更新日:2020年06月9日
車の部品の中でも見た目を左右するアルミホイール。鏡のようにテカテカとしたものや、スタイリッシュなデザインのものがあります。車にこだわる方は、かっこいいアルミホイールを付けていますよね。
そんなアルミホイールですが、どれくらいの寿命があるのでしょう。
せっかくかっこいいアルミホイールを付けても、寿命が来て使えなくなるとショックです。
今回はアルミホイールの寿命や長持ちをさせる方法を解説していきます。
アルミホイールの寿命年数は50年程
アルミホイールの寿命年数は50年とも言われます。アルミホイール自体は、アルミ合金をホイールの形にしたものですので、アルミ自体の耐久性が寿命と言うことになります。
アルミの他にもホイールに使われる素材にはスチールがあります。
スチールの場合、雨に濡れると錆が徐々に進行し、穴が開いてしまうこともありますが、アルミは塗装が少し剥げたくらいでは、錆が進行することはありません。アルミは錆に強い材質なんです。
アルミホイールの寿命の目安は空気漏れ
寿命が長いアルミホイールですが、交換が必要になるケースがあります。アルミホイールに衝撃が加わり、変形した時や、深い傷が付いてしまった時です。縁石に乗り上げた時や、ガリガリと擦ってしまった時は要注意。車のタイヤは自転車のタイヤとは違い、チューブがありません。タイヤとホイールがくっ付いた状態になっています。
ホイールが変形してしまうと、そこから空気漏れが発生してしまうんです。タイヤを新品に交換したばかりなのに、すぐに空気が漏れてしまった場合は、ホイールを疑ってください。
アルミホイールから空気漏れが発生している場合は、即交換です。
修理は出来ないの?と考える方もいますが、安全性を考えると修理はお勧めできません。
修理が出来たとしてもかなり高額になってしまいます。
寿命が来たアルミホイールを交換しないとどうなる?
アルミホイールの寿命が来ても交換をしなかった場合、車はどうなってしまうのでしょう。
ブレーキディスクと呼ばれる車輪に付属する円盤が損傷するのはもちろんですが、ボディの下回り全体を損傷させてしまい、事故の原因になります。
アルミホイールを長持ちさせるには
アルミホイールを長持ちさせるために気を付けたいことは走り方とメンテナンスです。
アルミホイールを長持ちさせるには硬いものや段差を踏まない
アルミホイールを長持ちさせるには、石やガードレールに擦らないことはもちろんですが、常日頃から硬いものや段差の上を踏まないことが重要です。
チャッターバー(キャッツアイ)や、コンクリートの穴はタイヤにダメージを与え、アルミホイールとの間に隙間を作ってしまう危険性があります。
どうしても道路の構造上、通らなければならない時は、極力スピードを落として通るようにしましょう。
アルミホイールを長持ちさせるには定期的なメンテナンスが大切
アルミホイールは錆に強いと言っても、全く腐食しないわけではありません。
良く見ると、塗装が膨らんできているアルミホイールを目にすることがあります。
内部のアルミが腐食し、塗装部分を浮き上がらせているんです。アルミが腐食する原因としては、塩分が挙げられます。雪国であれば融雪剤、海の近くを走る人は海風にも塩分が含まれています。
アルミホイールを腐食から防ぐには、清掃が大切。
洗剤で付着している塩分を洗い落としましょう。
アルミホイールの洗い方
アルミホイールを洗うには、タイヤを車から外した状態にします。
次のものを用意しましょう。
・洗剤
※カーシャンプーでもOKですし、家庭で使用する中性洗剤でも構いません。カー用品店にはホイール専用クリーナーという商品も売っています。
・スポンジやブラシ
※家庭で使うメラミンスポンジでも良いですし、歯ブラシも細かい部分を洗うのに最適です。
・水
・バケツ
・クロス
洗い方はいたって簡単。
バケツに洗剤を水で溶かします。
スポンジやブラシに溶かした洗剤を付けて、アルミホイールを洗うだけです。
水で汚れを洗い落としたら、クロスで水分を拭き取ります。
ホイール掃除をこまめに行うことで、アルミホイールは長持ちしますが、タイヤを外すのは一苦労です。
季節でタイヤを交換する地域の方は、タイヤ交換のタイミングで清掃するのがお勧め。雪国では冬タイヤのアルミホイールに融雪剤の塩分が付着するので、夏タイヤに交換した際に、念入りに洗います。
季節でタイヤ交換をしない地域でも、年に1回は清掃をしたいところです。
アルミホイールを長持ちさせるホイールコーディング
清掃自体はそれ程難しくありませんが、車からタイヤを外すことを考えると、かなり面倒なアルミホイールの清掃。タイヤ交換を行う地域でも、年に2回のタイヤ交換時のみの清掃では、長持ちをさせることが出来るか不安です。
そこでお勧めしたいのがホイールコーディング。
ホイールコーディングはガラスの皮膜などでアルミホイールの表面を覆うため、汚れが落ちやすく、傷を付けにくくする効果があります。
ホイールコーディングには、自分で行うスプレー式のタイプと、専門業者に行ってもらうものがあります。
スプレー式は、アルミホイールを清掃した時に、念押しとして施すのがお勧め。
ただし、スプレー式は効果の持続期間が圧倒的に短いです。
専門業者に依頼すると、プロの手によって1本1本丁寧にコーディングを施すため、効果も長持ちでムラもありません。価格は自分で行うより高額になってしまいますが、面倒な作業を考えると、絶対にお勧めです。
まとめ
アルミホイールの寿命は50年程度です。
タイヤに衝撃が加わり変形してしまうと、空気漏れの原因に。その他、融雪剤の塩分などが腐食の原因になります。
アルミホイールを長持ちさせるには定期的な清掃が必要ですが、とても面倒な作業です。
プロの手によるホイールコーディングであれば、面倒な作業も必要なく、効果も長持ち。
愛車のアルミホイールを綺麗に長持ちさせるためにプロのホイールコーディングを施しましょう。