更新日:2019年03月8日
ガラスコーティングではどんな手順で施工するのでしょうか?
また、業者にガラスコーティングしてもらうと証明書をもらえますが、どういった時に必要になるのかを紹介していきます。
正しい手順や証明書の必要性を正しく理解しておきましょう。
ガラスコーティングの施工手順・方法について
車をガラスコーティングするためには、大まかに以下のような手順を踏んでいきます。
1.洗車
2.鉄粉除去
3.マスキング
4.下地処理
5.脱脂処理
6.コーティング
以上6つの手順で作業が進んでいく形です。
まず洗車をして車に付着した汚れを綺麗に落としていきます。
その後、洗車では落ちない鉄粉を粘土などを使って除去します。
車が十分に綺麗になったら、保護のためにマスキングを行い、ポリマーで傷を除去する下地処理が行われます。
さらに専用のクリーナーで塗装面の油脂汚れなどを落とし、最後にコーティング剤を使ってガラスコーティングを施していきます。
作業自体はここで終わりですが、実際にガラスコーティングが硬化するまでは1ヶ月ほどかかります。
そのためガラスコーティングの施工終了後、1ヶ月が経ってようやくその性能をフルに発揮してくれることになります。
車のガラスコーティングは手間も時間もかかる作業だと言えるでしょう。
ガラスコーティングの料金はどのくらい?
ガラスコーティングを業者にお願いした場合の料金は、業者によって違いますがおおよそ数万円から数十万円かかると言われています。
業者によっても額にかなりの差があるのがわかります。
たとえば数万円だとしても高いと感じる方も多いのではないでしょうか?
実際、カー用品店などでコーティング剤の値段を見てみると、数千円くらいで売られていることがほとんどです。
それを考えると自分でやった方が安上がりだと感じるかもしれません。
たしかにそれはそうなのですが、ガラスコーティングを施工するのは決して簡単なことではありません。
手順の項目でも見たように、ただコーティング剤を塗布すれば良いわけではなく、事前の準備も必要です。
プロによる技術に対してお金を支払っていると考えるようにしましょう。
ガラスコーティングに必要な物はコーティング剤だけではありません。
すべてを揃え、自分で完璧にコーティングするのは非常に難しいため、やはりプロに任せるのが安心です。
複数の業者に話を聞き、料金を比較すれば納得して施工をお願いできるようになります。
ガラスコーティングを施工した後は洗車をした方が良い?
ガラスコーティングをすることで車体の汚れを落としやすくなります。
ですが汚れそのものが付かなくなるわけではありません。
ですので定期的な洗車も必要になります。
ガラスコーティングが完全に硬化した後は、車の汚れ具合を見ながら洗車してあげるのが理想です。
目安としては1ヶ月に1度くらいで、汚れが目立つようなら水洗いをします。
ブラシを使ったり、シャンプーを使うとガラスコーティングにダメージを与えてしまうことがあるので注意しましょう。
基本的には水で洗うだけで汚れを落とせます。
それでも汚れが落ちない場合や、どうしてもシャンプーを使いたい場合などは、まずガラスコーティングを施工した業者に相談してみましょう。
どんなシャンプーを使えば良いのかアドバイスをくれたりもします。
また、業者が洗車をしてくれるならお願いするのも良い方法です。
ガラスコーティングの施工証明書とは?
業者にガラスコーティングを施工してもらった場合、施工証明書がもらえます。
間違いなくガラスコーティングを施工しましたということを証明する書類です。
また、業者によっては証明書としての役割だけでなく、保証書の役割を持っている場合もあります。
この書類は非常に重要なものなので、必ず大切に保管しておきましょう。
なぜ施工証明書が重要なのかというと、事故を起こした時などに役立つからです。
事故によって車を壊してしまった時、保険を使って修理することになります。
保険があれば修理代金を保険会社に支払ってもらえるわけですが、基本的にガラスコーティングの施工費用は含まれません。
つまり単純に保険を使うだけでは、ガラスコーティングを自腹で再度施工しなければならないのです。
そこで施工証明書が使われます。
施工証明書を提出すれば、ガラスコーティングしてあったことが証明でき、保険を使ってガラスコーティングも行えます。
自己負担する必要がなくなるため非常に便利です。
施工証明書は必ずもらい、紛失しないように保管しておきましょう。
保証期間を確認しておくことも大切です。
まとめ
ガラスコーティングの施工は事前準備も含めて手間のかかる手順になっています。
自分でやるのはなかなか大変なので、お金がかかってもプロにお願いすると確実です。
また、洗車も水洗いを基本とし、ガラスコーティングにダメージを与えないよう慎重に行いましょう。
施工が終わると施工証明書がもらえますが、保険で修理する時に役立ちますので必ず保管しておきます。
そうすれば事故の時でも安心で、保険を使ってガラスコーティングをやり直せます。