更新日:2019年11月27日
「きちんと洗車したはずなのに車の汚れが目立つ」と感じていませんか?特に雨が降った後の車を見ると、ボディやガラスの表面が黒くなっていることがあります。愛車をカッコ悪く見せてしまう黒い汚れの正体は、水垢です。
今回は、車の水垢の落とし方を「ボディ」と「ガラス」に分けて、各ポイントを紹介していきます!
車の水垢の落とし方のポイント ~ボディ編~
車のボディの色で人気が高い白と黒ですが、どちらも水垢や汚れや目立ちやすいといわれています。
車の水垢の正しい落とし方、実は白い車と黒い車では違うことを知っていますか?
車の水垢の落とし方で迷う前にこまめな洗車を!
車の水垢には水性のものと油性のものとがあります。どちらも雨水が流れることで発生しますが、水性の水垢には大気中の埃や塵などが含まれています。油性の水垢には、ワックスやコーティング剤、そのほかボディに使用されている脂分が含まれています。
水垢は水性であろうと油性であろうと、付いたばかりであればカーシャンプーで簡単に落とすことができます。頑固な水垢にしないためには、気が付いたときにすぐ洗い流すことが大切です。
車の水垢の落とし方!黒は専用の水垢取りがベター
水垢がカーシャンプーで落としきれなかったからといって、決して研磨剤(コンパウンド)入りのクリーナーでゴシゴシと擦らないでください。特に、黒はボディのキズが目立ちやすい色です。自分でお手入れする場合は、カーショップで売られている水垢落とし専用のクリーナーを使用するのが望ましいでしょう。
ダークカラー(濃色)専用の水垢取りを選べば、ボディに負担をかけない研磨剤成分が入っているためキズを付けることなく水垢が除去できます。
車の水垢の落とし方!白は重曹や洗剤を活用しよう
白い車はほかの色に比べてキズが目立ちにくいため、洗車時にそこまで神経質になる必要はないでしょう。とはいえ、研磨剤の入った洗剤を愛車に使用するのは抵抗がありますよね。
そこで活用したいのが重曹です。重曹は弱アルカリ性で、食器の油汚れや衣類のシミ抜きなどの汚れ落としに用いられており、車の水垢を落とすこともできます。水で濡らした布やウエスに重曹の粉を付け、水垢の部分を軽く擦ってください。また、食器洗い用洗剤でも代用が可能です。油汚れに強力ですから、水で10倍程度に薄めてから使用します。
車の水垢の落とし方のポイント ~ガラス編~
車の水垢の正しい落とし方は、ボディとガラスでも違いがあります。まるでウロコのように見えるガラスの水垢ですが、その性質を理解した上で効果的な対処法を実践していきましょう。
車のガラスの水垢の落としは専用クリーナーや消しゴムが有効
通常の洗車で落ちない窓ガラスの水垢には、専用のガラスクリーナーや水垢消しゴムなどが効果的です。
まずはガラス全体を水洗いし、汚れを浮かせます。水分を拭き取ったらクリーナーや消しゴムで研磨していくのですが、このときガラスの表面に汚れが付着していると、研磨成分とガラスの間を遮断してしまいます。従って、汚れが落ちるまで何度か繰り返し作業をおこないましょう。
また、水垢対策として、仕上げに撥水剤を吹き付けておくと良いです。
ガラスの水垢はお酢やクエン酸で落とせる
ボディに付着する水垢は主に酸性の性質を持ちますが、窓ガラスに付く水垢は雨水に含まれるカルシウムやミネラルなどアルカリ性の性質を持ちます。そのため、酸性のお酢を使うことで中和され、比較的簡単に落とせるのです。
お酢特有のにおいが気になる場合は、クエン酸を代わりに使用することもできます。100円ショップやホームセンターで売られているため、入手も容易です。お酢やクエン酸水を浸み込ませたティッシュ、キッチンペーパーなどをガラスに貼付け、15~30分後に取り除くだけでOK。後は水洗いをして布やウエスで拭き取ります。
車の水垢の落としで悩まないためにはコーティングがおすすめ
水垢は灰色っぽい色をしているため、白や黒の車だと目立つ傾向にあります。車の水垢の原因を根本から排除する方法はないに等しいため、いっそのこと水垢が目立たないシルバーの車にしてしまうのも一つの手でしょう。
「いや、今のボディの色が気に入っているんだ!」という方は、プロにコーティングしてもらうことをおすすめします。車のコーティングをおこなうと、ボディの塗装面が保護されるため、汚れや雨風の影響を受けにくくなります。つまり、水垢が付きにくく落としやすくすることが可能なのです。
まとめ
車の水垢の落とし方は、水垢の性質さえわかれば難しくありません。せっかくの愛車が水垢で汚く見えたら嫌ですよね。
こまめな洗車はもちろん、今回ご紹介したボディやガラスの各ポイントを参考にして水垢落としをしてみてください。車の汚れが落ちた後にカーコーティングを施工しておけば、水垢も怖くありませんよ!
Tweet