可視光線の透過率は30%ぐらいです。

 

スモークガラスのメリットとデメリット

スモークガラスにすれば、外から車内が見えにくくなるために、車内のプライバシーを保ちやすいです。
ガラスで太陽光の赤外線を遮るので、車内温度が上昇しにくく、エアコンの利きが良くなります。
紫外線も遮るので、日焼けしにくいです。
運転では手袋を装着し、手の日焼けを防いでいるような人には、紫外線カットのメリットが得られます。

 

スモークガラスは、車内から外も見えにくくなるために、ミラーでの後方確認がしにくくなります。
濃い色のスモークガラスを使うと、ミラーを使ってもほとんど後方が見えないということもあります。
昼間でも車内が暗くなるのもデメリットです。

 

スモークガラスを自分の車で使う方法

スモークガラスにする方法ですが、透明なガラスから交換するか、プライバシーフィルムなどの黒いフィルムをガラスに貼るかの2種類があります。
その車種のガラス形状に対応したスモークガラスがあれば、ガラスを交換できます。
交換する時の費用は、ガラス代と工賃を含めて10万円以上はかかります。

プライバシーフィルムは、数千円ぐらいで売っているので、窓ガラスを交換するよりも費用が安いです。

 

車種によっては、窓ガラスの形状にカットしたフィルムが売っています。
交換できるスモークガラスがない車種でも、フィルムを貼れば、窓ガラスをスモークガラスにできます。

 

ただしプライバシーフィルムは、ガラスに貼り付けるため、下手に貼るとフィルムにシワができ、気泡が入り、見た目が悪くなります。
曲がっているガラス部分の方が、平らなガラス面よりも、貼り付けるのが難しいです。

 

スモークガラスは一定の可視光線透過率以上は違法

可視光線透過率や窓ガラスの場所により、使えるスモークガラスは違ってきます。
リアガラスや後部座席の窓ガラスは、可視光線透過率に制限はないので、透過率0%の外から車内がまったく見えないスモークガラスを使っても問題ありません。

 

一方、フロントガラス、助手席と運転席の窓ガラスは、可視光線透過率70%以上のスモークガラスを使わないとなりません。
可視光線透過率が高いほど、外から車内がよく見えます。

 

ちなみに車内にカーテンを設置し、走行中にカーテンを閉めるのは違法です。

走行中にカーテンに似たような、直射日光を遮る布やアクリルを貼り付けるのも違法です。
車が停止中は、カーテンを閉めても問題ありません。

プライバシーフィルムの可視光線透過率

助手席や運転席の窓ガラスにプライバシーフィルムを貼って、スモークガラスにする時も、可視光線透過率は70%以上に保たないとなりません。
透過率70%以上は、フィルムを貼った後の窓ガラスの透過率です。
プライバシーフィルム自体の透過率ではありません。
長年窓ガラスにプライバシーフィルムを貼っていると、フィルムが劣化し透過率が下がり、70%を下回ることがあります。

 

スモークガラスでもプライバシーフィルムでも、可視光線透過率が70%を下回ったならば、違法であり、車検に通りません。
検挙された時は、15日以内に透過率を改善するように命令が出ます。
改善した後は、運輸局で車の検査を受けて、検査で問題がないことを証明します。

 

まとめ

スモークガラスは、車内のプライバシーを保つ他に、赤外線や紫外線をカットする効果もあります。
窓ガラスをスモークガラスにするならば、ガラスごと交換するかプライバシーフィルムを貼るかのどちらかの方法で行えます。

 

スモークガラスの可視光線透過率が70%を下回ると違法となっており、車検には通りません。
ただし、リアガラスや後部座席の窓ガラスは、可視光線透過率の制限はありません。

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