更新日:2019年06月5日
車のボディにシミや斑点汚れが付いてしまうことがあります。
見た目も悪くなり、車の塗装にもダメージを与えてしまうので厄介な汚れなのですが、どうやって落とせば良いのでしょう?
シミや斑点汚れを落とす方法について考えてみます。
車のボディに付く虫によるシミ
車を走らせていると、さまざまな虫がボディに接触することも珍しくありません。
普段あまり気にすることはないと思うのですが、実は虫もシミ汚れの原因になります。
虫がボディに接触することで、その死体がボディに残ってしまう形です。
この状態を放置しておくと、やがてシミとなり斑点のような汚れがボディにこびり付いてしまいます。
虫には酸性の成分が含まれていて、酸性がボディの塗装にダメージを与えるわけです。
つまり塗装が剥げることになり、放置すればするほど塗装は大きなダメージを受けてしまいます。
最悪の場合、完全に塗装が剥げてしまい、その部分だけ陥没したような状態になることもあります。
対策としてはこまめに拭き取るのが有効でしょう。
虫が車のボディに接触すること自体を防ぐのは難しいので、虫が付着したらなるべく早く拭き取ることを心がけるのがポイントです。
しつこいシミ汚れになってしまってから綺麗に落とすのは難しく、コンパウンドなどを使う方法もありますが、これだと塗装がさらに削られてしまう恐れがあります。
車のボディに付く鳥のフンもシミの原因に
鳥のフンも虫と同じく酸性のため、放置しておくと塗装が剥げる原因になります。
虫ほど付着する可能性は高くありませんが、完全に防ぐことも難しい汚れです。
走行中だけでなく、駐車中でも鳥がフンをしてしまう可能性はあるので、気付いたらフンがべったりとボディを汚しているなんてことがあります。
特に鳥のフンは酸性が強いため、ボディが受けるダメージも深刻になりがちです。
気付かないでいるとあっという間に斑点が残り、その部分だけ塗装が剥げていることになります。
やはり見つけたらすぐに洗車するなどして、フンを綺麗に取り除く必要があります。
虫の場合と同様に、コンパウンドで研磨して除去する方法もありますが、研磨というのは塗装を削っているようなものですから扱いには気を付けましょう。
自分で作業するのは時間もかかりますし、丁寧な作業となると手間もかかります。
車のボディに付いている茶色いシミは何?
特に白い車だとわかりやすいのですが、ボディに茶色のシミが付いていることがあります。
茶色というとサビをイメージする方が多いかと思いますが、その通り!
サビが原因となっていることがほとんどです。
鉄粉がボディに付着し、水分などで錆びることで茶色いシミができてしまいます。
鉄粉は空気中に漂っていることもありますが、車のブレーキパッドなどから出る場合もあります。
こうした鉄粉がボディに付着し、茶色いシミを作り出す仕組みです。
この他にも、油分を多く含む汚れや、花粉なども茶色のシミの原因になることがあり、原因は1つではありません。
いずれにしても見た目が悪くなりますので早急に対処したいところですが、水で洗い流すだけでは落としにくいのも特徴です。
コンパウンドや専用のクリーナーなどが必要なことが多く、綺麗にするのもとても面倒です。
車のボディに付いたシミ汚れの取り方は?
ではこうしたシミ汚れ・斑点汚れはどうやって取れば良いのでしょうか?
ここまででも触れたように、コンパウンドを使うのも1つの方法です。
コンパウンドは研磨剤が含まれているので、塗装の表面部分を削ることで汚れごと取り除くことが可能です。
ただし研磨するわけですから、車にもダメージを与えてしまうことや、しつこいシミ汚れはコンパウンドで落としきれないことがあるというのは抑えておきましょう。
もしコンパウンドで研磨しても汚れが取れなかった場合、無駄にボディを削ってしまっただけになってしまいます。
そもそもコンパウンドでボディを研磨するのは手間と時間がかかり、なかなか大変な作業です。
十分な時間が必要になりますので、忙しい方にだとすぐに作業できない可能性もあります。
そうなれば汚れを放置することになってしまい、さらにしつこくこびり付いてしまいます。
なるべく早く汚れを取ることも大事なので、自分で作業するのではなくプロに任せるのも良い方法です。
プロならスキルもありますし、専用のアイテムなどを活用して綺麗に汚れを落としてくれます。
まとめ
車のボディに付くシミや斑点といった汚れは、放置しておくと塗装に深刻なダメージを与えます。
愛車をなるべく傷つけないためにも、すばやく対処する必要がありますが、シミや斑点の原因は複数あり、自分で除去するのも大変な作業となります。
とはいえ放置しておくわけにはいきませんので、シミや斑点を見つけたらすぐにプロに相談することを検討してみましょう。
費用はかかりますが、プロの技術で綺麗に汚れを落としてくれます。
綺麗な状態で保つためにも、こまめにボディをチェックして必要なら業者に持っていって見てもらいましょう。