更新日：2023年11月29日

車を購入するとガソリン代やオイル代、さらに車検費用や税金などといろいろとお金がかかります。

いざ車を保有してみても、気になるのは維持費でしょう。
運転するだけでガソリン代がかかるので、少しでも車の維持費は安くしたいものです。
この記事では車の維持費はいくらかかるか、そして節約はできるのか解説します。

車の維持費で発生するお金

車の維持費は主に以下の4つが発生します。

・税金
・保険料
・メンテナンス費用
・燃料費用

これらの費用は車を使う上では必須です。
もちろんアクセサリーや洗車を行えばその分のお金も発生しますが、ここでは必須の4つのお金について詳細に見てみましょう。

税金

税金として発生するのは自動車税と自動車重量税です。
毎年4月1日に車の保有者に対して課せられる税金であり、普通自動車は排気量によって税金額が違います。
軽自動車は排気量規制によって、一律10,800円です。

自動車重量税は車検で必要なお金であり、車両重量で費用が違います。
1年毎に発生する税金ですが、通常は車検時に発生分の税金を支払います。
軽自動車はどの車種でも同じ税金額ですが、13年目と18年目に税金額アップです。

また排気ガスが小さい車や燃費性能に優れた車は金額が軽減されます。

保険料

車の購入では自動車保険への加入が必要です。
保険に加入していれば事故や損害が発生したときに、保険会社が保険金で損害を保証してくれます。

自動車保険は自賠責保険と任意保険です。

自賠責保険は車の購入者全員が加入必須です。
他人への慰謝料や治療費は保険でカバーできますが、自分の怪我や他人の車に対しての補償はありません。

自賠責保険は保険でカバーできる範囲が最低限であるために、カバーできない範囲を補償してもらうには任意保険へ加入します。
任意保険は補償内容や運転歴や事故歴などで保険料は違います。

メンテナンス費用

メンテナンス費用は主に以下の2つです。

・車検費用
・消耗品交換費用

車検は新車購入では3年後、その後は2年毎に受けます。
ディーラーや整備工場、ガソリンスタンドなどで車検を受けられますが、どこで受けるかで費用は違います。
消耗品交換費用は、主にオイルとタイヤの費用です。
長く車に乗っていれば、タイミングベルトやライトなどその他のパーツの交換も必要です。

燃料費用

燃料費用は車種によって使う燃料が違い、ガソリン代、ディーゼル代、ハイオク代、電気代などがあります。
どのぐらいの頻度で運転するかによって燃料費用は変化し、ガソリンスタンドや電気も1年を通じてその都度料金が変化します。
また駐車場を使う方は駐車場代金、高速道路を使う方は高速料金が必要です。

車の年間維持費

車の年間維持費はカテゴリで違っており、およそ以下の金額です。

・軽自動車 : 約32万円
・小型自動車 : 約38万円
・普通自動車 : 約45万円

軽自動車と普通自動車では年間で13万円も違います。
維持費の安い軽自動車でも年間約32万円かかり、1ヶ月だとおよそ2.6万円の費用です。

車の維持費を節約する方法

今車を保有しているならば、維持費を節約する方法はいくつかあります。
それぞれの節約方法をご紹介します。

定期的にメンテナンスする

車は使っていけば汚れていき、オイルやタイヤも劣化します。
日頃メンテナンスせず放置すれば、やがて汚れや劣化が酷くなり、ある時車に不具合が発生し修理費が高くなります。
そのために日頃からメンテナンスを行いましょう。

最低でもオイルは規定のときに交換します。

またワイパーやエアコンフィルター、ブレーキパッドなども使って寿命が来たら取り替えましょう。
タイヤもすり減りタイヤマークが見えるぐらいになる前に取り替えたほうが良いです。
また洗車も定期的に行うようにして、汚れが目立ってきたら車を洗いましょう。

汚れは放置すれば塗装にダメージを与えて、洗車してもダメージが消えなくなり再塗装するとなれば費用が高いです。

古い車は買い替える

燃費の悪い古い車に乗っているならば、燃費の良い車に買い替えるのも1つの方法です。
最近では安い価格の電気自動車も登場し、ハイブリッドカーもあります。
そのようなガソリン車以外を買うのも、長い目で見れば維持費節約につながるでしょう。

燃費の良い運転を心がける

日ごろの運転の仕方を心がけるだけで燃費が下がります。

・発進時にアクセルを大きく踏まない
・適切なスピードで走る
・高速道路で飛ばさない
・ガソリンはこまめに補給する
・タイヤの空気圧は適正に保つ

道路では遅すぎず早すぎず走れば、アクセルを踏む回数を減らしてガソリン消費量を減らせます。
高速道路ではスピードを出すほど空気抵抗を受けてガソリンを使うので、時速80km前後で走るのが良いです。
ガソリンを積みすぎると重くて燃費を悪くするので、少しの量をこまめに補給するようにします。

まとめ

車を保有すると税金や車検、燃料費などとの費用がかかります。
これらの費用は車のカテゴリでも違ってきます。

ただどの車種でも車に乗る限りでは年間の維持費は必要であり、ガソリン代はもちろん税金や車検費用は支払わないといけません。
日頃から車を定期的にメンテナンスして、運転の仕方を心がければ維持費節約が可能です。