更新日:2019年10月23日
車に乗っていて、臭いが気になったことはないでしょうか?長く乗っていると、どうしても嫌な臭いが車内に付いてしまいます。
ではその臭いの原因とは何なのでしょう?原因を知れば対策も可能です。効果的な対策をするためにも、まずは臭いの原因について把握しましょう。
車の臭いの原因とは?
車が臭くなる原因は1つではなく、複数に渡ります。たとえばタバコを吸われる方なら、タバコは臭いの大きな原因になります。ただ、喫煙者の方はタバコの臭いに気付かないことも多く、非喫煙者の方を乗せた時に指摘されて初めて意識するというケースも多いようです。
このように自分ではあまり感じていなくても、いつの間にか車が臭くなっているということも考えられます。この他にも、車内で食事をしたりすると食べ物の臭いが付着したりもします。お仕事で車を使うという場合、車内で昼食を済ませたりすることもあると思いますが、これが原因で車内が臭くなってしまいます。
汗をかけばその汗がシートなどに付着し、やはり臭いの原因になります。さらにはエアコンのカビや、車外から入ってきてホコリや土などの汚れも原因として考えられます。
あらゆる原因によって車は少しずつ臭くなっていくと言えるでしょう。こうした原因1つ1つにしっかりと対策していくことが重要です。対策をしないままだと、どんどん臭いはひどくなっていきます。
車のシートは臭いの大きな原因に
車のシートは特に臭いの発生源になりやすいので注意しましょう。夏の暑い時期など、エアコンを使っていても汗をかくことがあります。この汗が衣服を通じてシートにまで染み込んでいき、やがて嫌な臭いを発生させます。
汗は乾いてしまうと目に見えず、気付いた時には嫌な臭いを発しているのも厄介です。汚れのように目に見えれば、掃除するなど対策もしやすいのですが、少しずつ時間をかけて汗が染み込んでいってしまうため、なかなか気付けず面倒です。
消臭剤などを使う方法もありますが、それでは完全には落としきれないこともあるので、早め早めの対策が求められます。時間が経ちすぎると、消臭剤でも効果が不十分になり、いつまでも臭いが残ってしまいます。芳香剤を使うことも選択肢の1つですが、芳香剤は基本的に良い香りを出すだけで、消臭まではしません。汗の臭いと混ざることで、かえって不快な臭いになることもあり、注意が必要です。
臭いの原因の中でも厄介なシートの臭いですが、シートクリーニングを行うのも良い方法です。自分で行うのではなく、プロに作業してもらうシートクリーニングです。シートを徹底的に洗ってくれるため、汗の臭いなども消すことができ、同時にシートがきれいになります。
プロにお願いするということで費用もかかりますが、愛車の臭い対策としては非常に有効です。もしシートの臭いが気になるようなら、プロによるシートクリーニングも検討してみましょう。そうすることで臭い問題を解決できることがあります。
車の臭いを消したい時は?
先程はシートの臭い対策についての方法を紹介しました。次に他の原因による臭いを消したい場合の方法を見ていきましょう。
もっとも手軽なのは、やはり消臭剤を使うことです。スプレータイプになっている消臭剤などを、車内に吹きかけることである程度の消臭効果が期待できます。
また、重曹も臭い対策になると注目されています。重曹を含ませた雑巾などで拭き掃除をしてあげることで、臭いの原因を除去できます。
エアコンのカビ対策なら、エアコン用の消臭スプレーも効果的です。カビをはじめ菌を除菌することで、臭いの元を消し去ります。ただし、エアコン内部の掃除は難しい作業なので、消臭スプレーだけでは限界があると感じたら、やはりプロに依頼して掃除してもらうのがおすすめです。エアコン内部がきれいになれば、カビ特有の嫌な臭いもなくなります。
根本的な対策として、こまめな掃除も必要です。車内が汚い状態であればあるほど、臭いが強くなっていきます。できるだけこまめに掃除をし、きれいな状態を心がければ、臭いも少なくなっていきます。
毎日は難しくても、できれば週に1度、それも難しいなら月に1度を目安に掃除をしましょう。これだけでもかなり違いが出ます。普段から清潔に保つことを意識するのも重要です。
まとめ
車内は汗が染み込んだシートをはじめ、カビの温床になっているエアコン内部など、さまざまな場所から臭いを出します。自分自身が気になるのはもちろん、他人を乗せた時に不快な思いをさせないよう、車の臭い対策はしっかりと行いましょう。
シートの臭いはシートクリーニングをお願いするなどし、さらにカビ対策をし、こまめに掃除をして汚れなどもなるべく取り除きます。そうすることで車内を清潔に保ち、臭いの原因は発生しないようにします。そのうえで消臭剤や芳香剤を活用すれば、車内は良い香りのする快適な空間になるはずです。
まずは車内をきれいにすることから始めましょう。