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同乗者が車のシートに嘔吐！掃除のコツを紹介

更新日：2023年12月20日

子供が車内で嘔吐する、友人が酔っていて嘔吐したなどと、車内で嘔吐されると掃除が大変です。
においが残りやすいので、早めに掃除するなどの対処が必要でしょう。
適切に対処すれば、嘔吐部分を綺麗にできにおいが残りません。
この記事では、車内で嘔吐があった場合の掃除方法をご紹介します。

車に嘔吐された場合の対処方法

車の座席や床に嘔吐されれば、時間が経つと染み込み固まるので早めの対処が必要です。
早めに掃除するようにしますが、時間を置くとにおいが染み込んで取れません。

嘔吐後は、すぐに車を止めて嘔吐物を拭き取ります。
その後は十分に換気を行いましょう。

嘔吐した人は、さらに嘔吐するかもしれません。
袋を用意して嘔吐されてもいつでも対処できるように準備しておきます。

また水やお茶で口をゆすがせましょう。
口の中に残っている嘔吐物がなくなれば、気分が少し回復するでしょう。

嘔吐物を綺麗に掃除する方法

車内のシートの素材が布か革であるかで掃除方法が違います。

布製シートに嘔吐したとき

車内で布製シートに嘔吐したときは、以下の手順で嘔吐物を拭き取ります。

1、ティッシュペーパーで嘔吐物を拭き取る
2、除菌ティッシュやウェットティッシュでさらに拭く
3、消臭スプレーや除菌スプレーがあればスプレーする

このような手順で掃除するので、日頃から車に除菌ティッシュや消臭スプレーを常備しておいた方が良いです。

ただしこのような掃除方法は一時的な対処方法で、臭いやシミが残ります。
家に帰ったら本格的に掃除してください。
また掃除するときは感染予防のために、手袋とマスクを着用しましょう。

革製シートに嘔吐したとき

革製シートは次の手順で掃除します。

1、ティッシュペーパーで嘔吐物を拭き取る
2、固く絞った雑巾でさらに拭き取る
3、本革シート用のクリーナーで掃除する

雑巾で拭いてにおいがなくなっていれば、本革用のクリーナーで掃除します。
アルコールや重曹は革にシミを作るのでおすすめできません。
目地に嘔吐物が染み込んだときは、クリーナーを使用せずプロの業者に掃除を依頼した方が良いです。

においを消すための掃除方法

ティッシュで拭いても、布製シートだとにおいが残りやすいです。
シートは表皮と内側のスポンジで構成されており、表皮が布だと染み込んでいくので拭いてもにおいが残ります。

においをなくすには、表皮に染み込んだ嘔吐物を取り除かないといけません。
以下の道具を使用して、徹底的に掃除しましょう。

・バケツ
・ゴム手袋
・重曹
・お湯
・雑巾

最初にバケツにお湯を入れて、重曹を溶かします。
お湯3Lに対して重曹150gの割合です。

重曹を使った掃除の手順

手を汚さないように手袋を装着して、以下の手順で掃除します。

1、バケツの重曹水に雑巾を浸してゆるく絞る
2、シートの嘔吐した部分を拭き取る
3、違う雑巾を重曹水に浸してゆるく絞る
4、シートに押し付けるようにして雑巾で拭いて重曹水を染み込ませる
5、乾いた雑巾で染み込んだ部分を拭き取る
6、においが取れたか確認して1日乾燥させる

重曹水は汚れを分散させて洗浄してくれます。
脂肪酸を中和する作用があるので、脂肪分が含まれる嘔吐物に有効です。

重曹水はシートの奥まで染み込むようにさせ、その後しっかりと拭き取ります。
シートが濡れたままだとカビが発生するので、雑巾での乾拭きでは水分をすべて拭き取るようにします。
1日乾燥させてもシートににおいが残るようだと、再度重曹水を染み込ませて乾拭きしてください。

スチームクリーナーで掃除

100度の高温の水蒸気を出して汚れを取る掃除道具がスチームクリーナーです。
最近は市販のスチームクリーナーもあります。
高温の上記を嘔吐したシート部分に吹きかけるので、綺麗になるばかりではなく除菌効果もあります。
どの家庭にもある掃除用具ではないので、もしも家にあるならば試してみる価値はあるでしょう。
ハンディタイプだと車内に持ち込めて便利です。