更新日:2019年12月5日
洗車の際に泥汚れや水垢、油膜とは異なる、ベタベタした汚れが付着しているのに気が付いたことはありませんか?
なかなか落ちないその汚れ、実は樹液がこびり付いたものかもしれません。
ここでは、車についた樹液の除去方法を紹介していきます。
車についた樹液は早めに除去すべき!原因や危険性について知っておこう
車に付着した樹液は、早めに対処すれば落とすことは不可能ではありません。
しかし、放置しておくと、除去しづらくなるどころか、車に重大なダメージを与えかねないのです。
車のボディに樹液がつきやすいのは春から夏にかけて
気が付くとベタベタした粘性のあるものが車のボディについていて、いつも通りに洗車しても落ちないことがあります。このベタベタしたものの正体は樹液です。春から夏にかけて、木の下やその付近あるいは樹木の生い茂る公園の近くに車を止めておくと被害にあう可能性があります。
樹液と同時に花粉がこびり付いているケースも多く、ボディが真っ白になることも。
樹液は車の塗装にダメージを与える汚れ
鳥の糞は車の塗装に強いダメージを与える汚れですが、樹液や花粉もそれに次いで大きな影響を与えるものです。
樹液はもともと天然樹脂として染料に用いられたこともあり、塗装の内部にまで浸透する恐れがあります。最悪の場合、ボディの表面に凹凸が生じる、ひび割れを起こすといった可能性も否めません。
また、花粉は水に濡れることで塗装に吸着しやすく、乾燥する際に塗装を傷め、シミの原因にもなります。
車の塗装に深刻なダメージが残ることもあるため、樹液や花粉は早期に除去するのが望ましいでしょう。
樹液が車に付着したときの落とし方
万が一、愛車に樹液が付着してしまったら、どのように除去すればよいのでしょうか。
ここでは、樹液を落とすいくつかの方法をご紹介します。
車の樹液をお湯で落とす方法とは?
時間が経って固まってしまった樹液は、水を使った洗車では落としにくいです。しかしながら、高温に弱い性質を持つため、お湯で除去できる可能性があります。樹液を落とすのに効果的な温度は80℃。熱によって溶けた樹脂は、柔らかくなっているのでマイクロファイバークロスなどで簡単に落とせるでしょう。
樹液の上にタオルをかけてからお湯をかけることが、熱を逃がさないためのコツです。
80℃よりも低い温度だと樹液が軟化しませんし、あまりに高温だと車のパーツの耐熱温度を超えてしまい、ダメージを与える恐れがあるので注意してください。
車の樹液にはクリーナーや溶剤も効果的
お湯を使ってもまだベタつきが残るという場合は、カー用品店で売られているクリーナーや溶剤を併用してください。
車の樹液に適しているのは、ピッチ・タール除去クリーナーや虫取りクリーナー、アルコールが含まれたシリコンオフ(脱脂溶剤)などが挙げられます。お湯をかけて樹液を柔らかくし、クロスで軽く拭き取ったあとに溶液を染み込ませたクロスで力を入れずに擦ります。
樹液がこびり付いているようでしたら、溶液をかけてしばらく放置するのも良いです。もう一度お湯をかけて拭き取れば、きれいに除去できるでしょう。
ボディを擦るときは硬いスポンジやたわしは避け、セーム皮や柔らかいスポンジを使用するようにしましょう。付着から間もない粘土の低い樹液や花粉に関しては、粘土クリーナーで対処できる場合もあります。
プロの洗車ならきれいに樹液を除去できる
長期間の経過により硬化した樹液を自分で無理に取り除こうとすると、車の塗装を剥離させる原因になりかねません。樹液の除去に失敗しないためには、プロに洗車してもらうのがベターです。専用の溶液を使って適切に汚れを落としてもらえるため、安心です。
また、樹液や花粉を除去せずに放置しておいた場合、たとえ取り除くことができたとしてもすでにダメージが生じている可能性があります。ボディの塗装が変色している、シミになっているなどの被害は多々あるのです。
車に樹液が付着するのを防ぐには、木の近くに駐車しないことが第一です。とはいえ、季節的にどうしても難しいときもあります。そこで、樹液から愛車を守る方法の一つとして、プロによるカーコーティングも検討してみてください。
カーコーティングを施すと、ボディの表面に特殊な膜が形成されるため、樹液や花粉がつきにくくなるのです。それだけでなく、鳥の糞や虫、埃、雨などによる塗装へのダメージを抑えることができます。車の手入れやメンテナンスが容易になるため、結果的にコストダウンにもつながります。
まとめ
樹液や花粉は愛車に取り返しのつかないダメージを与える可能性があるため、早急に対処すべきです。春から夏は樹液がつきやすい時期なので、木の下に駐車しないなどの対策もポイントです。
樹液がついた場合は、セルフメンテナンスもできますが、プロの洗車に任せると仕上がりもきれいです。
また、車を長くきれいに保つには、車のボディを樹液から守るカーコーティングが有効です。カーコーティングを施すことで、日々の車の手入れも楽になるので、一石二鳥ですよ。
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