更新日:2019年08月30日
車のコーティングというと以前はワックスが主流でした。ですが、今ではポリマーコーティングを中心とした方法が主流になっています。
このポリマーコーティングにはどんな効果が期待できるのか、またDIYで塗布することができるのかを見ていきます。
ポリマーコーティングに期待できる効果
ポリマーというのは日本語では重合体という意味になります。復数の成分が重なって作られている成分がポリマーだとイメージしてもらえば良いでしょうか。
カーコーティングにおけるポリマーはフッ素やシリコンといった成分が使われていて、車に塗布することで特殊な膜を形成します。この膜が水分や汚れ、衝撃などから車を保護し、傷が汚れや傷が付きにくくなるのです。
さらにポリマーコーティングにはツヤ出し効果も期待できるため、愛車の見た目を綺麗にするのにも役立ちます。また、ワックス同様に施工も簡単なため、近年ではワックスではなく、より効果の優れたポリマーコーティングを選ばれる方が増えています。ワックスをさらに進化させたものと言えるかもしれません。
車にポリマーコーティングをするための価格
愛車を保護するために役立つポリマーコーティングですが、一般的にはプロにお願いして施工してもらうことになります。その際に気になるのが価格です。
ポリマーコーティング施工の価格は、車の種類によっても違いますし、お店によっても違うため明確なことは言えません。一般的な価格で言うと、1万円代から3万円代くらいの価格で施工しているお店が多いようです。高いと感じられる方もいるかもしれませんが、愛車を保護できるものですので、ポリマーコーティングする価値は十分にあるでしょう。
また、価格をもっと安く抑えたいという場合は、DIYでコーティングする方法もあります。カー用品店などにもポリマーコーティングは販売されていますので、それを購入して作業を自分で行います。手間がかかってしまうものの、お店に頼むよりは費用を抑えられます。
ポリマーコーティングをDIYで塗布するには?
価格の問題などからDIYでポリマーコーティングを塗布する場合は、作業の手順を把握しておきましょう。
まずはカーシャンプーなどを使いながら、車を念入りに洗います。車の表面に汚れが付いていると、コーティング剤の効果も半減してしまうので、徹底的に汚れを落とします。
さらに水洗いでは落ちない鉄粉を粘土を使うなどして除去し、傷がある場合はコンパウンドで修復します。
ここまでが完了したらマスキングを行い、コーティング剤を実際に塗布していきます。最後に乾いたタオルなどで車を拭き、完全に乾けば作業も完了です。
コーティング剤が塗布されたことで、見た目にもツヤが出てさらに特殊な膜によって保護機能が発揮されます。コーティング剤そのものは車に塗布するだけで良いので手軽ですが、その前の下準備が大変です。
とにかく汚れをしっかり落とすことがポイントで、下準備が仕上がりにも大きく影響します。
DIYだと費用は抑えられますが、慣れない作業で失敗も増えてしまうため、その点はデメリットでしょう。
無理をせずにプロにコーティングしてもらうのが結局は1番です。
作業の流れを確認し、自分では難しいと感じたらプロに任せましょう。
ポリマーコーティングとガラスコーティングの違いについて
ポリマーコーティングについて紹介してきましたが、最近ではガラスコーティングも主流になってきています。
ポリマーコーティングとガラスコーティングにはどんな違いがあるのでしょうか。
実はこの2つの違いは非常に曖昧で、違いがわかりにくいことがあるので注意しましょう。基本的に成分にフッ素やシリコンを使っているのがポリマーコーティングです。一方で文字通りガラスを成分に使っているのがガラスコーティングのため、ここが大きな違いと言えます。
どちらも車をコーティングするという点では同じものですが、使われている成分によって違いが出る形です。またガラスコーティングは効果の持続時間が非常に長いという特徴があり、ポリマーコーティングよりも長持ちします。これも大きな違いでしょう。
プロがしっかり施工したガラスコーティングは、10年近く効果を発揮することもありメンテナンスの手間が大幅に軽減されます。
ポリマーコーティングの持続時間は長くて3ヶ月ほどと言われていますので、メンテナンスを楽にしたいならガラスコーティングの方が最適です。
まとめ
ポリマーコーティングは車に特殊な膜を形成し、汚れや衝撃などのダメージから守ってくれます。
愛車を劣化から防ぐために重要ですので、しっかりコーティングしておきましょう。
また、コーティングにはガラスコーティングという方法もあるので、その違いを理解しどちらを選ぶかも重要です。
車のコーティングはDIYでも作業可能ですが、何かと大変なのでプロに任せるのが理想です。
費用の差は仕上がりの差だと考えれば、プロに任せるのも決して高いとは言えません。