更新日:2019年06月19日
スチームクリーナーは車のシートを掃除するのにも使えます。
手軽に車内の掃除ができて便利ですが、掃除の際のコツや、スチームクリーナーを使うメリットはどんな点でしょうか?
愛車を綺麗に掃除するためにも、スチームクリーナーを使いこなすコツとメリットについて知っておきましょう。
車のシートをスチームクリーナーで洗浄するコツ
まずはスチームクリーナーの仕組みを理解しておきましょう。
スチームというのは蒸気のことですが、文字通り蒸気の力で汚れを落とすのがスチームクリーナーです。本体に水を入れておくと加熱され、100℃近い高温の蒸気を発生させます。この高温の蒸気を噴射させることで、付着した汚れを浮かび上がらせるというのが基本的な仕組みです。
高温のため通常の水で掃除するよりも洗浄力が高いのが特徴となります。また、高温の蒸気を使うことで汚れを落とすだけでなく、除菌効果も期待できます。車のシートを掃除する場合も、汚れだけでなく雑菌などが繁殖していることがありますので、どちらも有効です。
ではシートを洗浄する際のコツですが、実は難しいことは特にありません。スチームクリーナーの準備ができたら、あとはシートに蒸気を吹きかけて汚れを浮かび上がらせます。スチームクリーナー本体にモップなどが付いているタイプであれば、そのまま拭き掃除も行えますし、そうでなくてもタオルなどを用意しておけば浮かび上がった汚れを簡単に拭き取れます。
汚れを浮かび上がらせてくれるのが大きな特徴で、誰でも簡単にシートの洗浄が可能です。注意点として、シートの素材によってはスチームクリーナーが使えないことがあります。
本革シートの場合、蒸気でシートが傷んでしまうことがあるので、本革シートにはスチームクリーナーを使わないようにしましょう。
この点にさえ気を付けておけば、有効にスチームクリーナーを使って掃除が可能です。
車のシートのさまざまな汚れに対応できるのがスチームクリーナー
車のシートに付着する汚れというのは1つではなく複数あります。人が触ることで手垢が付いたり、ドアを開けた時に砂やホコリが付着することもあります。さらに食べ物や飲み物のシミだったり、喫煙される方ならヤニ汚れも多く付着します。こうした種類の違う汚れに幅広く対応してくれるのがスチームクリーナーで、最大のメリットと言えるでしょう。
スチームクリーナーは蒸気の力で汚れを浮かび上がらせるという性質上、たくさんの汚れに対して効果を発揮してくれます。つまりスチームクリーナーがあればあらゆる汚れに対応できてしまうのです。汚れごとに掃除の方法を変える必要がなく、手間を最小限に抑えられるわけです。
また、本来なら車内を水掃除するのは不可能ですが、蒸気なので水分を使いつつ車内の掃除が可能なのも便利です。一般的には拭き掃除を行いますが、スチームクリーナーがあれば車内の洗浄も可能となり、より綺麗な状態にできます。
スチームクリーナーで車のシートを洗浄する時のデメリット
最後にスチームクリーナーのデメリットについても確認しておきましょう。最大のデメリットは電源の確保が必要という点です。
スチームクリーナーはコードをコンセントに挿して、電気の供給を受ける必要があります。ですが車の洗浄は屋外で行うことがほとんどですから、電源の確保が難しい場合も出てきます。こうなるとそもそもスチームクリーナーを使えないため、別な方法で洗浄するしかなくなります。
もう1つのデメリットが自分で作業しなければいけないという点でしょう。楽に洗浄ができるとはいえ、自分でスチームクリーナーを用意して準備をし、洗浄するという作業は必要です。忙しい方などは時間を作れない可能性もあるでしょう。簡単とは言え作業が面倒だと感じることもあるでしょうし、スチームクリーナーを購入する費用もかかります。
もし自分で作業することが難しい、面倒だという場合は、車の洗浄を行っている業者、つまりプロに任せるという選択肢もあります。洗浄サービスも費用がかかりますが、自分で作業する必要がなくなりますし、スチームクリーナーを持っていなくても車内を綺麗に洗浄できます。
特にプロに頼んだ場合は、細かい部分まで丁寧にしっかりと洗浄してくれますし、洗浄に使うクリーナーも業務用の高性能なものです。より綺麗にできるため、プロに任せてしまうのも良い方法なのです。
スチームクリーナーにもメリットとデメリットがありますので、自分でやるかプロに任せるかをまずは考えてみましょう。
まとめ
スチームクリーナーは車内のシートを中心に、しつこい汚れを落とすことができる便利なアイテムです。シート掃除には最適で、1台持っていると何かと役に立ってくれるでしょう。
ただし、本革シートには使えないことや、電源の確保が必要になるなど、デメリットもあります。
自分で洗浄するのが面倒だと感じる時は、プロに任せて洗浄してもらうことも検討してみましょう。
無理して自分でやる必要はありませんから、時間の節約のためにもプロに依頼するのもおすすめの方法です。