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車の樹脂パーツが白化するのはなぜ?劣化を防ぐポイントは?

更新日:2020年09月23日

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車には樹脂製のパーツが沢山使われており、黒色か灰色のパーツです。
樹脂製パーツは、時間ととも色が白くなっていき、白化するとザラザラして見た目が悪くなります。
なぜ樹脂製のパーツは白くなるのでしょうか?劣化を防ぐポイントを解説します。

 

樹脂製パーツが白化する原因とは?

車のフロントバンパーやリアバンパー、トップカウルなど、多くの場所に樹脂製パーツが使われています。
樹脂製パーツは塗装されておらず、表面を保護して覆うものがないので、紫外線や雨、温度変化の影響で劣化します。
経年劣化によって、樹脂製パーツは白化するのです。

 

車を車庫に入れるなどして紫外線を浴びる程度を少なくすれば、白化は遅らせられますが、白化を完全に防ぐのは難しいです。
白化した樹脂製パーツは、白みがかった灰色のような色になり見た目が悪いです。
樹脂製パーツが白化すれば、人によっては安っぽい見た目だと感じるでしょう。

 

樹脂製パーツの白化を防ぐポイントとは?

白化した樹脂製パーツを元の色に戻すことはできます。
また、コーティングしておけば白化を防げます。
白化した樹脂製パーツの色を戻す方法や、コーティングする方法をいくつか紹介します。

メラミンスポンジで白い部分を擦り落とす

手軽に樹脂製パーツの白くなった部分を落とすならば、メラミンスポンジを使います。
水に濡らしたメラミンスポンジで、白くなった樹脂部分を擦っていくと、樹脂製パーツが黒色や灰色になります。
樹脂製パーツの色を安価に元に戻せる方法です。
細かい部分の白化した色を元に戻すのに使える方法であり、広い部分で使うには時間がかかり大変です。

 

メラミンスポンジで白化した部分の色を元に戻しても、時間が経てばまた白化します。
一時的に白化した樹脂製パーツのメンテナンスを行うのに使う方法と考えておくと良いでしょう。

パーツを塗装する

樹脂製パーツは、紫外線や雨水に触れるために白化します。
コーティングと同じように、樹脂表面を塗装すれば、表面を塗料で覆うので、紫外線や雨水に触れずに白化を防げます。

 

しかし、塗装は費用が高いです。
塗装するだけで10万円や20万円はかかるので、手軽な方法ではありません。
しかも、一度塗装すると元の色には戻せないのです。
塗料を選べば好きな色にでき、艶なしや艶ありなども自由に選べます。

 

またメッキ加工もできますが、こちらも費用は高いです。
メッキすると銀色や金色の樹脂製パーツができあがります。

 

塗装に似た方法で、フィルムスプレーで塗装する方法もあります。
スプレーで樹脂製パーツに吹き付けると、吹き付けた部分がフィルム状になります。
フィルムなので、剥がすことも可能です。
白や黒など様々な色のフィルムスプレーがあるので、好きな色を使えます。
フィルムスプレーはムラができ、樹脂製パーツの表面が汚い見た目になるので、あまりおすすめはできません。

カッティングシートでラッピングする

カッティングシートを、樹脂製パーツに貼り付けても白化予防できます。
下手に行うとシート表面に気泡が入り、曲面に貼り付けるのは技術が必要です。
貼り方が失敗すると、見た目が悪いです。

 

表面がザラザラしている樹脂は、カッティングシートを貼っても、すぐ剥がれるおそれがあります。
カッティングシートも様々な色があります。

 

樹脂パーツもコーティングが可能

白化した樹脂製パーツは、コーティングすると色が戻ります。
コーティング剤によって白化した部分を黒色や灰色に戻し、皮膜を作るので再度白化するのを防ぎます。
スポンジを使ってコーティング剤を樹脂に塗りつけていきます。

 

DIYで行うこともできますが、業者に依頼してコーティングしてもらうことも可能です。
白化が酷いような樹脂製パーツも元に近い色に戻り、新品に近い状態まで回復します。
撥水効果もあるので、雨水を弾いて汚れにくくしてくれます。

 

コーティングは、新車の樹脂製パーツの白化予防に使っても良いでしょう。
どのコーティング剤を使っても樹脂の色を回復できますが、コーティング剤の製品の値段が高い方が耐久性は高いです。

どのコーティング剤でも一度塗った後は永久にコーティング効果を発揮するものではなく、時間が経過するとコーティング効果は薄れていきます。
白化予防効果を持続させるには、定期的にコーティングします。

 

樹脂製パーツをコーティングするならば、プロの業者に依頼するのがおすすめです。
失敗なくコーティングして、白化した樹脂を元の色に戻してくれます。
コーティングは、パーツを洗って乾かした後に行います。
手間がかかるので、業者に依頼すれば自分でコーティングする時間を設ける必要がありません。

 

まとめ

樹脂製パーツは、紫外線や雨水に触れるので、時間とともに経年劣化して白化します。
白化した樹脂製パーツは、コーティングや塗装を行うと黒色や灰色の元の色に戻ります。

 

パーツの白化を予防する方法にはいくつかありますが、その中でもコーティングがおすすめです。
樹脂製パーツの色を元に戻すと同時に、被膜によって白化するのを防ぎます。

 

樹脂パーツの白化を防ぎたい場合は、プロによるコーディングを検討されることをおすすめします。

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