更新日:2020年04月3日
サイドミラーは、道路を曲がる時や駐車する時に活躍するミラーです。
雨でミラーが曇ると、ミラーからの視界が悪くなるので、車が運転しにくくなり、場合によっては事故になるかもしれません。常にミラーをクリアにするために、雨が降っても水滴がつきにくくするならば、撥水コーティングという方法があります。
この記事では、サイドミラーの撥水加工の方法を解説します。
雨の日のサイドミラーを見やすくするには?
雨が降っていると、車のボディやガラスに水滴が付着する他に、サイドミラーにも雨粒が付着します。
水滴がミラーに付着するとその部分が見にくくなってしまい、ミラー全体が曇ることもあります。
左右を見る時に活躍するサイドミラーは、雨で水滴がつき曇ってしまうと、走行しにくいです。車庫入れや駐車の時も、サイドミラーに水滴がつけば駐車しにくいでしょう。
また、夜運転する時も雨が降ってミラーの視界が悪くなると、運転しにくいと感じる方もいます。水滴や曇りがサイドミラーで発生しにくくするなら、車のボディ表面と同じく、コーティングします。
サイドミラーをコーティングする
ミラー面もコーティングによって皮膜を作れば、水を弾く効果を発揮し、水滴がつきにくくなり曇りにくくなります。
コーティングでの特性は、大きく分けると撥水と親水です。
それぞれのコーティング剤で、どちらかの特性になっていますが、どちらでも水を弾く効果を得られます。
コーティングのメリットと撥水と親水の特性の違い
サイドミラーをコーティングすれば、水滴を弾き曇りにくくするので、雨の日でもミラー越しの左右の視界を邪魔しません。日頃から雨の日になるとミラーが見えにくくなって、運転しにくいと感じているなら、コーティングのメリットは大いに得られます。
しかも、一度コーティングすると水を弾く効果は2ヶ月~3ヶ月程度は続くので、その間再度コーティングする必要はありません。
先に説明の通り、コーティングでの特性は撥水と親水です。
それぞれで特性が少し違います。
撥水の特性
撥水の特性は、サイドミラーに付着した雨水を水玉状にして、はじき飛ばします。サイドミラーに付着した水滴を水玉にして、吹き飛ばしやすくするのが撥水です。特に走行中はサイドミラーに風が当たるので、雨水が付着してもはじき飛ばしやすいのです。
親水の特性
親水の特性は水を馴染ませることであり、サイドミラーに付着した雨水は、雨水同士が集まって大きくなり、そのまま流れ落ちます。水を集めて流れ落ちさせるのです。走行中でも雨水を集めて流れ落ちさせるので、ミラーが見えにくくなるのを防げます。
サイドミラーのコーティング方法
サイドミラー用のコーティング剤は、スプレータイプと塗るタイプがあるので、お好みのタイプを選びましょう。
コーティングしたミラーを触ると、触った部分のコーティング効果が落ち、その部分だけ水滴がつきやすくなってしまいます。そのために、コーティングしたサイドミラーは触らないようにしましょう。
コーティングの特性として親水と撥水がありますが、これも好みで選んで構いません。
油膜や汚れを除去
コーティングする前には下準備が必要です。
サイドミラーには油膜や汚れがついており、これらが付着したままコーティングすると、コーティングの効果が十分に発揮されません。そのために、コーティング前にミラーの油や汚れを取り除きます。
汚れはウエスなどで拭き取り、油膜は油膜クリーナーなどを使って除去してください。
これら汚れを拭き取って、最後にウエスなどでから拭きして下準備完了です。
コーティングする
スプレータイプのコーティング剤は、ミラーにスプレーを吹きかけます。塗るタイプはスティック状になっているので、フタを取ってコーティング剤を塗りつけます。どちらのタイプでも、サイドミラー周辺の樹脂や塗装に付着するとそれらを傷めます。
コーティング剤を使用する時には、樹脂や塗装面を紙やテープで覆うなどして養生しておきましょう。
コーティングした後は、最低でも1時間程度乾燥させます。そのために、サイドミラーへのコーティングは雨の降っていない日に行った方が良いでしょう。
プロの業者にカーコーティングしてもらう
サイドミラーをコーティングすることで、水滴がつきにくい状態にできます。
初めてコーティングするような方は、上手くできるかどうか不安かもしれません。
そのような方や、コーティングするのが苦手という方、忙しくて作業する時間がない方は、プロの業者にカーコーティングを依頼してください。
プロの技術で、きっちりとサイドミラーをコーティングしてくれます。
また、サイドミラーのみならず、雨の日は車の窓ガラスにも水滴は付着するので、窓ガラスもコーティングしないと、ガラスの水滴が邪魔して視界を悪くします。
サイドミラーのコーティングをするなら、窓ガラスも一緒にコーティングしておくことをおすすめします。
予算もあると思いますので、相談して検討をしましょう。
まとめ
雨の日にサイドミラーの視界が悪くなるのを防ぐには、サイドミラーのコーティングが効果的です。自分でコーティングする場合は、コーティングする前に、油分や汚れを落とす下処理をしてください。
コーティング剤はスプレータイプや塗るタイプなどがあるので、お好みで選びましょう。
雨水は窓ガラスにも付着するので、サイドミラーだけでなくガラスにもコーティングすると、よりドライブが快適になります。
自分でコーティングが難しい場合、きれいにコーティングしたい場合は、プロの業者にコーティングを依頼することをおすすめします。
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