更新日:2019年09月4日
車を洗うにはカーシャンプーが絶対に必要!と思っていませんか?実は、車は水だけできれいにすることが可能なんです。ポイントとなるのは汚れが付いたときすぐに水洗いすること。
車を水洗いだけできれいにする方法を詳しく説明していきます。
車を水洗いすることはメリットが多い
こまめに洗車をおこなえば、埃や塵などの一般的な汚れは水で流すだけで簡単に落ちてくれるはずです。
洗剤を使うとなると、泡立てたり洗い流す作業を繰り返したり何かと時間がかかります。カーケア用品を用意するのもまた面倒です。車を水洗いだけできれいにできれば、時短や手間が省けるなどメリットが大きいといえるのです。
また、洗剤による車体へのダメージを防ぐこともできます。中性の洗剤は洗浄力がマイルドなのでボディへの負担を抑えられますが、アルカリ性の洗剤は洗浄力が高い分ボディへの負担が大きく、塗装が剥がれる可能性があります。
頑固にこびりついた汚れでなければ、水洗いで済ませるのが望ましいでしょう。
車を水洗いだけでキレイにする方法とは
実際の洗車は、ホースで水をかけながらゴシゴシ擦れば良いというものではありません。誤った方法で車の水洗いをするとキズが付く原因になりかねないため注意が必要です。
正しい洗車の方法を一からおさらいしていきましょう。
車の水洗いに必要なものは3つ
必須となるアイテムはたったの3つです。
一つめはシャワーノズルです。車の水洗いには欠かせませんが、ホームセンターで売られているもので十分。シャワーやストレートなど切り替えタイプがベターです。女性の場合は軽量化された製品を選んだ方が使いやすいかもしれません。
二つめは洗車用タオルです。バスタオルや雑巾などはボディにキズが付く恐れがあるため避けてください。
柔らかく吸水性のあるマイクロファイバークロスを推奨します。水洗い用2枚と乾拭き用の1枚とで3枚程度用意しておくと良いです。
三つめはバケツです。タオルを水で洗うのに必要になります。
ほかには、水濡れ防止のためのレインブーツやレインコート、手袋などがあれば便利です。
背の高い車を洗うときは脚立も準備しておきましょう。
車を水洗いする手順
最初に洗うべきなのは、車体の下側にあるホイールとタイヤです。泥や鉄粉、錆などでもっとも汚れやすい部分といっても過言ではないため、最後に洗うとボディに汚れが再付着してしまいます。
また、ホイールを先に洗っておけばボディを洗う際にブレーキダストを洗い流すことができて一石二鳥です。このとき使うタオルは、ボディ用のタオルと分けておきましょう。
次はいよいよボディに水をかけていきます。
天井からサイド、フロント、リアといった順番に汚れを落としていきます。上方向から下方向を意識するのがポイントです。水の上でタオルを滑らせるようにすることで車体への負担を軽減させられます。
最後に軽くホイールとタイヤを洗い流します。
洗車の仕上げは拭き取り作業ですが、ここはあまり時間をかけずに終わらせたいところ。
というのも、ボディに水滴が残ると水垢として跡になってしまうことがあるからです。
自然乾燥する前に素早く拭き取りましょう。
車の水洗いをスポンジでおこなう場合
マイクロファイバークロスを使用するのが望ましいですが、スポンジで洗車することも可能です。ただし、力を入れてゴシゴシ擦るとボディがキズ付くだけでなく、鉄粉が深部にまで入り込むことがあります。
車の水洗いをスポンジでおこなう場合、優しく撫でるように洗うことが大切です。
洗車を楽にしたいならカーコーティングがおすすめ
埃や大きな汚れであれば定期的な水洗いで十分落とすことができます。
しかし、中には水だけでは落とせない汚れも存在し、車の塗装に影響が及ぶこともあるのです。
車を水洗いする時期や頻度はどれくらい?
夏の炎天下は車の水洗いに適していません。太陽の強い光で水分が蒸発してしまい、ウォータースポット(水じみ)ができやすいからです。暑い時期に洗車するのであれば、朝や夕方以降におこなうべきでしょう。
冬は水の凍結を避けるため日中の方が向いています。
また、強風の日は塵や埃、黄砂などが大気中に舞っている可能性が高いため、せっかく車を洗っても汚れがすぐに付着してしまいます。車を水洗いするなら曇った風のない日を選びましょう。
車を水洗いする頻度は1~2ヵ月に一度が理想的です。ボディの色が白や黒、赤などの場合は汚れが目立ちやすいためもう少し頻度を上げる必要があるかもしれません。
コーティング車は水洗いが楽チン
コーティングされた車は水洗いだけで良いと言われています。表面に被膜が張られるため汚れが付着しにくく洗車の手間が少なくて済むのです。車を洗う頻度を減らしたいのであれば、カーコーティングが有効となります。
また、車の汚れには油汚れや虫の死骸など、水だけで落としきれないものもあります。洗剤で落とすこともできますが、手間がかかるためプロに任せた方が無難です。こびりついた汚れを放置しておくと、塗装やコーティング車が剥げる原因になります。
なるべく早めに対処をおこないましょう。
まとめ
車は定期的な水洗いで見違えるほどきれいになります。正しい洗車方法で常にピカピカのボディを保っておきたいものです。汚れが付いた状態で長時間放置しておけば、たとえコーティングされていても落としにくくなってしまいます。
どうしても落とせない汚れがある場合や忙しくて時間が取れない場合は、洗車&コーティングのプロに任せることが、きれいな車を維持する秘訣です。
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