更新日:2020年09月8日
車全体をカバーで覆い、車を保護する目的で使用するのがボディカバーです。
雨や雪、紫外線などから車を守る効果があります。
自分の愛車を傷や埃から守るならば、ボディカバーは使った方が良いですが、ボディカバーでも車を傷つけるおそれがあるので、使い方には注意が必要です。
この記事では、車のボディカバーの効果とデメリットを紹介します。
車のボディカバーの効果
ボディカバーはビニールの素材の製品や不織布の製品など素材は様々です。
自分の車にボディカバーを使うと、次のような効果を得られます。
汚れや傷を防ぐ
車は走らせれば、雨や埃などで汚れがつくのがもちろん、駐車していても雨や埃、紫外線、黄砂、花粉などが車体にダメージを与えます。
ボディカバーを使うことで、車体に汚れや傷がつくのを防ぎます。
線路沿いや工場近くならば鉄粉が車体につくのを防ぎ、海岸沿いならば車体が塩害で錆びるのを防ぎます。
紫外線が窓を通じて車内に入るのを防ぐので、内装が劣化するのも防止できます。
イタズラや盗難防止
ボディカバーによって車内が見えないために、車両荒らしに遭う確率を減らせます。
カバーすれば、擦り傷などのイタズラ、窓ガラスを割られるという被害にも遭いにくいでしょう。
子どもが車の近くで遊ぶ環境なら、ボールや自転車で車体を傷つけられることを防ぐこともできます
ただし、ボディカバーをすると目立つので、逆に犯行のターゲットになりやすいというデメリットはあります。
ライトの黄ばみを防ぐ
ヘッドライトが黄ばむ原因は紫外線によるライトカバーの劣化です。
昔はガラス製のヘッドライトカバーでしたが、最近は樹脂製のカバーが主流です。
ガラス製よりも樹脂製の方が、紫外線で劣化します。
ボディカバーを使うことにより、カバーでヘッドライトを覆うので、紫外線がヘッドライトカバーに当たるのを防ぎ、黄ばみを防ぎます。
車のボディカバーの選び方
ボディカバーを選ぶときは、車の大きさに合ったサイズを選びます。
車は車種ごとに大きさが違うので、車種に適合したボディカバーを選んでください。
車より大きいカバーは隙間ができて埃や雨水が入り、小さすぎるカバーも車全体を覆えず、傷や埃から守る効果を十分に発揮できません。
サイズの合わないカバーを使うと、最悪の場合は風でカバーが飛ばされてどこかに飛んでいきます。
車のサイズにぴったりと合わせるならば、ディーラーなどで販売している純正品を買ってください。
純正品ならば、サイズを間違う心配がありません。
素材については、裏地が起毛素材や不織布ならば、車体を傷つける可能性が少ないです。
起毛素材のボディカバーは、若干価格は高いですが、車体を傷つけにくく、耐久性があります。
フルカバーとハーフカバー
ボディカバーには、フルカバーとハーフカバーの2種類があります。
どこで使うかによって、どちらを選ぶか決まります。
屋根の下に車を駐車しているけど、ボンネットがはみ出ているので、ボンネットにカバーをつけたいなどと、一部分を保護するときにはハーフカバーを使います。
ボンネットやフロントガラスなどの一部分を保護するのに便利です。
価格がお手頃で、ハーフカバーは着脱しやすいです。
ゴムで固定するタイプは、ゴムに接着した車体部分が劣化することがあります。
車庫に駐車しても、ボンネットがはみ出るときにも、ボンネット保護用にハーフカバーが使えます。
車庫や屋根のない場所に車を停めるならば、フルカバーを使います。
簡易的な屋根のカーポートでも、カバーを使うならフルカバーです。
カバーだけで覆って固定するタイプもありますが、風に飛ばされないようにするならば、紐やベルトで固定します。
車のボディカバーのデメリット
ボディカバーの素材はビニールや不織布などがあります。
安い製品はビニール製であり、そのようなボディカバーはビニールで車体を傷つける可能性があります。
ボディカバーが動くと擦り傷を車体につけるので、紐やベルトなどでしっかりと車に固定しておきましょう。
車に固定したボディカバーにゆがみがあると、ゆがんだ部分に雨水が溜まります。
また、ボディカバーによっては、縫い目やから雨水が入ることがあるので、縫い目をチェックしてください。
縫い目から水が入るならば、縫い目に目張りしておきます。
ボディカバーも使っていくと埃や泥がついて汚れます。
汚れたままのボディカバーを使うと、汚れによって車体を傷つけます。
ボディカバーを使うならば、カバーを洗うなどしてきれいな状態を保ってください。
洗うときは裏地を濡れたタオルで拭くだけでも良いですが、汚れが酷いならば洗剤をつけて拭きます。
洗剤をつけたときは、洗剤が残らないようによく拭き取ります。
油やタールが付着して洗っても汚れが落ちないときは、ボディカバーを買い替えてください。
まとめ
車を汚れや傷から守りきれいな状態を保つために、ボディカバーの使用はおすすめです。
汚れや傷から守る他に、タイヤやステアリングなどのパーツの盗難防止にもボディカバーは使えます。
ただし、使用するとボディカバーは汚れるので、きれいにしておきましょう。
手軽に汚れや傷から車を守るならば、カーコーティングもおすすめです。
自分でもコーティングできますが、失敗なくコーティングするならば、プロの業者に依頼するのが安心。
ボディカバーを毎回つけるのが面倒、という方はコーティングを検討されてはいかがでしょうか。