更新日:2019年01月31日
カーコーティングの中でも、ガラスコーティングを施工すれば、あなたの愛車は誰にでも自慢したくなるほどの極上のボディに仕上がります。
このガラスコーティングを長持ちさせるためにはメンテナンスは必須です。
「ガラスコーティングをしたからメンテナンスはしなくて大丈夫!」と思われるかもしれませんが、コーティングをした車でも日ごろのお手入れをしないとせっかく払った高いお金がムダになる可能性も・・・。
今回は、ガラスコーティングをした車のメンテナンス方法について説明します。
ガラスコーティングでもメンテナンスが必要?
新車を購入したときに、ディーラーや友人から「コーティングはしたほうがいい!」とすすめられ、なんとなく依頼をするという方も多いかもしれません。
コーティングについてそれほど知識がない方は、「コーティングをしてメンテナンスが不要になれば楽だな。」と考えがちですが、これは誤りです。
●ガラスコーティングとは?
ガラスコーティングは、新車の段階やボディの汚れや傷を取り除いた状態で塗装の上に薄いガラスと同じ成分のコーティング剤を塗布し、薄いガラスの被膜で覆うという施工方法です。
車の塗装は、目では確認できない空気中の砂や土、工場から出る鉄粉、雨に含まれる有害物質、紫外線などによって、傷つき、汚れ、色褪せていきます。
しかし、ガラスコーティングをすればこれらのダメージを、ガラスの被膜が受け止めてくれるため、本来の塗装部分はキレイな状態を保てるのです。
現在のカーコーティングの中では最も硬質のため、強度もありコーティングすることで自然なツヤや輝きも保つことができます。
●ガラスコーティングにメンテナンスが必要な理由
「硬いガラス質でコーティングするなら、メンテナンスは必要ないのでは?」と考える方は多いです。
確かにガラスコーティングをすれば、被膜の下の塗装はキレイな状態を保てます。
しかし、長期間メンテナンスをしないとコーティングのガラス部分は汚れ、劣化もしていきます。
車の塗装だけでなく、コーティングのガラス部分の汚れや劣化を防いで効果を長持ちさせるためにも、定期的なメンテナンスは必要なのです。
●メンテナンスが必要なら、ガラスコーティングの意味はない?
ガラスコーティングにメンテナンスが必要と聞くと、「メンテナンスが必要なら高いお金を払って、ガラスコーティングをする必要がないのでは?」と思う方は非常に多いです。
「塗装の保護」や「輝きの維持」という部分よりも、「メンテナンスの頻度」という部分を重視する方は特に、このように感じるかもしれません。
ガラスコーティングをすると、結果的にメンテナンスも楽になります。
コーティングをしていない車をキレイな状態に保つには、汚れや鉄粉がついたらすぐに洗車で落とさないといけません。
汚れや鉄粉の悪影響がすぐに塗装へと出るからです。
しかし、ガラスコーティングの場合は、汚れや鉄粉がつくのはガラスのコーティング部分であり、すぐに塗装に悪影響が出るわけではありません。
ガラスの被膜のおかげで水滴や汚れも落ちやすくなっているので、「メンテナンスは必要でも、手間は少なく済む」と考えると、ガラスコーティングをする意味は大いにあるでしょう。
ガラスコーティングをした車の2つのメンテナンス方法
コーティングを長持ちさせるためのおすすめのメンテナンス方法は2種類あります。
「セルフメンテナンス」と「専門店でのメンテナンス」です。
●セルフメンテナンス
セルフメンテナンスというのは、要するに自分で行う手洗い洗車のことです。
ガラスコーティングをして汚れがつきにくく落ちやすくなっているとはいっても、全く汚れないということではありません。
ガラスコーティングの場合は、普通に乗車して付着する汚れなら、1カ月に1回の洗車でよいという考え方もあります。
ただし、毎日乗る場合と週末だけ乗る場合では傷や汚れのつき具合も違うでしょう。
どの程度の頻度で乗るのかという点も考慮して、洗車を行う必要があります。
洗車は、基本的に水洗いのみでOKなので簡単です。
ですが、
「施工後初めて洗車するタイミング」
「洗剤の種類」
「洗車機の使用」
など、注意するべき点もあります。
当店でガラスコーティングをご依頼いただいた場合は、施工後にしっかりとセルフメンテナンスについてご説明しますので、安心してください。
もう少し詳しくセルフメンテナンスの注意事項を知りたいという場合は、こちらも参考にしてください。
●専門店でのメンテナンス
セルフメンテナンスだけでもある程度ガラスコーティングの美しさは保てますが、さらにおすすめなのが専門店でのメンテナンスです。
施工を行う専門店にもよりますが、年に1回のメンテナンスをおすすめするケースが多いです。
ガラスコーティングは水洗いだけでもある程度の汚れや付着物を落とせますが、セルフメンテナンスにも限界があります。
年に1回のメンテナンスを専門店で行い、プロによる手洗い、付着物の除去、メンテナンス剤によるツヤや光沢の復元といった作業を行うのです。
「1カ月に1回のセルフメンテナンス(洗車)+1年に1甲斐の専門店でのメンテナンス」という組み合わせで、ガラスコーティングをより長い期間維持できるようになります。
ガラスコーティングのメンテナンスにかかる料金は?
ガラスコーティングの料金は最初の施工だけでも高額です。
そのうえメンテナンスが必要となれば、メンテナンスにかかる料金も気になりますよね。
月に1回程度のセルフメンテナンス(洗車)は、水洗いでも問題ありません。
もし汚れが落ちない場合はガラスコーティングを傷めない専用のシャンプーが必要ですが、手頃な値段で販売されています。
気になるのは専門店のメンテナンスの料金です。
車種やメニューにもよりますが、1回1~3万円ほどと考えておくとよいでしょう。
年に一度のメンテナンスで1~3万円ほどの出費が必要なことに対して「費用対効果が良い!」と感じるのか「毎年1~3万円の出費はもったいない…。」と感じるかは、人によって異なりますが検討の余地はあると思います。
まとめ
意外に思われる方も多いですが、高価なガラスコーティングをしても、定期的なメンテナンスは必要です。
ガラスコーティングとは「メンテナンスをゼロにするためのコーティング」ではなく、「少ないメンテナンスで愛車の輝きを長く維持するためのコーティング」なのです。
ガラスコーティングのメンテナンスとしては、月に1回程度の「セルフメンテナンス」と年に一度の「専門店でのメンテナンス(1~3万円ほど)」を強くおすすめします。
今まさにガラスコーティングを検討している方は、最初の施工費用だけでなく、セルフメンテナンスにかかる費用も踏まえて、本当にガラスコーティングをするべきかどうか考えてみると良いでしょう。
最後に「車好き」という立場から、「高い初期費用・メンテナンス費用を払ってでも、一度試していただきたい!」と強く訴えたくなるほど、ガラスコーティングは最高のツヤ、メンテナンスの楽さに優れています。
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