更新日:2020年07月22日
車好きの人はもちろん、あまり車に興味がないという人でも、自分が乗る車がいつまでもピカピカと輝いているのは嬉しいものですよね。
そんな人に人気なのが、近年主流になっている「カーコーティング」です。
カーコーティングにも「ポリマー加工」「ガラスコーティング」といった種類があります。
今回は、だれでも手が届きやすいポリマー加工の効果や料金を解説していきます。
目次
カーコーティングとは?
ポリマー加工は車の塗装を保護する「カーコーティング」の中のひとつです。
車を壁などの障害物に擦ってしまうと、塗装が削れることがありますよね。
実はただ車を走らせているだけでも、風に漂う砂や工場から出る鉄粉、雨に含まれた汚れなど、さまざまな影響を受けて、車の塗装はダメージを受けます。
車のボディの塗装は頑丈なものだと思われがちですが、それは間違いです。
なにも対処しなければ、刻一刻と車の輝きが失われていくのです。
カーコーティングを行うと、塗装の上に薄い被膜が形成されバリアとして働きます。
この被膜によりさまざまな外的要因からの傷も少なく済みます。
さらに、雨などの水滴汚れも落ちやすくなります。
また、コーティングをすることでボディの小さな傷もある程度埋められるため、新車のような輝きを取り戻せるのです。
カーコーティングをすれば、少ない手間で長い間車の輝きを維持できるようになります。
ポリマー加工とは
カーコーティングは、主に次の3種類が存在します。
- ・ワックス
・ポリマーコーティング
・ガラスコーティング
カーコーティングは、ボディを覆う被膜の材質によって種類が分けられており、その中のひとつがポリマー加工です。
ポリマーとは「合成樹脂・プラスチック」のことであり、フッ素やシリコンをボディの表面に塗布し、薄い被膜を作るのがポリマー加工なのです。
カーコーティングの中でも特に高い効果を発揮するガラスコーティングと比べると、ポリマー加工は被膜が柔らかく傷を防ぐ効果が劣りますが、昔ながらのワックスがけよりも高い効果があります。
ポリマー加工の効果の持続期間は?
これからポリマー加工をしようと考えている時に気になるのは、ポリマー加工の効果の持続期間でしょう。
主成分として何を使うか、施工者の技術力、車の使用環境などさまざまな要素によってポリマー加工の効果の持続期間は変わります。
一般的に、3カ月~1年程度の効果が持続するという声が多いようです。
また、ポリマー加工をしても月に1回ほどのメンテナンス(洗車など)を行わければ、本来の効果や持続性は発揮できません。
「カーコーティングをすれば、ノンメンテナンスでOK!」というわけではないので、注意してください。
ポリマー加工の料金は?
効果の高さのみを求めるならば、カーコーティングの中でもガラスコーティングを選択するべきです。
しかし、ガラスコーティングは車種によっても異なりますが、10万円以上の料金になるケースも珍しくありません。
「そこまでお金をかけようとは思わない…。」という方におすすめなのが、ポリマー加工です。
ポリマー加工も、車種によって料金は大きく異なりますが、1~5万円ほどが相場です。
このくらいの費用で、長期間新車の輝きを維持しやすくなると考えれば、「お得だ!」と感じる方が多いのではないでしょうか?
ポリマー加工するならDIY?専門店?
ポリマー加工と聞くと自分ではできないような印象かもしれませんが、実は市販のコーティング剤を購入しDIYで行うことも可能です。
市販のポリマーコーティング剤であれば、3,000円以下でも購入できます。
「それなら、自分でポリマー加工をしよう!」と考える方は多いでしょう。
確かに、専門店に依頼するよりもDIYのほうが圧倒的に安いコストで済みます。
しかし、専門店ではプロの熟練した技術がありますので、DIYとは施工の仕上がりに大きな違いが出ることがほとんどで、効果の持続期間にも差が出ることがあります。
一般的な専門店でのポリマー加工は、大きく「下地処理」「ポリマーの塗り込み」の2工程です。
下地処理では、洗車でボディの大まかな汚れや鉄粉を落とし、さらにポリッシャーなどを使い細かいところまで磨きます。
簡単に言えば、ボディをほとんど傷や汚れがない状態に整えるわけです。
こうしてキレイになったボディにコーティング剤を塗り込むからこそ、ツヤツヤな輝きを取り戻せます。
DIYでポリマー加工を行う場合も、「下地処理」「ポリマーの塗り込み」という手順が必要になります。
しかし、DIYだと使える工具や時間も限られ、専門店ほど入念な下地処理ができません。
専門店なら下地処理に1~2日ほどかけることも多いですが、DIYだと数十分から数時間程度で済ませてしまうことがほとんどでしょう。
下地処理を怠ってしまうと、せっかく購入した市販のコーティング剤も本来の効果を発揮しにくくなります。
時間があり、知識や技術もある方ならプロと同様の下地処理が可能かもしれませんが、そうでない場合は大きな差が出てしまいます。
その後のポリマー加工の仕上がりも雲泥の差となります。
完璧な美しい仕上がりを求める場合は、専門店での施工をおすすめします。
まとめ
愛車にポリマー加工を施せば、月に1回程度の洗車でも3カ月~1年ほどの間ボディの輝きを維持することが可能です。
DIYで行えば費用は1万円以下で収まりますが、道具をそろえたり、時間がかかったりと手間暇がかかります。
かといって、非常に効果の高いガラスコーティングを専門店で行うと10万円を超える料金がかかるケースも見られます。
ポリマー加工であれば、専門店でも1~5万円程度と比較的手軽な金額で済みます。
「DIYでのカーコーティングには自信がないけど、あまり高い費用もかけたくない。」とお悩みの方は、ぜひ専門店でのポリマー加工で愛車をキレイにしてみてはいかがでしょうか?
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