更新日:2019年08月23日
車の塗装を保護するために、コーティングは非常に大きな役割を果たします。コーティングをしておくことで、車のボディの塗装も保護できるのです。
車をコーティングすることのメリットをはじめ、車の塗装やコーティングについて詳しく見ていきましょう。
塗装を保護するためのコーティング
車の塗装というのは、車に色を付けるだけが目的ではありません。実は塗装をすることで車を守っているのです。塗装されることで車の表面部分に膜が張られ、この膜が汚れの付着や衝撃などから車本体を守っているわけです。
また、雨などの水分からも守っていて、金属でできた車が錆びにくいのは塗装のおかげとも言えます。見た目を綺麗にするだけでなく、車の劣化も防いでいるのが塗装なので、いかに重要なものかわかるでしょう。
ですがそんな塗装も長期間雨風にさらされていると、どんどん劣化してしまいます。最終的には保護機能も失われてしまうのですが、そこでコーティングが活躍します。
コーティング剤を塗ることで、塗装の上にさらに膜を形成し、塗装自体を汚れや衝撃から守ってくれる仕組みです。コーティング剤が盾になってくれるため、塗装が長持ちし結果的に車本体を守ることにもつながります。
いまやコーティングは車に欠かせないものになっていますが、こうした理由から多くの車がコーティングをしているのです。
車の塗装を紫外線から守るのもコーティング
先程は塗装を劣化させる原因として、汚れや外部からの衝撃を紹介しましたが、もう1つ塗装の大敵と言えるのが紫外線です。太陽から降り注ぐ紫外線は、人間の体だけでなく塗装にも悪影響を与えているのです。
長期間に渡って塗装が紫外線を受けると、塗装のツヤがなくなり色あせたりします。赤など明るい色の車に乗られている方なら、思い当たることがあるのではないかと思います。
このように紫外線によっても車の塗装は劣化してしまいますが、コーティングをしっかりしておけば紫外線もカットできます。コーティングの膜によって塗装が直接紫外線を受けないようにし、色あせを防いでくれるわけです。
この意味でもコーティングをするというのは非常に重要なことで、愛車を長く劣化から守るにはコーティングは必須となります。
塗装の上からコーティングスプレーを使う方法
車をコーティングすることの重要性はわかっていただけたと思います。では実際にコーティングするとなると、どんな方法があるのでしょうか?
もっとも手軽な方法と言えるのが、スプレータイプのコーティング剤を使う方法です。使い方は非常に簡単で、塗装の上から、つまり車に直接スプレータイプのコーティング剤を吹きかけるだけです。コーティングしたい部分にスプレーしたら、最後にタオルで拭き上げるだけで完了、誰でも気軽にコーティング作業が行えます。
スプレータイプだとノズルをひくだけでいいので難しい作業もなく、仕上げにタオルで拭くだけなので時間もそれほどかかりません。ただ、スプレータイプはどうしてもムラができやすく、この点だけは少しコツが必要になります。また、周囲にコーティング剤がかからないよう、マスキングも必須です。
それでも作業の手軽さではとても優れていますので、スプレータイプでコーティングするというのも良い方法になるでしょう。
ガラスコーティングで塗装を厳重に保護
車のコーティング剤には、フッ素系やシリコン系など、いくつかの種類があるのですが、もっとも優れているのがガラス系のコーティング剤です。最大の特徴はなんといっても効果の持続時間で、性能の良いものなら10年程度は効果が続くと言われています。平均的な持続時間で見ても、3年から5年と言われていますので、1度コーティングしておけばかなりの期間は塗装を保護できます。
これがフッ素系やシリコン系だと、持続時間がもっと短くなってしまうため、定期的にメンテナンスをしなければいけません。持続時間が長いということは、それだけ保護機能も強いということです。汚れを付着しにくくし、水分をはじき、車の劣化を防いでくれるのがガラスコーティングです。
コーティングにもいくつかの種類がありますが、できればガラスコーティングを施して長期間愛車を保護できるようにしましょう。ガラスコーティングも市販されているので、自分で作業できます。
もし自分で作業するのが難しいと感じられる場合は、プロに依頼してコーティングしてもらうことも可能です。この場合は仕上がりも完璧ですし、費用は高くなってしまうものの、愛車を万全の状態にできます。
自分でやるのかプロの任せるのかも含めて、ガラスコーティングを検討してみるのがおすすめです。
まとめ
車は塗装によって本体が保護されていますが、その塗装も汚れや水、紫外線などの影響で劣化していきます。そこで塗装を保護するためにコーティング剤を塗るという方法が出てきます。
コーティングすることで塗装が保護され、より長い間車の劣化を防ぐことが可能です。中でもガラスコーティングは効果の持続時間が長く、保護機能も強いため非常に便利です。
愛車を守るためにも、ガラスコーティングを塗布して塗装や車本体を劣化の原因から防いであげましょう。
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